第23回日本臨床腫瘍学会学術集会（JSMO2026 - 2026 the Japanese Society of Medical Oncology Annual Meeting）

会長企画シンポジウム

Asian Oncology- Genitourinary cancer

3月26日（木）10:30 ～ 11:50
第1会場（パシフィコ横浜ノース G3＋G4）

セッション詳細

ESMO2025では、EV+pembrolizumabによる術前化学療法の有効性を検証したEV-303試験の結果、ならびに術後ctDNAの有無に基づいて術後療法の効果をランダム化比較したIMvigor011試験の結果が発表される予定である。今回、両試験のPIであるPowles先生を迎え、これらの結果の解釈と、それが尿路上皮がん周術期治療にもたらすパラダイムシフトについて議論できるのは非常に意義深い。さらに、アジア各国の標準治療の現状、アジアで頻度の高い上部尿路上皮がんに関するエビデンス、MONSTAR SCREEN3の進捗についてそれぞれ発表を行う。その上で、アジア発の尿路上皮がん周術期治療における新たなエビデンスをいかに創出していくかについて、包括的に議論する場とする。

司会	三浦　裕司	がん研有明病院
司会	菊地　栄次	聖マリアンナ医科大学　泌尿器科

Paradigm shift of Perioperative treatment of urothelial cancer

演者	Thomas Powles	Bart’s Cancer Institute, Queen Mary University of London

アジアにおける標準治療の状況ーUromigos scoreの結果からー　Uromigos Score in Asian countries

演者	北村　寛	富山大学 学術研究部医学系 腎泌尿器科学

アジアからのエビデンス創出
上部尿路上皮がんに対する周術期治療の開発の行方

演者	畠山　真吾	弘前大学

アジアからのエビデンス創出
尿路上皮がんにおける、ctDNAを用いた周術期MRD研究 -MONSTAR SCREEN3より-

演者	加藤　大悟	大阪大学

アジアからのエビデンス創出やガイドライン作成するには何が必要か？

演者	Ravindran Kanesvaran	National Cancer Centre Singapore

会長企画シンポジウム

Asian Oncology – Lung cancer

3月26日（木）08:30 ～ 10:30
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

数あるがん種のなかでも、飛躍的な進歩を遂げている肺癌治療について、アジアが果たしてきた役割と、今後は期待される役割について議論する

司会	後藤　悌	国立がん研究センター中央病院
司会	Tony Mok	Department of Clinical Oncology Chinese University of Hong Kong

演者	林　秀敏	近畿大学医学部内科学腫瘍内科
演者	James Chih-Hsin Yang	National Taiwan University Cancer Center Hospital
演者	Byoung Chul Cho	Yonsei University
演者	Zhang Li	Sun Yat-sen University Cancer Center
演者	Tony Mok	Department of Clinical Oncology Chinese University of Hong Kong
演者	後藤　悌	国立がん研究センター中央病院

会長企画シンポジウム

アジアにおける新薬早期開発：Next genration early phase 1 drug development from Asia -That’s defining moment-

3月26日（木）14:00 ～ 16:00
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

「健康・医療戦略推進法」および「アジア健康構想に向けた基本方針改定に基づき、医薬品、医療機器及び再生医療等製品に関して、アジア諸国における薬事承認・安全規制が一層、効果的、合理的なものとなるよう調和推進が重要な位置付けを占める中、アジアにおけるがん新薬早期開発（Phase 1）に特化した学術集会長企画として、アジアにおける潜在的なドラッグロス・ドラッグラグ懸念や日常的に直面している課題に対して、多岐多様に変遷する今後のがん新薬早期開発（Phase 1）に対してアジア各国の新薬早期開発施設が抱える問題点やインフラ課題、そして各国Phase 1実施機関の取り組みを紹介し、アジアからの次世代の新薬開発に向けて今後成すべき事や最新の取り組みを議論するセッション企画を立案した。

司会	清水　俊雄	関西医科大学附属病院 新薬開発科
司会	Tira J. Tan	National Cancer Center Singapre

New platform as a facility to attract clinical trials from overseas - Collaboration with US facility -

演者	土井　俊彦	国立がん研究センター東病院

Novel venture platform across US and Asia increases global access to new agents and anticancer therapies

演者	清水　俊雄	関西医科大学附属病院 新薬開発科

Improving precision and implementation of cutting edged biomarkers into early phase trials in Asia

演者	Tira J. Tan	National Cancer Center Singapre

Phase 1 trials and translational research in Hong Kong SAR (TBD)

演者	Aya El Helali	Department of Clinical Oncology, The University of Hong Kong, SAR, China

Phase 1 trials and translational research in Malaysia　(TBD)

演者	Pei Jye Voon	Universiti Malaysia Sarawak, Malaysia

Future early phase 1 trials and translational research - NCC Japan's initiatives and perspectives -

演者	勝屋　友幾	国立がん研究センター中央病院　先端医療科

会長企画シンポジウム

希少がんや希少フラクションの医薬品開発～戦略・デザイン・金・ゴール～

3月26日（木）16:05 ～ 17:35
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

セッション詳細

希少がん・希少フラクションなどを含む患者数の少ない集団では、開発や戦略の困難さ・事業計画の予見可能性・市場性の観点など様々な要因でハードルがある。各国では課題を解消し促進する策として医薬品の開発は希少疾病医薬品指定の枠組みがある。我が国では、希少疾病等に用いる医薬品について海外においてのみ検証的な臨床試験が実施されている場合における日本人データに係る基本的考え方について(2025年10月23日厚生労働省医薬局審査管理課）を発出したり、希少疾病医薬品指定数の国内外の差異も検討され、開発促進に向けて希少疾病医薬品指定の考え方も変化しつつあると思われる。ドラッグラグ・ロスにおいても要因は多々あるが、希少疾病など事業性・収益性の乏しい医薬品はラグ・ロスに陥りやすいとも思われる。また、我が国の投資力・経済力・薬価を含む医療費に関する考え方・結果的な国民負担なども希少疾病医薬品の開発環境には影響するものである。どのように今後の運用や方向性の策定をすることで、バランスの取れた希少疾病指定医薬品の開発を促進して、医薬品開発力・科学性・先進性において世界をリードしていけるのかを議論したい。

司会	米盛　勧	国立がん研究センター中央病院
司会	紀平　哲也	厚生労働省 医薬局 医薬品審査管理課長

希少疾病医薬品開発の課題と促進～アカデミアの立場から言いたいこと～

演者	瀬戸　貴司	株式会社 Precision Medicine Asia

希少疾病医薬品開発の課題と促進～企業の立場から言いたいこと～

演者	水井　啓広	中外製薬株式会社 臨床開発本部

希少疾病医薬品開発の課題と促進～PMDAの立場から言いたいこと～

演者	邉田　桃子	独立行政法人医薬品医療機器総合機構

希少疾病医薬品開発の課題と促進～投資の立場から言いたいこと～

演者	長谷川　宏之	三菱UFJキャピタル

ディスカッサント1	井口　豊崇	独立行政法人　医薬品医療機器総合機構　新薬審査第五部

会長企画シンポジウム

がん薬物療法専門医試験：合格者と審査委員が語るコツ～常在戦場、私には私の勝ち方がある～

3月27日（金）08:20 ～ 09:50
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

がん薬物療法専門医試験は難しい、範囲が広くて勉強が大変、という意見を聞くことが多い。専門医審査においては、受持患者病歴要約に重要なポイントが記載されておらず大きな減点を受けるレポートも散見される。本セッションでは、実際の合格者より、がん薬物療法専門医試験（CBT）や面接の受験経験談を講演し、さらには専門医審査部会委員より、①CBT試験ではどのようなことが問われるか？出題範囲は？②病歴要約ではどの様な点に注意が必要か？減点ポイントは？③模擬（仮想）面接試験を通して、面接で問われるポイントや、合否に際して議論となるポイントについて解説を行う。これまでがん薬物療法専門医像や制度に焦点をあてたシンポジウムは開催されてきたが、知る限りでは専門医試験そのものに焦点をあてたセッションは開催されていない。本企画が、がん薬物療法専門医を目指す医師や指導医の一助になれば幸いである。

