第33回日本癌病態治療研究会
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当番世話人挨拶
 
 
第33回日本癌病態治療研究会
当番世話人  馬場 秀夫
熊本大学病院 病院長、熊本大学消化器外科学 教授
 この度、第33回日本癌病態治療研究会を2024年5月16日(木)~17日(金)に佐賀県唐津市で開催させていただくことになりました。大変光栄なことと存じ、このような機会を与えていただきました松原 久裕理事長をはじめ関係各位の皆様方に心より感謝申し上げます。

 本研究会は、千葉大学 名誉教授 磯野可一先生方を中心に立ち上げられ、癌の病態や治療法に関する研究を行い、その病態に応じた治療法の確立を目指し発展してきた歴史と伝統のある研究会です。

 さて、今回の研究会のテーマは「癌病態の核心に迫る」とさせていただきました。これまで癌病態研究は、癌細胞、腫瘍微小環境、宿主免疫などの生物学的特徴を一歩一歩着実に解明し進んでまいりました。近年、ゲノム診断・治療、免疫療法、AI/ロボット技術、ビッグデータ解析など新たな分野の急速な開発と進歩により、癌の研究・臨床に対するアプローチは大きく変容を遂げつつあります。このようなイノベーションを活かして、癌の発生メカニズムや転移機構の解明、耐性の獲得など様々な因子が複雑に絡み合う癌病態の核心に迫り、次世代に繋がる新たな研究・治療を生み出す場にできればと願っております。

 今回、開催させていただく唐津市は、玄界灘に面し日本3大松原である虹ノ松原、唐津くんち、唐津焼、イカの活きつくり、等で有名な佐賀県北部の城下町です。新型コロナウイルス感染症も第5類へと移行し、社会生活だけでなく学会活動もこれまでの日常を取り戻しつつあります。ぜひ皆様には会場に足をお運び頂き、初夏の虹の松原と唐津湾を眺めながら、熱い議論を交わしていただければ幸いです。
多くの先生方とお目にかかれることを教室員一同心より楽しみにしております。
2023年5月吉日
 
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