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第18回肝臓内視鏡外科研究会
会長 吉住 朋晴
(九州大学大学院 消化器・総合外科 教授)
このたび、第18回肝臓内視鏡外科研究会の会長を仰せつかり、大変光栄に存じます。本研究会は2006年に金子弘真先生と若林剛先生が設立され、世界の低侵襲肝切除を牽引してきました。本邦では2010年に腹腔鏡下肝部分切除および外側区域切除術、2016年に亜区域切除以上の腹腔鏡肝切除、2022年にはロボット支援肝切除が保険収載されました。ロボット支援肝切除に関しては多くの施設で導入が進められ、症例が蓄積されてきています。同時に様々なメリットおよび克服すべき課題が出てきている状況ではないかと思います。また、低侵襲肝切除の長期成績も同様に明らかになりつつあります。さらに2022年には外側区域グラフトに対する腹腔鏡下移植用部分肝採取術も保険適用となり、低侵襲肝切除術の恩恵が実臨床に広く浸透してきていると感じております。本研究会ではロボット支援肝切除を中心とした低侵襲肝切除の適応や技術的課題、そして低侵襲肝切除の長期成績について活発な議論が行われることを期待しております。
第18回肝臓内視鏡外科研究会は2024年11月20日(水)に第86回日本臨床外科学会学術集会の前日、ライトキューブ宇都宮を会場として開催致します。第16回膵臓内視鏡外科研究会を主催する奈良県立医科大学消化器・総合外科の庄 雅之先生とともに、自転車のまち宇都宮で多くの皆様のご参加をお待ちしております。
第16回膵臓内視鏡外科研究会
当番世話人 庄 雅之
(奈良県立医科大学消化器・総合外科 教授)
この度、第16回膵臓内視鏡外科研究会を担当させていただくこととなりました。中村雅史会長はじめ会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、日本内視鏡外科学会アンケート集計結果からも明らかな様に、膵臓疾患に対する内視鏡下手術は年々急速に増加しています。特に膵癌に対する症例数の増加が顕著です。最難治癌といわれる膵癌に対して、低侵襲手術をどこまで適応とするか、手術手技として如何に改善していくか、教育はどのようにするか、など多くの課題が私たちの目の前にあります。また、保険収載に伴いロボット支援下手術も急速に拡大しつつあり、我が国においても膵疾患に対する黎明期にあるかと思います。患者さんにとっての益を第一に、私たち外科医にも不断の努力を求められている状況かと存じます。研究会らしく、皆様とともに膵臓低侵襲手術の現状と未来を大いに自由に語り合えればと思います。また、今回新たに韓国のThe Korean Study Group on Minimally Invasive Pancreatic Surgery(KMIPS)からも旧知のChangMoo Kang教授らをお招きして、今後の両研究会間での共同研究等についても討論する予定です。
今年も日本臨床外科学会の開催前日に宇都宮で、肝臓内視鏡外科研究会(当番世話人:九州大学吉住朋晴先生)との合同開催となります。参加していただく皆様にとって、少しでも実り多い研究会となるように精一杯準備を進めて参ります。どうぞ多数の演題登録、ご参加をお待ちしております。何卒宜しくお願い申し上げます。