司会	林　秀敏	近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門
司会	野口　瑛美	PMDA/国立がん研究センター中央病院

がん薬物療法専門医試験概要説明

演者	田村　研治	島根大学医学部附属病院 先端がん治療センター/腫瘍内科

がん薬物療法専門医試験合格体験談（CBT試験）

演者	専門医試験合格者

がん薬物療法専門医試験合格体験談（症例報告書）

演者	専門医試験合格者

がん薬物療法専門医模擬面接

面接官	藤原　豊	愛知県がんセンター呼吸器内科部

がん薬物療法専門医模擬面接 炎上編

模擬受験者	國政　啓	大阪国際がんセンター

がん薬物療法専門医模擬面接 模範編

模擬受験者	三輪　啓介	久留米大学病院 がん集学治療センター

ディスカッサント	金　容壱	淀川キリスト教病院 腫瘍内科
ディスカッサント	柏田　知美	佐賀県医療センター好生館 臨床腫瘍科（腫瘍内科）
ディスカッサント	関根　郁夫	筑波大学医学医療系臨床腫瘍学

会長企画シンポジウム

Asian Education: What makes a world leading medical oncologist and institution？

3月27日（金）09:50 ～ 11:50
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

持続的に世界のがん診療や研究のトップグループを走るために、どのように優秀な若手の受け入れをして診療や研究をドライブしているのか、そして今後より良くするために各施設なにができるのかを議論する.シンポジウムでは、中心施設のエキスパート医師、留学が終わっている医師、これから留学する医師も含め議論する。（Established expert, immediate after abroad training, upcomingと様々なステージ、所属施設の違いの多様性もいれたスピーカー構成）
発表や議論の内容：
・どのように国内外からの若手をリクルートしているのか。
・有望な若手をリクルートするために必要なことはなにか。
・若手研究者をどのように成長させているか。
・国内外留学生の受け入れやそこから生まれた研究の紹介。
・留学後のその後のかかわり方の例等

司会	田村　研治	島根大学医学部附属病院 先端がん治療センター/腫瘍内科
司会	Fabrice André	Gustave Roussy

イントロダクション

演者	田村　研治	島根大学医学部附属病院 先端がん治療センター/腫瘍内科

How to establish world leading oncology institution; my thought and perspective from representative expert at exellent instituon.

演者	Fabrice André	Gustave Roussy

Why do many apprentices become world leading maestros from the training at DFCI?

演者	Erica Mayers	Dana-Farber Cancer Institute

Way to world scale medical oncologist on stage: step by step ater translational research training

演者	小野　麻紀子	公益財団法人がん研究会有明病院 総合腫瘍科

My plan and challenge for medical oncology in Thailand; Stage at immeidiate after international traing

演者	Thanachai Sanlung	Khon Kaen Univiersity

What is a sparkle experience and idea for oncologist activity from EORTC training to University hospital

演者	高橋　侑子	岡山大学病院

What is my strong point and activity as community medical onocolgist after international training?

演者	Quy Pham Nguyen	京都民医連中央病院

Expectation and ambition to upcoming international training chance in future

演者	Hyehyun Jeong	Asan medical center

会長企画シンポジウム

Asian Oncology –Breast cancer Breast cancer clinical development of Asian, by Asian, for Asian-We will make definitive moment

3月27日（金）08:20 ～ 10:20
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

司会	Sung-Bae Kim	Department of Oncology, Asan Medical Center, University of Ulsan College of Medicine
司会	米盛　勧	国立がん研究センター中央病院

Asian collaboartion from Pathway to ATLAS

演者	米盛　勧	国立がん研究センター中央病院

Focus on clinical development in breast cancer by Taiwan

演者	Yen-Shen Lu	National Taiwan University Hospital

Focus on clinical development in breast cancer by Singapore

演者	Yoon Sim Yap	National Cancer Centre Singapore

Focus on clinical development in breast cancer by KCSG

演者	Seock-Ah Im	Seoul National University

How to express Asian potential of clinical development in breast cancer to world

演者	鶴谷　純司	昭和医科大学先端がん治療研究所

会長企画シンポジウム

Asian Oncology – Upper GI cancer

3月28日（土）08:20 ～ 10:20
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

消化器がん治療について、アジアが果たしてきた役割と、今後、日本、アジアに期待されるエビデンスの創出、役割について議論する

司会	室　圭	愛知県がんセンター
司会	Sun Young Rha	Yonsei University College of Medicine

アジアにおける上部消化管癌治療　開発と実地臨床 overview

演者	室　圭	愛知県がんセンター

胃癌薬物療法とbiologyのup date

演者	Raghav Sundar	Yale University School of Medicine and Yale Cancer Center

胃癌治療－韓国による開発の成果と実地臨床

演者	Sun Young Rha	Yonsei University College of Medicine

胃癌治療－中国による開発の成果と実地臨床

演者	Changsong Qi	Department of Early Drug Development Centre, Peking University Cancer Hospital & Institute

食道癌／胃癌治療－台湾の開発状況と実地臨床

演者	Ming-Huang Chen	Taipei Veterans General Hospital

胃癌治療－日本による開発の成果と実地臨床

演者	川上　尚人	東北大学大学院医学系研究科臨床腫瘍学分野

会長企画シンポジウム

＜新専門医制度承認記念企画＞ がん薬物療法専門医ー現状と未来

3月28日（土）08:20 ～ 09:50
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

シンポジウム

消化管がんにおける、革新的治療の可能性

3月27日（金）08:20 ～ 09:50
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

分子標的治療、免疫チェックポイント阻害剤が登場し、消化器癌の薬物療法は進歩したが、以前として転移を伴う消化器癌の予後は不良で、治癒は殆ど期待できない。この状況を打破するには革新的な治療法の開発が必要不可欠である。従来の薬物療法の選択肢も、殺細胞性がん剤、モノクローナル抗体（分子標的、免疫療法）のみならず、ADCは診療に定着し、Bispecificのデータも臨床試験で散見されている。さらに、CAR-Tやワクチンなどこれまでの枠組みを越えた治療法が消化器がん領域でも試みられるに至っている。さらには再生医療など分野の垣根を越えた治療法の導入にも期待される。本セッションではそれぞれの分野のエキスパートから最新の知見を紹介頂き、将来の薬物療法を展望する。

司会	中山　厳馬	国立がん研究センター 東病院
司会	Raghav Sundar	Yale University School of Medicine and Yale Cancer Center

消化管がんにおける標準治療の変化

演者	砂川　優	聖マリアンナ大学

Molecular targeted agents (mAb, ADC, bispecific)

演者	Raghav Sundar	Yale University School of Medicine and Yale Cancer Center

CAR-T therapy

演者	Changsong Qi	Department of Early Drug Development Centre, Peking University Cancer Hospital & Institute

ｍRNAワクチンによる癌治療

演者	小金丸　茂博	国立がん研究センター 東病院

シンポジウム

上部消化管がん化学療法のベストシークエンスを探る

3月27日（金）10:20 ～ 11:50
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

胃がんに対する新薬が承認され治療の選択肢が増えた一方でそれらの薬剤をどのように患者に使用するのかについて、特にベストシークエンスは何かということに関しては臨床現場におけるクリニカルクエスチョンである。胃癌診療に造詣の深い演者の講演とそれに引き続くディスカッションを通じて、現時点での胃がん診療のベストシークエンスは何かについて理解を深める。

