会長挨拶
第18回日本創傷外科学会総会・学術集会
会長 鳥山 和宏
名古屋市立大学形成外科 教授
会長 鳥山 和宏
名古屋市立大学形成外科 教授

本学会は2009年に、創傷外科領域を形成外科が主に担う分野であることを明示するために設立されました。設立当初は数百人規模でしたが、今や1700人を超える学会となっております。
今回のテーマは「創傷外科のパフォーマンスを上げる」です。日頃忙しい形成外科の仕事の中で、ややもするとうまくいかない方法を繰り返してしまう、あるいは新しい方法を試したいと思いながらも挑戦できないでいることがあります。現状を見つめ直すことによって、パフォーマンスを上げる新しいステージへと進んでいただきたいという願いで開催いたします。
皆様方の日頃の疑問や課題とともに、アイデアや工夫をご発表いただければ幸いです。
基礎分野では長濱宏治先生に、新しいマテリアルを用いた「細胞ゲル」による再生医療についてお話しいただきます。臨床分野では清川兼輔久留米名誉教授に、創内持続陰圧洗浄療法と局所陰圧閉鎖療法との組み合わせ治療についてお話しいただく予定です。
また、ロボット手術後に生じる臍部瘢痕については治療が非常に困難な課題です。全国アンケートの結果を踏まえ、外科医の先生方に新しい提案をしたいと考えております。
学会場は浜松のアクトシティです。新幹線も通っており交通の便が良く、うなぎや餃子、マリンスポーツやゴルフなどもお楽しみいただけます。
ぜひ浜松にお越しください。お待ちしております。