ご挨拶
 
 2024年(令和6年)10月13日(日)、14日(月・祝)の2日間、「第83回九州山口薬学大会」を鹿児島県において開催します。

 大会メインテーマは「燃ゆる想い ~地域医療の担い手として~」といたしました。

 超高齢化社会を迎え、医療・介護ニーズが増大する中、我々薬剤師には「地域医療の担い手」の一員として、薬局・医療機関等の関係機関と連携しつつ、その専門性を発揮し、患者に安全かつ有効な薬物療法を切れ目なく提供する役割を果たすことが求められています。 そのためには、特定の医療機関と薬局だけの連携体制では十分ではなく、地域における薬局と医療機関、介護事業者等との連携体制を構築し、地域で患者を支える体制が必要となります。中でも地域の薬剤師会と病院薬剤師会等による取組(薬薬連携の推進)は特に重要であると考えます。

 九州山口薬学大会は、薬局薬剤師と病院薬剤師が一堂に会し、様々なテーマについて共に議論できる貴重な機会であります。桜島のエネルギーが感じられる鹿児島の地で開催される本大会が、皆様と「燃ゆる想い」を熱く語り合う場となればと考え、この大会メインテーマといたしました。 熱く語り合うためには、直接顔を合わせ、お互いの想いを感じ合うことが大事だと考え、開催形式は現地開催のみとさせていただきました。大会の成功は皆様の参加と「燃ゆる想い」によって支えられます。ぜひ多数の皆様にご参加いただき、この伝統ある大会を盛り上げていただきたいと存じます。

 鹿児島県で本大会が開催されるのは実に18年ぶりです。当地鹿児島は美しい自然や豊富な温泉、個性ある歴史・伝統・文化など魅力あふれる観光地に加え、様々な食材を生かした郷土料理に芋焼酎など「食」の魅力にも満ち溢れています。会場となる「かごしま県民交流センター」は、2020年に御楼門が復元された鶴丸城跡などの史跡や繁華街「天文館」にも近く、大会の合間に観光も楽しんでいただけるものと存じます。鹿児島の大会に参加して良かった、楽しかったと言ってもらえるように実行委員会一丸となって準備を進めてまいります。

 多数の皆様方のご参加を心よりお待ちしております。
第83回九州山口薬学大会  
大会実行委員会 実行委員長  小田原 一弘  
(公益社団法人 鹿児島県薬剤師会 会長