司会	室　圭	愛知県がんセンター
司会	高張　大亮	群馬大学医学部　腫瘍内科

Zolbetuximabを使用した際のベストシークエンス

演者	庄司　広和	国立がん研究センター中央病院

Ramucirumabを活かすためのベストシークエンス

演者	Sun Young Rha	Yonsei University College of Medicine

ICIを活かすためのベストシークエンス

演者	川上　尚人	東北大学大学院医学系研究科臨床腫瘍学分野

The Best Sequence in Gastric Cancer Treatment

演者	Sylvie Lorenzen	Technische Universität München

肝胆膵部会

シンポジウム

進行HCC 薬物療法　update

3月28日（土）10:30 ～ 12:00
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

HCCにおいて既存のTKIに対して有意な延命効果を示したICIのレジメンが３種類存在する。それぞれの優劣についてはRCTで評価されているわけではなく日常診療の現場では３種類の選択肢が存在することになる。さらに血管新生阻害作用を有するTKIも複数使用可能であり、臨床現場では、様々な治療が行われている。本セッションではこの領域のエキスパートに集まっていただき、日常診療での使い分けについて、有効性・有害事象・QOL/経済毒性の観点から議論し、明日からの臨床現場に資する場としたい。

司会	森実　千種	国立がん研究センター中央病院
司会	今岡　大	国立がん研究センター東病院

基調講演	池田　公史	国立がん研究センター東病院
基調講演	Changhoon Yoo	Department of Oncology, Asan Medical Center, University of Ulsan College of Medicine

ディスカッサント	池田　公史	国立がん研究センター東病院
ディスカッサント	Changhoon Yoo	Department of Oncology, Asan Medical Center, University of Ulsan College of Medicine
ディスカッサント	波多野　悦朗	京都大学
ディスカッサント	小笠原　定久	千葉大学大学院医学研究院　消化器内科学

シンポジウム

胆道癌薬物療法の現状と今後の展望

3月28日（土）14:30 ～ 16:00
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

進行胆道癌に対する治療は近年各分野で進歩が見られ、選択肢が増えている。ゲノム医療・免疫療法・局所療法それぞれに今後さらに発展し日常診療を変えていく可能性があり、それぞれの治療戦略の最新の開発状況を共有し、今後の治療開発の方向性・動向を共有したい。

司会	上野　誠	神奈川県立がんセンター
司会	井岡　達也	山口大学医学部附属病院

Overview

演者	Robin Kate Kelley	Department of Medicine, Division of Hematology/Oncology, UCSF Helen Diller Family Comprehensive Cancer Center, San Francisco, CA, USA

胆道癌の免疫複合療法

演者	池澤　賢治	関西労災病院消化器内科

胆道癌局所療法の新展開

演者	岡野　尚弘	杏林大学医学部腫瘍内科学

アジアにおける胆道癌開発

演者	丸木　雄太	国立がん研究センター中央病院

胆道癌のゲノム異常に基づく臨床開発

演者	川本　泰之	北海道大学

呼吸器部会

シンポジウム

EGFR遺伝子変異陽性肺癌の治療課題と新規治療の展望

3月27日（金）10:20 ～ 11:50
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

EGFR遺伝子変異陽性肺癌の治療戦略は、これまでTKIを中心として治療開発をされてきた。一方でTKIのみの治療は限界になりつつあるとともに、TKI耐性後の治療成績は不良であり、新規の治療開発は重要である。さらに2024から25年にかけては、新規薬剤が承認されてきているとともに、ADCをはじめとした新たなエビデンスが出てくることが予想される。本セッションでは、EGFR遺伝子変異陽性肺癌の現状と問題点を理解するとともに、今後の治療開発の方向性を再考する。

司会	西尾　誠人	癌研有明病院
司会	吉田　達哉	国立がん研究センター中央病院　呼吸器内科/先端医療科

EGFR遺伝子陽性肺癌の治療戦略の現状と問題点（国内の立場より）

演者	John V. Heymach	The University of Texas MD Anderson Cancer Center

EGFR遺伝子陽性肺癌の治療戦略の現状と問題点（国内の立場より）

演者	赤松　弘朗	和歌山県立医科大学

Amivantamabの可能性（新規データも含めて）

演者	Byoung Chul Cho	Yonsei University

EGFR uncommon遺伝子（exon20insを含む）陽性肺癌の治療開発

演者	宇田川　響	国立がん研究センター東病院

EGFR陽性肺癌における新規治療およびTKI耐性克服の方向性（新たな知見を含めて）など（研究医の立場から）

演者	小林　祥久	国立がん研究センター研究所

シンポジウム

小細胞肺癌に対する長期生存に向けた治療戦略

3月28日（土）10:30 ～ 12:00
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

近年、小細胞肺がんに対しても免疫チェックポイント阻害薬を始め、T cell engager、抗体薬物複合体など様々薬剤の開発が行われている。今回のシンポジウムを通して、小細胞肺がんに対する最新の治療方針について知識の整理を行い、最新の薬剤開発状況や分子異常について理解を深め、長期生存に向けた治療戦略と将来展望について議論を行う。

In recent years, various drugs have been developed for small cell lung cancer（SCLC), including immune checkpoint inhibitors, T cell engagers, and antibody-drug conjugates（ADC). Through this symposium, we will learn about the best treatment for SCLC and also understand of the latest drug development status and molecular abnormalities, and discuss treatment strategies and future prospects for long-term survival in SCLC.

司会	大泉　聡史	国立病院機構北海道がんセンター
司会	上月　稔幸	高知大学医学部 呼吸器・アレルギー内科学講座

LD-SCLCに対する治療戦略

演者	Niels Reinmuth	Thoracic Oncology Department Asklepios Lung Clinic Munich-Gauting

ED-SCLCに対する1次治療と今後の展望

演者	宮脇　太一	順天堂大学医学部附属順天堂医院 呼吸器内科

再発小細胞肺がんに対する治療と新規薬剤の開発

演者	高　遼	静岡県立がんセンター呼吸器内科

SCLCの分子生物学的特徴を踏まえた治療戦略

演者	梅村　茂樹	国立がん研究センター東病院

血液部会

シンポジウム

リンパ系腫瘍に対する免疫細胞療法

3月26日（木）14:00 ～ 15:50
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

リンパ系腫瘍（B細胞リンパ腫・骨髄腫）における二重特異性抗体含む免疫細胞療法の最先端。将来展望（併用療法なども含めて）と副作用管理の現状についても議論する。

司会	福島　健太郎	大阪大学医学部附属病院　化学療法部
司会	山内　寛彦	がん研究会有明病院

CAR-T therapy in lymphoid malignancies

演者	吉原　哲	兵庫医科大学　呼吸器・血液内科学

リンパ系腫瘍免疫細胞療法（マネージメント含め）

演者	蒔田　真一	国立がん研究センター中央病院

リンパ系腫瘍に対する免疫細胞療法

演者	Alexey Valeryevich Danilov	Marianne and Gerhard Pinkus Professor in Early Clinical Therapeutics, City of Hope National Medical Center

シンポジウム

造血器腫瘍ゲノムと治療の新展開

3月26日（木）16:05 ～ 18:05
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

造血器腫瘍パネル検査が実装されてから約1年が見込まれる頃でもあり、血液がんゲノムやprecision medicineの最先端を示すとともに、課題を議論する

司会	Jorge E. Cortes	Georgia Cancer Center (ISC member)
司会	南　陽介	国立がん研究センター東病院

Novel molecular targeted therapy in leukemia

演者	Naval Daver	Director, Leukemia Research Alliance Program, Professor of Medicine Department of Leukemia MD Anderson Cancer Center

NGS profile in myeloid maignancies

演者	片桐　誠一朗	東京医科大学 血液内科学分野

リンパ系腫瘍ゲノム医療

演者	冨田　章裕	藤田医科大学医学部　血液内科学

novel NGS profiling with microenvironment for I/O theapy

演者	Alexander Bagaev (Sasha)	Chief Product Officer (CPO), BostonGene Corporation

乳腺部会

シンポジウム

How do we treat breast cancer with brain metastasis?

