第39回日本呼吸器外科学会学術集会

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会長挨拶

池田 徳彦
第39回日本呼吸器外科学会学術集会
会長 池田 徳彦
東京医科大学 呼吸器・甲状腺外科学分野 主任教授

日本呼吸器外科学会会員の皆様におかれましては、昨年来、新型コロナウイルスの影響で診療、研究、教育で苦労されたこともあったかと拝察いたします。
困難な状況ではありましたが、本学会でも第37回、38回学術集会は遠藤、永安両会長はじめ、皆様方のご努力により立派に開催されましたことに敬意を表します。
この精神を模範とし、第39回日本呼吸器外科学会学術集会を2022年5月20日(金曜)、21日(土曜)にグランドニッコー東京 台場で開催させていただきます。
近年、呼吸器外科領域では胸腔鏡手術の施行率や用途も拡大し、ロボット支援手術も保険収載されました。機器や通信環境の進歩により遠隔手術の開始も視野に入って参りました。早期肺癌に対する縮小手術の治療成績を示す大規模臨床試験の結果も我が国から発信され、世界の注目を浴びております。
免疫チェックポイント阻害剤や分子標的治療薬を用いた周術期治療も数多くの臨床試験が施行され、有望な結果が得られております。基礎医学、工学との連携が結実し高速で臨床に導入されることを日常強く感じており、本大会のテーマ「新たな境地に向けて」も自然に頭に浮かびました。現在は学ぶべき内容も多岐にわたり、極めて重要な知識や技術が得られる恵まれた状況です。呼吸器外科の中で興味を持たれている領域とともに総合力を修得され、一段上の「新たな境地」に到達されることを祈念しております。
注目すべき内容や討議しておくべき事項を可能な限りプログラムに網羅しました。加えて、私自身が普遍的と重視する内容と近い将来の主流になると信じる内容を厳選し、尊敬する第一人者の先生方に存分に講演していただく企画を設定いたしました。
第39回日本呼吸器外科学会学術集会が先生方にとりまして、自ら発信し、多くを吸収する機会となります様、教室員一同努力する所存です。
皆様のさらなるご活躍をお祈りし、会場やweb上でお会いできることを楽しみにしております。

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