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会長挨拶
  第63回日本眼感染症学会
会 長 堀 裕一
(東邦大学医学部眼科学講座)
 このたび、第63回日本眼感染症学会の会長を拝命いたしました、東邦大学医学部眼科学講座の堀 裕一です。歴史ある本学会を主催する機会をいただき、大変光栄に存じますとともに、その責任の重さを感じております。これまで本学会を発展させてこられた諸先輩方、理事、評議員ならびに学会員の皆様に、心より御礼申し上げます。

 第63回日本眼感染症学会は、2027年7月9日(金)から11日(日)まで、福岡国際会議場において開催いたします。今回は、日本眼炎症学会、日本眼科アレルギー学会、日本涙道・涙液学会との4学会合同開催となり、「眼炎症Week2027(Ocular Inflammation Week 2027)」として開催されます。

 眼感染症、眼炎症、アレルギー、涙道・涙液の各領域は、それぞれ独自の専門性を持ちながらも、日常診療において互いに深く関わっています。4学会が一堂に会し、それぞれの専門領域から知識や経験を持ち寄ることによって、普段とは異なる視点から病態を捉え、新しい診断や治療へのヒントを得ることができるのではないかと期待しています。学会の垣根を越えた交流も、この合同開催ならではの大きな魅力です。

 さらに今回は、International Ocular Inflammation Society 2027(IOIS2027)が同じ福岡国際会議場で開催されます。IOISの日本開催は1994年以来、実に33年ぶりとなります。 国内外の眼炎症・眼感染症領域をリードする研究者が福岡に集まり、世界の最新の研究成果に触れるとともに、海外の先生方と直接交流できるまたとない機会です。特に若い先生方には、ぜひ積極的に国際交流の輪に加わっていただきたいと思います。

 眼感染症診療は、病原微生物の多様化、薬剤耐性、新しい診断技術や治療法の登場などにより、絶えず変化しています。一方で、塗抹検鏡をはじめとする基本的な診断技術や、臨床所見から病原体を推測する力など、時代が変わっても大切にすべきものがあります。

 本学会では、最新の研究成果を共有するとともに、眼感染症学会ならではの実践的な企画として、例年ご好評をいただいている「塗抹検鏡スキルトランスファー」や「ICD講習会」も引き続き開催する予定です。 若手の先生方から経験豊富な先生方まで、明日からの診療に役立つ知識と技術を持ち帰っていただける学会にしたいと考えています。

 7月の福岡は、文字どおり“熱い”季節です。眼炎症Week2027では、その暑さに負けないほどの熱い学術討論が繰り広げられることを期待しています。そして講演会場だけでなく、4学会の垣根を越え、さらに国境を越えて、多くの皆様が語り合い、新たな交流や共同研究が生まれる場になれば、これほど嬉しいことはありません。

 多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。