3月26日（木）10:40 ～ 11:40
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

The choice of therapies for pts with brain metastasis is cotroversy. We debate early vs. delayed local therapy for asymptomatic brain metastasis in HER2-low, HER2-positive and TN breast cancer.

司会	鶴谷　純司	昭和医科大学先端がん治療研究所
司会	佐治　重衡	福島県立医科大学　医学部　腫瘍内科

Early local therapy for brain mets (1)

演者(Pro)	尾崎　由記範	公益財団法人がん研究会有明病院 乳腺内科

Early local therapy for brain mets (2)

演者(Pro)	船坂　知華子	国立がん研究センター 東病院

Early local therapy for brain mets (3)

演者(Pro)	岩朝　勤	近畿大学腫瘍内科

Delayed local therapy for brain mets (1)

演者(Con)	渡邉　諭美	近畿大学医学部内科学教室腫瘍内科部門

Delayed local therapy for brain mets (2)

演者(Con)	赤石　裕子	大阪市立総合医療センター

Delayed local therapy for brain mets (3)

演者(Con)	小野　麻紀子	公益財団法人がん研究会有明病院 総合腫瘍科

総括	Yoon Sim Yap	National Cancer Centre Singapore

シンポジウム

Novel endocrine therapy and best treatment sequence in HR+HER2-mBC

3月27日（金）10:20 ～ 11:50
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

In recent years, the development of novel endocrine or molecularly targeted therapies for HR+HER2-mBC has been active. In particular, many pivotal Phase 3 trial data have been published for oral SERDs, PI3K inhibitors, AKT inhibitors, and CDK4 inhibitors. We are now at the stage of considering which endocrine therapies are best proposed for which subjects and in which sequence. In particular, it is important to consider the optimal endocrine therapy sequence with adverse event management. In this symposium we would like to discuss the optimal sequence based on the latest endocrine therapy + molecular targeted therapy data.Benchmark trials: Serena-4, Serena-6, Triplet in ET

司会	岩田　広治	名古屋市立大学大学院医学研究科 臨床研究戦略部
司会	Sandra M. Swain	Georgetown University Medical Center

Acquired resistance of CDK4/6 inhibitor

演者	Yen-Shen Lu	National Taiwan University Hospital

Oral SERD (SERENA4, EMERALD, presevERA, EMBER)

演者	酒井　瞳	昭和医科大学先端がん治療研究所

PI3K inhibitor, AKT inhibitor and toxicity management

演者	Hope S. Rugo	Division Chief, Breast Medical Oncology City of Hope Cancer Center

Others (PROTAC, CERCA, Lasofoxifene, SERCA) and overcome of resistance

演者	Kim Sung-Bae	Department of Oncology, Asan Medical Center, University of Ulsan College of Medicine

婦人科部会

シンポジウム

変遷する婦人科がんの標準治療戦略と新たな課題にどう対応するか？

3月28日（土）08:20 ～ 09:50
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

卵巣がん、子宮頸がん、子宮体がんの薬物療法は大きく変化している。特に免疫チェックポイント阻害剤が各治療ラインに入ることにより、その後の治療選択に大きく影響する。最新の情報をレビューし、治療選択についての問題点を抽出し、議論することを目的とした。

司会	Kim Jae-Weon	Seoul National University Hospital
司会	米盛　勧	国立がん研究センター中央病院

Current satus and future direction of chemotherapy for patients with Cervical cancer

演者	David Shao-Peng Tan	National University Health System

Current satus and future direction of chemotherapy for patients with Ovarian cancer

演者	Jae-Weon Kim	Seoul National University Hospital

Current satus and future direction of chemotherapy for patients with Endometrial cancer

演者	Els Van Nieuwenhuysen	Gynaecological Oncology, LKI - KU Leuven Cancer Institute, Belgium

泌尿器部会

シンポジウム

腎癌に対するHIF-2α阻害薬；開発から将来展望まで徹底解説＆討論

3月28日（土）10:30 ～ 12:00
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

HIF2α阻害薬の開発は、腎細胞がんにおけるVHL遺伝子変異やがんの低酸素応答の仕組みの解明など様々な基礎研究の積み重ねによるものであり、この歴史には多くの日本人研究者が多大な功績を残している。まずは、この歴史について講演してもらう。その後、現在海外では承認されているbelzutifanに関して、これまでの臨床研究の結果からその効果と毒性について検討する。特に毒性については、貧血対策で使用するエリスロポエチン製剤に関する知識をもう一度おさらいする。最後に、belzutifan以外のHIF2α阻害薬開発の状況や、併用療法について今後の展望を検討する。

司会	北村　寛	富山大学 学術研究部医学系 腎泌尿器科学
司会	Thomas Powles	Barts Cancer Institute Queen Mary University of London

HIF2α阻害薬開発の歴史と日本人の活躍

演者	中村　英二郎	国立がん研究センター中央病院

淡明細胞型腎細胞がんに対するHIF2α阻害薬の効果

演者	竹村　弘司	虎の門病院　臨床腫瘍科

HIF2α阻害薬の毒性ーエリスロポエチン製剤に関する知識のおさらいを含めて

演者	近藤　千紘	埼玉県立がんセンター　腫瘍内科

HIF2α阻害薬を中心としたVHL病関連腫瘍のマネジメント

演者	Eric Jonasch	MD Anderson Cancer Center

頭頸部部会

シンポジウム

頭頸部癌診においてキャンサーボードを使いこなすには？

3月26日（木）10:10 ～ 11:40
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

日々の頭頸部がん診療において多職種キャンサーボード(TMB)をどのように有効に活用し運営していったらよいかについて議論する。他癌腫にもつながる企画となるかもしれません。具体的には、
・TMBに必要とされる診療科、メディカルスタッフ
・系統的な症例提示・議題に取り上げるべき症例
・医療スタッフ同士の情報共有の場であること
・教育的な側面を有し、皆が自由に発言できる雰囲気
・オンラインを用いた今後のキャンサーボードのあり方
・多職種診療におけるチーム構築とリーダーの役割
・医師のみならず、頭頸部癌に関わる様々なメディカルスタッフにも参加していただける企画にしたいと思います。

司会	未定
司会	本間　義崇	国立がん研究センター中央病院　頭頸部・食道内科

基調講演	Bhumsuk Keam	Seoul National University College of Medicine

ディスカッサント	全田　貞幹	国立がん研究センター東病院
ディスカッサント	山﨑　知子	埼玉医科大学国際医療センター頭頚部腫瘍科
ディスカッサント	横田　知哉	静岡県立静岡がんセンター　消化器内科（頭頸部）
ディスカッサント	小川　武則	岐阜大学　耳鼻咽喉科　頭頸部外科
ディスカッサント	木藤　陽介	石川県立中央病院　腫瘍内科

希少がん部会

シンポジウム

原発不明がんについて皆の疑問にお答えします(仮称）

3月26日（木）08:30 ～ 10:00
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

希少がん（原発不明がんも含む）については、以前よりは様々な面で、医療者における関連する知識の周知はなされてきている。希少がんの診療（原発不明癌も含む）において、具体的に皆がどのような事項で困っているのかをwebアンケートで収集し、その中からpick upして、講義(関連する事項のup dateも含む）を選定する。
「希少がん（原発不明がんor肉腫も含む）、皆の疑問にお答えします」といったタイトルで、診断（Diagnosis)に関して画像やIVRについてと病理を分けてのセッション、治療（適応外も含む）（Treatment）、経過観察（遺伝性腫瘍との関連対応含む）(Follow Up)や予後予測、病状説明など(Other issues)を含むセッションから構成する。

