第10回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 〜知の開花・知の開放 JOSKAS 10年〜

会長挨拶

JOSKAS 2018 会長
東京医科歯科大学 名誉教授 宗田 大
宗田 大

JOSKAS 2018 第10回 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 開催にあたり

第10回JOSKAS日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会を東京医科歯科大学が担当させていただきます。2018年6月14日木曜―16日土曜日、福岡国際会議場にて第10回という節目の学会を実りあるものとするべく、プログラムを組みました。10年目のJOSKASの会長を務めさせていただけることは誠に光栄であり、現役最後の学会として全力でやりとげる気持ちです。

関節鏡は東京逓信病院の渡辺正毅先生が実用化し、”Father of Arthroscopy”として世界にその功績が知られています。関節鏡を基に運動器疾患の診断・治療は飛躍的に進歩発展し、同時に急速に国際化されていきました。その流れを開発国である日本で引き継ぎ展開させている学会がこのJOSKASです。関節鏡によって開かれた国際化は現在ISAKOS(国際関節鏡膝整形外科スポーツ医学会)として集結し、2年ごとの学会には毎回多数の参加者を得ています。関節鏡を用いた治療を中心として発展してきた日本の運動器外科医学を世界に発信する学会としてJOSKASは自覚を高め、国際化を実現していく必要があります。

意義のある国際化のためには、垣根のない本音を議論しあうことが大切です。今回欧米、アジア、オセアニアから膝、肩、股、足関節の20名程度の著明な先生をお呼びしました。この度JOSKASの事業としてISAKOSとの連携を深めるためにISAKOSのPresidentであるアメリカのMarc Safran先生とVice Presidentの南アフリカWillem Mare van der Merwe先生をお呼びしています(予定)。膝ばかりでなく、肩、足、股関節鏡の国際的な議論が展開されることを期待しています。

さて本会を福岡で開催するに当たり、御茶ノ水にある東京医科歯科大学との繋がりを求めました。そこで浮かんだのが「梅」です。福岡の太宰府天満宮の飛び梅伝説は学問の神菅原道真を祭る天神=知のつながりを連想させます。梅は湯島の白梅で有名な湯島天神のシンボルであり、東京医科歯科大学のシンボルマークでもあります。

そこで本会のテーマを「知の開花・知の解放 JOSKAS10年」としました。

関節鏡によって開花した運動器外科学の発展を、国際的に解放=発信する会としてJOSKASが今後ますます発展していくことを願ってやみません。学会は参加される先生方が創り上げる会です。積極的に参加することによって解放感と充実感を得られると思います。言葉の垣根を越えて熱く繰り広げられる議論の展開を実現しましょう。

会期:2018年6月14日(木)~16日(土) 会場:福岡国際会議場 会長:宗田 大(東京医科歯科大学 名誉教授)

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