司会	須藤　一起	国立がん研究センター中央病院　腫瘍内科
司会	安藤　正志	愛知県がんセンター

原発不明がんの診断

演者	佐藤　洋造	愛知県がんセンター　放射線診断部・IVR部

原発不明がんの病理

演者	井上　健	大阪市立総合医療センター　病理診断科

原発不明がんの治療

演者	土橋　賢司	九州大学病院　血液・腫瘍・心血管内科

原発不明がんの経過観察や他の対応

演者	山中　太郎	国立がん研究センター中央病院

TR・臨床薬理部会

シンポジウム

腫瘍微小環境の多角的解析アプローチに関する最新の知見

3月26日（木）14:00 ～ 15:30
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

放射線治療や化学療法に、分子標的治療や免疫療法なども加えた併用治療が多様ながん種に対して用いられるようになったが、十分な長期奏効が得られない症例が依然として数多く存在する。より最適な治療報法の選択や今後の新規治療標的の同定には、治療耐性に関する因子の網羅的な解析とその克服が不可欠である。本シンポジウムでは、腫瘍微小環境の特徴を多角的に評価する手法について、第一線で活躍する各分野のエキスパートから紹介頂く。

司会	田中　伸之	慶應義塾大学　医学部　泌尿器科学教室
司会	小山　正平	国立がん研究センター 研究所 免疫ゲノム解析部門

空間トランスクリプト―ム解析のアップデート

演者	鈴木　穣	東京大学大学院 新領域創成科学研究科

腫瘍オルガノイドを用いた解析

演者	安田　浩之	慶應義塾大学医学部呼吸器内科

腫瘍核医学とセラノスティックス

演者	田中　伸之	慶應義塾大学　医学部　泌尿器科学教室

新鮮な臨床検体を用いた網羅的免疫ゲノム解析

演者	小山　正平	国立がん研究センター 研究所 免疫ゲノム解析部門

シンポジウム

がん組織の空間情報の抽出と基盤AIモデル

3月27日（金）08:20 ～ 09:45
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

がん組織の空間情報から高次元の有用な情報を抽出することは、高度な臨床的治療の判断や近年複雑化するバイオ医薬品の開発にとって重要であるが、その測定・解析技術のState-of-the-artやそれを用いたがん組織の新しい考え方をシンポジウムとして取り扱う。空間情報抽出に基盤となるAIモデルの開発が世界的な競争となっており、臨床的な出口を求める空間源ミクス・プロテオミクスの第一線のがん研究とともに紹介する。

司会	坂田　麻実子	筑波大学医学医療系血液内科学
司会	石川　俊平	東大医学衛生/国立がんEPOC病理

がん組織のAI基盤モデル

演者	TBA

がん組織空間情報を用いた標的探索

演者	中澤　侑也	アステラス製薬　オンコロジーリサーチ

空間ゲノミクスと病理組織像の統合

演者	石川　俊平	東大医学衛生/国立がんEPOC病理

血液腫瘍組織の疾患ホメオスタシス

演者	坂田　麻実子	筑波大学医学医療系血液内科学

シンポジウム

抗がん薬の至適投与量と臨床薬理学

3月28日（土）10:30 ～ 12:00
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

小分子分子標的治療薬、免役チェックポイント阻害薬においても、臨床試験で決定された投与量では、毒性が認められる事例があり、患者個々の特性に併せて投与量を設定することが求められる。事実、一部の薬剤では、投与量を体重、血中濃度、バイオマーカーにて選択することが欧米で進められており、特に、EUでは、用量減量研究が進められている。しかしながら、本邦では、抗がん薬の投与量至適化に係わる臨床研究が少ないのが現状である。そこで、本シンポジウムでは、用量設定の最適化を目指した臨床研究を実施するために、現状と問題点を整理し、附随するトランスレーショナルリサーチ担当者、試験デザインの考え方も含めて、当該領域で実績ある腫瘍内科医だけでなく、製薬企業の臨床薬理担当者の視点を入れて、日本臨床腫瘍学会としての討議を行う。なお、導入で司会が現状の紹介を行い、総合討論で日本臨床腫瘍学会が行うべきaction planを纏める。

司会	濱田　哲暢	国立がん研究センター
司会	水柿　秀紀	北海道がんセンター

Dose Individualisation Of Anticancer Drugs

演者	Etienne Chatelut	Oncopole Claudius-Regaud, University of Toulouse

日本における医師主導研究の紹介

演者	柳下　薫寛	国立がん研究センター

製薬企業の立場からoptimus project

演者	寺尾　公男	中外製薬株式会社　トランスレーショナルリサーチ本部　医科学薬理部

規制当局の観点

演者	佐藤　潤	国立がん研究センター中央病院

臨床試験推進プログラム

シンポジウム

固形がんにおいてMRDは代替エンドポイントとなりうるか？

3月26日（木）08:30 ～ 09:45
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

本企画は、固形がんにおける微小残存病変（MRD）の代替エンドポイントとしての可能性について、ディベート形式で探究する。臨床医・統計家の立場からそれぞれ賛成（Pro）側はMRDの早期評価や個別化医療への貢献を主張し、反対（Cons）側は技術的課題や臨床的意義の解釈の複雑さを指摘する。この対立的な議論を通じて、MRDの臨床的意義、技術的課題、規制上の問題点を多角的に検討し、固形がん治療におけるMRDの役割の理解を深める。最終的に、将来の臨床試験デザインや治療戦略の発展に寄与することを目指す。

司会	坂東　英明	国立がん研究センター東病院
司会	野村　尚吾	東京大学

MRDクリアランスを代替エンドポイントとして採用することで、臨床試験の期間短縮と効率向上が実現するか？

演者(Pro)	坂東　英明	国立がん研究センター東病院

MRD評価方法は固形がんに対して十分に標準化されているか？

演者(Pro)	加藤　大悟	大阪大学

MRDクリアランスは固形がんの長期予後を正確に予測できるか？

演者(Pro)	Qian Shi	Department of Quantitative health Sciences, Mayo Clinic

MRDクリアランスを代替エンドポイントとして採用することで、臨床試験の期間短縮と効率向上が実現するか？

演者(Con)	尾崎　由記範	公益財団法人がん研究会有明病院 乳腺内科

MRD評価方法は固形がんに対して十分に標準化されているか？

演者(Con)	唐崎　隆弘	東京大学医学部附属病院　呼吸器外科

シンポジウム

がん臨床試験手法の最適化：実務的アプローチか説明的アプローチか？

3月26日（木）10:10 ～ 11:25
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

本企画は、具体的な臨床試験を題材に、がん臨床試験におけるExplanatory試験とPragmatic試験について、試験デザイン、内的妥当性・外的妥当性、選択バイアスの管理、治療コンプライアンスと介入の一貫性、統計学的事項、アウトカムの設定、コストと資源の節約、結果の解釈等の観点から、利点と課題について、研究者、研究支援者、統計家など様々な立場から議論する。結果として、臨床研究を行うとする研究者が、目的に応じた最適な臨床試験デザインを自ら選択できることを目指す。

司会	中村　健一	国立がん研究センター中央病院
司会	室谷　健太	久留米大学医学部 医療検査学科／久留米大学 バイオ統計センター

実務的アプローチか説明的アプローチか？～総論～

演者	野村　尚吾	東京大学

大腸がんを対象とした実務的臨床試験（PRABITAS試験）

演者	谷口　浩也	愛知県がんセンター　薬物療法部

実務的アプローチか説明的アプローチか？～臨床医の立場から～

演者	髙島　淳生	国立がん研究センター中央病院 消化管内科

どの様な場合にプラグマティック・アプローチでの薬事承認が現実的か？

演者	高橋　秀明	国立がん研究センター東病院 臨床研究支援部門　臨床研究企画部　薬事管理室/橋渡し研究推進センター/肝胆膵内科

シンポジウム

我が国における次世代がん新薬開発実践に向けての応用実装化と可能性

3月26日（木）16:05 ～ 17:35
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

がん新薬早期開発（Phase 1）に特化したセッション企画として、アジアにおける潜在的・恒常的なドラッグロス・ドラッグラグ懸念や日常的に直面している課題に対して、Reinforcing oncology early phase 1 infrastructures in Asia-Pacific regionというテーマのもとで多岐多様に変遷する今後のがん新薬早期開発（Phase 1）に対して様々なStakeholdersが抱える問題点や今後解決すべき方向性等を議論していく。

司会	山本　昇	国立がん研究センター中央病院
司会	清水　俊雄	関西医科大学附属病院 新薬開発科

変革するがん新薬　早期開発（Phase 1）

演者	中島　貴子	京都大学大学院医学研究科

次世代のがん新薬　早期開発（Phase 1）にどう向き合うか？

演者	久保木　恭利	国立がん研究センター東病院 先端医療科

日本におけるがん新薬早期開発の現状と課題（製薬企業の視点から）

演者	飯泉　桜	アムジェン株式会社臨床開発本部 開発企画部 オンコロジー領域 シニアメディカルアドバイザー

今後のがん新薬開発デザイン・規制展望にどう向き合うか（案）？

演者	佐藤　潤	国立がん研究センター中央病院

緩和ケア支持療法

シンポジウム

電子デバイスを用いた患者報告アウトカムをいかに活用するか　～臨床試験や実臨床への導入～

3月26日（木）08:30 ～ 10:00
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

ITの推進は著しく、我々の日常生活は10年前と比べ大きく変化した。医療においても医療Dxが謳われるようになり、今後e-PROやe-Consentの重要性はさらに高まると考えられる。一方で、e-PROやe-Consentについて正しい知識や利用時における注意点が広く知られているとは言えない。本セッションでは、e-PROやe-Consentの現状や臨床・研究における実践、そして今後の開発について話題にし、e-PROやe-Consentを医療現場にで広めていく未来について討議する。

司会	安部　正和	浜松医科大学 産婦人科
司会	西澤　綾	都立駒込病院　皮膚腫瘍科

e-PRO、e-Consentとは（仮）

演者	川口　崇	東京薬科大学

e-PRO、e-Consentを用いた臨床試験（仮）

演者	明智　龍男	名古屋市立大学大学院医学研究科

地域一体となった有害事象モニタリングを可能とする電子患者日誌（仮）

演者	大畑　紘一	岐阜大学医学部附属病院　薬剤部

ライフログによるQOL把握と患者の意見に基づいたePROの開発（仮）

演者	山口　建	広島大学大学院医系科学研究科産科婦人科学

PROのさらに先へ：疾病管理PHRの現在と未来（仮）

演者	錢谷　聖子	株式会社Welby　セールス＆ビジネスクリエイティング部

シンポジウム

あらためて在宅医療機関とのシームレスな連携を考える

3月26日（木）10:10 ～ 11:40
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

がん治療と緩和ケアの統合が謳われて久しい。臨床の現場では、少しずつでも統合が進んでおり、がん治療を行う機関と在宅医療を担う機関との連携も以前よりも進んでいると考えられる。一方で未だ十分とはいえない現状がある。さらにシームレスな連携を目指すためのブレイクスルーを考えるセッションとしたい。

司会	松本　禎久	公益財団法人がん研究会有明病院
司会	坂本　はと恵	国立がん研究センター東病院

あらためて在宅医療機関とのシームレスな連携を考える～腫瘍内科医の視点から（仮）

演者	柴田　和彦	厚生連高岡病院

あらためて在宅医療機関とのシームレスな連携を考える～緩和ケア病棟を担当する医師の視点から（仮）

演者	佐々木　政興	佐々木研究所附属 杏雲堂病院

あらためて在宅医療機関とのシームレスな連携を考える～在宅医の視点から（仮）

演者	平本　秀二	ピースホームケアクリニック

あらためて在宅医療機関とのシームレスな連携を考える～在宅薬剤師の視点から（仮）

演者	坂本　岳志	あけぼのファーマシーグループ

あらためて在宅医療機関とのシームレスな連携を考える～訪問看護師の視点から（仮）

演者	石高　優	訪問看護ステーションちるな/株式会社chillna代表取締役

シンポジウム

がん治療と運動療法　～最新の知見と実践～

3月28日（土）14:30 ～ 16:00
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

がん患者において運動療法の好ましい効果を示す研究報告も増えている。現時点でのエビデンスを整理し、わが国の実臨床ではどのように実施されているのかについて、そして最新の知見や今後の展望などについて、講演およびディスカッションを行う。

司会	井上　彰	東北大学大学院医学系研究科　緩和医療学分野
司会	小川　朝生	国立がん研究センター東病院

がん治療と運動療法のエビデンス（仮）

演者	立松　典篤	名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻

CIPNと運動療法～JASCCガイドラインより（仮）

演者	田辺　裕子	虎の門病院

悪液質、サルコペニアへの対応として運動療法（仮）

演者	内藤　立暁	静岡県立静岡がんセンター 支持療法センター/呼吸器内科

緩和ケア病棟におけるリハビリテーション～研究結果から（仮）

演者	西山　菜々子	大阪公立大学

がんリハビリテーションの実際（仮）

演者	井上　順一朗	神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター

多職種連携プログラム

シンポジウム

ハザーダスドラック曝露対策の最前線：未解決な領域への取り組み

3月26日（木）16:05 ～ 17:35
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

抗がん剤や放射性医薬品など曝露対策の必要なハザーダスドラックの取り組みが広く進められている。しかし、投与患者のリネン取り扱い、患者排泄物、家族教育などは、調製や投与時の対策に比べ対策がなされていないことも多い。また、昨今使用機会の増えている放射性医薬品についても、曝露対策が必要である。このように、これまで議論が十分されていない曝露対策について、最新の知見を学び、現状の医療資源からできることを徹底討論することを目的とする。

司会	松本　光史	兵庫県立がんセンター腫瘍内科
司会	佐藤　淳也	湘南医療大学　薬学部

ハザーダスドラック曝露対策の最前線:科学的根拠に基づく実践と今後の展望

基調講演	佐藤　淳也	湘南医療大学　薬学部

抗がん剤調製・投与の現状

パネリスト	杉田　一男	公益財団法人がん研究会有明病院薬剤部

リネン類

パネリスト	菅野　かおり	日本看護協会 神戸研修センター

患者排泄物（汗・尿・便など）

パネリスト	尾﨑　誠一	独立行政法人 国立病院機構 関門医療センター 薬剤部

放射性医薬品

パネリスト	村上　祐司	広島大学病院　放射線治療科

患者・家族教育

パネリスト	山本　真由美	自治医科大学附属病院

シンポジウム

治癒不能ながんを持つ認知機能が低下した高齢患者への薬物療法と多職種連携

3月27日（金）15:35 ～ 17:05
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

高齢社会においては、認知機能が低下した高齢のがん患者に遭遇することがますます増加することが予想される。適切に治療効果を得るためにも患者のセルフケアによる副作用管理、合併症予防は欠かせない。すなわち、認知機能が低下した高齢がん患者にセルフケアを委ねなければならず、副作用や合併症の悪化による生活の支障や、不安や意欲低下等などでがん薬物療法の自己中断につながるリスクもある。まして、そのがんが治癒不能であった場合に、まず、薬物療法を行うべきか、そして行う場合はどのように安全性を担保するかなどにつき多面的な検討が必要である。本セッションでは、「認知機能低下」+「高齢」+「治癒不能がん」+「薬物療法」と難しい模擬症例を多職種で検討し、問題点の整理をしたい。

司会	吉波　哲大	大阪大学医学部附属病院　がんゲノム医療センター/乳腺・内分泌外科
司会	矢ヶ崎　香	慶應義塾大学看護医療学部

医療倫理の立場から

演者	田代　志門	東北大学大学院文学部研究科

薬物療法医の立場から

演者	安藤　雄一	名古屋大学医学部附属病院

外来看護師の立場から

演者	卯野木　理紗子	横浜市立市民病院

精神腫瘍内科医の立場から

演者	小川　朝生	国立がん研究センター東病院

クリニックの医師の立場から

演者	瀬尾　卓司	瀬尾医院

シンポジウム

がん薬物療法における皮下注 - 温故知新

3月28日（土）10:30 ～ 12:00
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

抗がん剤治療の時間短縮やルート確保の困難を克服する投与方法として、皮下注の有用性が見直されている。ヒアルロニダーゼ含有製剤（フェスゴ、ダラキューロなど）も登場し、類似薬剤も増加することが予想される。また、緩和ケアの領域でも皮下注はみなおされている。血管脆弱性を揺する終末期がん患者においても、オピオイド、抗精神病薬、ステロイドなどが安全に投与できる。しかし、安全に皮下注できる方法（薬剤の特性、針、留置位置、流量など）は？　また、薬物動態は？　皮下注の温故をふりかえる。さらに、知新として、ヒアルロニダーゼ含有抗がん剤の投与ノウハウ、外来化学療法加算に関連する問題についても討論する。

司会	岡本　渉	広島大学病院　がん化学療法科
司会	矢ヶ崎　香	慶應義塾大学看護医療学部

皮下注のトレンド・オープニングリマーク

ディスカッサント	吉波　哲大	大阪大学医学部附属病院　がんゲノム医療センター/乳腺・内分泌外科

皮下注したときの薬物動態、吸収促進剤の薬理

ディスカッサント	山本　泰大	小牧市民病院　薬局

緩和領域の皮下注について 緩和領域の皮下注について

ディスカッサント	余宮　きのみ	広島市立広島市民病院

皮下注の投与管理（ルート・デバイス・患者教育） 皮下注の投与管理（ルート・デバイス・患者教育）

ディスカッサント	市川　智里	国立がん研究センター東病院

外来化学療法加算の問題

ディスカッサント	下井　辰徳	国立がん研究センター中央病院腫瘍内科

臓器横断的プログラム

シンポジウム

HPV関連癌を減少させるために（HPVワクチン接種率向上のためには）

3月27日（金）15:35 ～ 17:05
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

HPV関連中咽頭がんは海外、本邦ともに増加している。
化学放射線療法による感受性は高いとはされるが、治療による晩期毒性の問題がある。
本邦において、HPVワクチン接種積極的勧奨が再開したものの、まだ十分に普及していない。そこで各国におけるHPVワクチン接種の現状と接種率向上のための取り組みについて、頭頸部癌のみならず、婦人科医、公衆衛生学の専門家、厚労省も交えて、がん種をまたいで議論したい。

司会	山﨑　知子	埼玉医科大学国際医療センター頭頚部腫瘍科
司会	関根　正幸	琉球大学大学院医学研究科 女性・生殖医学講座

基調講演	上田　豊	大阪大学　産科学婦人科学
基調講演	鈴木　貞夫	名古屋市立大学大学院　医学研究科　公衆衛生学分野

ディスカッサント	折舘　伸彦	横浜市立大学　耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
ディスカッサント	今村　仁美	厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部予防接種課
ディスカッサント	上田　豊	大阪大学　産科学婦人科学
ディスカッサント	山﨑　知子	埼玉医科大学国際医療センター頭頚部腫瘍科
ディスカッサント	黒澤　めぐみ	新潟大学産科婦人科学教室

シンポジウム

オリゴ転移の今

3月28日（土）14:30 ～ 16:00
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

各臓器がんのオリゴ転移治療の位置づけ、進行中・計画中の臨床試験についてご紹介いただく。また転移巣に対する根治的照射技術について解説いただく。

司会	向原　徹	国立がん研究センター東病院
司会	篠崎　勝則	県立広島病院　臨床腫瘍科

肺がん

演者	中原　善朗	北里大学医学部　呼吸器内科学

乳がん

演者	石場　俊之	東京科学大学病院　乳腺外科

食道がん

演者	野村　基雄	京都大学医学部附属病院　腫瘍内科

胃がん

演者	黒川　幸典	大阪大学消化器外科

放射線治療医

演者	西淵　いくの	広島大学 放射線腫瘍学

シンポジウム

複合がん免疫療法の近未来

3月28日（土）10:30 ～ 11:50
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

セッション詳細

現在、各種がんの初回治療として、複合がん免疫療法の開発が積極的に進められているが、その多くが免疫チェックポイント阻害剤を含む併用療法である。ICIと併用する薬剤として、各癌腫における従来の標準治療（殺細胞性抗がん剤や分子標的薬剤）の開発に一定の目処が立ちつつある中、近年は新規ICI製剤、ADC製剤、二重特異性抗体、ネオ抗原ワクチンなどとの併用療法の臨床試験の数が増えてきている。本セッションでは、現在積極的に開発が行われている複合がん免疫療法について整理し、近未来について展望したい。

司会	北野　滋久	がん研究会有明病院　がん免疫治療開発部
司会	衣斐　寛倫	愛知県がんセンター

ICI同士の併用、ICI＋細胞療法

演者	各務　博	埼玉医科大学国際医療センター

ICI＋ADC製剤

演者	清水　俊雄	関西医科大学附属病院 新薬開発科

ICI＋二重特異性抗体

演者	吉田　達哉	国立がん研究センター中央病院　呼吸器内科/先端医療科

ICI＋ネオ抗原ワクチン

演者	北野　滋久	がん研究会有明病院　がん免疫治療開発部

患者支援・サバイバーシップ

シンポジウム

がん医療における患者・市民と医療者とのコミュニケーションを考える

3月27日（金）15:35 ～ 17:05
第5会場（パシフィコ横浜ノース G8）

セッション詳細

患者中心の医療を実現するためのコミュニケーションの重要性を多角的に議論する。まず、日本におけるがん患者中心のコミュニケーションの現状について、問題点を浮き彫りにする。次に、行動経済学の観点から、より良い患者意思決定のために重要な医療者とのコミュニケーションについて、行動経済学の観点からご講演を頂く。次に、患者報告アウトカム（PRO）の推進に携わる医療者から、PROの実施における医療者との効果的なコミュニケーションの重要性を解説する。続いて、患者・市民参画（PPI）の推進における課題を、患者・市民の視点から共有する。最後に、がんサバイバーの立場から、治療と仕事の両立における医療者とのコミュニケーションの実情とその課題を共有する。これらのプレゼンテーションを通じ、総合討論で医療者と患者・市民の間でより良いコミュニケーションを築いて、それぞれを前進させていくための方向性を議論する。

司会	佐々木　治一郎	北里大学医学部新世紀医療開発センター横断的医療領域開発部門臨床腫瘍学
司会	渡邊　清高	帝京大学医学部内科学講座 腫瘍内科

患者中心のコミュニケーション~現状と今後の展望～

演者	岡村　優子	国立がん研究センターがん対策研究所サバイバーシップ研究部

行動経済学から考える患者意思決定支援

演者	平井　啓	大阪大学大学院人間科学研究科認知行動工学研究分野

患者報告アウトカムにおける医療者とのコミュニケーションの重要性

演者	山口　拓洋	東北大学大学院医学系研究科

患者・市民参画における医療者とのコミュニケーションの重要性

演者	桜井　なおみ	一般社団法人ＣＳＲプロジェクト

治療と仕事の両立における医療者とのコミュニケーションの重要性

演者	村本　高史	サッポロビール株式会社

ASCO/JSMO Joint Symposium

Part 1   Recent Advances in Personalized Therapy for Lung and Breast Cancers

3月26日（木）14:00 ～ 15:45
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

Session open for presentation of recent advance in personalized medicine for each cancer fields. ASCO speker present recent advance in each canser and Japanese speaker put recent advances in to context for the Japanse/Asia pacific audience .

司会	Robin Zon	ASCO
司会	田村　研治	島根大学医学部附属病院 先端がん治療センター/腫瘍内科

Lung Cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts

演者	Cardinale B. Smith	Chief Medical Officer, MSKCC

Lung Cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts, and contextualize for Asia-Pacific Region

演者	後藤　悌	国立がん研究センター中央病院

Breast Cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts

演者	Erika P. Hamilton	Sarah Cannon Research Institute

Breast Cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts, and contextualize for Asia-Pacific Region

演者	原　文堅	愛知県立がんセンター

Part 2   Recent Advances in Personalized Therapy for Gastrointestinal and Genitourinary Cancers

3月26日（木）15:55 ～ 17:40
第3会場（パシフィコ横浜ノース G6）

セッション詳細

Session open for presentation of recent advance in personalized medicine for each cancer fields. ASCO speker present recent advance in each canser and Japanese speaker put recent advances in to context for the Japanse/Asia pacific audience .

司会	Robin Zon	ASCO
司会	田村　研治	島根大学医学部附属病院 先端がん治療センター/腫瘍内科

GI cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts

演者	Myriam Chalabi	Medical Oncologist. Dept. Of Gastrointestinal Oncology, Netherlands Cancer Institute

GI cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts, and contextualize for Asia-Pacific Region

演者	川上　尚人	東北大学大学院医学系研究科臨床腫瘍学分野

GU cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts

演者	Hamid Emamekhoo	University of Wisconsin Madison

GU cancer: Highlights in present updates from 1-2 recently presented abstracts, and contextualize for Asia-Pacific Region

演者	松原　伸晃	国立がん研究センター東病院

Asia-Pacific Society/JSMO Joint Symposium

ーAPAC腫瘍内科コミュニティの経験から学ぶ―臨床開発と医療経済における課題―

3月26日（木）10:30 ～ 11:40
第2会場（パシフィコ横浜ノース G1）

セッション詳細

セッションの内容は、アジア各国からの参加者を対象とし、海外演者には費用対効果に特化した話ではなく、各国の医療経済に関する懸念点を広く紹介してもらう方向とした。
・国ごとの事情や課題は異なるものの、「高額な新薬の登場により医療費が上昇し国家予算への負担が増えている」「お金がないと十分な医療が受けにくくなっている」「最新薬がそもそも国に入ってこない」などの点は共通の問題と捉えることとした。
・こうした点について各演者からそれぞれの国の視点で話してもらい、最後は全体でディスカッションを行う構成とする予定

司会	Melissa Eastgate	MOGA Chair
司会	木下　一郎	北海道大学病院

演者	Chih-Hung Hsu	National Taiwan University
演者	Yeon Hee Park	Samsung Medical Center
演者	須藤　一起	国立がん研究センター中央病院　腫瘍内科
演者	福田　敬	国立保健医療科学院　保健医療経済評価研究センター

ESMO/JSMO Joint Symposium

ADCの臨床適用、バイオマーカー、患者選択について

3月27日（金）15:35 ～ 17:10
第1会場（パシフィコ横浜ノース G3＋G4）

セッション詳細

ADCでどういう薬剤が開発すべき、PAN TUMOR・ガイドライン・毒性管理などで講演
About what kind of drug should be developed in ADC, PAN TUMOR, guidelines, and toxicity management.

司会	Fabrice André	Gustave Roussy
司会	清水　俊雄	関西医科大学附属病院 新薬開発科

演者	古川　孝広	がん研究会有明病院 先端医療開発センター がん早期臨床開発部

ESMO guidance of pancancer tumor development and application for ADC

演者	Maria Fernanda Mosele	Institute Gustave Roussy, Villejuif, France

演者	須藤　一起	国立がん研究センター中央病院　腫瘍内科

ESMO guidelines on toxicities of ADC

演者	Giuseppe Curigliano	University of Milano and European Institute of Oncology, Milano,

SIOG/JSMO Joint Symposium

がんを患う高齢者に対する倫理的かつ持続可能な医療を目指して

3月27日（金）10:20 ～ 11:50
第1会場（パシフィコ横浜ノース G3＋G4）

セッション詳細

年齢差別（エイジズム）とは、年齢に基づく偏見や差別のことである。がんを患う高齢者は、しばしば無自覚な年齢差別により、過小治療あるいは過剰治療を受けることがある。これに対処するためには、高齢者機能評価（GA）などの実践が望まれるが、現実には高齢者のがん診療には時間・人手・コストがかかるという課題がある。さらに、がんを患う高齢者の増加に伴い、医療費も増加し続けており、このままでは現在の医療体制の持続可能性が危ぶまれる。そこで本シンポジウムでは、がんを患う高齢者に対して倫理的かつ持続可能な医療のあり方について、さまざまな視点から議論したい。
Ageism refers to prejudice or discrimination based on age. Older adults with cancer are often subjected to unintentional ageism, which can lead to undertreatment or, conversely, overtreatment. To address this issue, the use of geriatric assessment (GA) and other tailored approaches has been recommended. However, in reality, cancer care for older adults requires considerable time, workforce, and cost. Moreover, as the number of older adults with cancer continues to rise, healthcare expenditures are also increasing, raising concerns about the sustainability of current healthcare systems. In this symposium, we aim to explore ethical and sustainable approaches to cancer care for older adults from various perspectives.

司会	水谷　友紀	国立がん研究センター中央病院 / 日本老年腫瘍学会
司会	山本　寛	東京都健康長寿医療センター　呼吸器内科

Addressing Ageism With Geriatric Assessment in Clinical Practice and Research

演者	Kah Poh Loh	University of Rochester Medical Center

Overtreatment and undertreatment in older adults with cancer

演者	William Dale	George Tsai Family Chair of Geriatric Oncology, City of Hope

Toward Sustainable Cancer Care in Aging Japan

演者	國頭　英夫	日本赤十字社医療センター

日本がん看護学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
令和時代の外来がん化学療法の看護　～１人の看護師が担当する患者は１日何人が適切か,　 外来化学療法看護の標準化～

3月26日（木）08:30 ～ 10:30
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

外来化学療法は病院の医療安全を映す鏡と言われている。外来化学療法における医療安全を考えた時、スタッフの適正な人員配置ができていることは、心理的安全の確保や業務の標準化に必須である。日本医療安全学会の看護部会は2023年に外来化学療法における看護師の適正配置に関する全国調査研究を実施し、適正な看護師の配置に関する本邦のエビデンスを初めて発表した。その結果は以下の通りである。
1. 看護師一人当たりの患者数（看護師1名対患者5−6名以上）が多い施設では、血管外漏出の発生率が高い傾向、またクレーム対応時間も増加する。
2. 残業時間が多い施設では、血管外漏出の発生率が上昇する。
3. 緊急入院対応の時間が長い施設は、血管外漏出の発生率が上昇する。
以上の結果から、看護師が対応する患者数が多く、緊急入院対応時間が長い、残業時間やクレーム対応が多いと、患者安全に影響していることが証明された。外来化学療法おける看護師の適正配置や外来化学療法看護の標準化についての議論を通して、安全な外来化学療法について議論を重ねる機会としたい。

司会	浜本　康夫	東京科学大学臨床腫瘍学分野
司会	柴田　亜弥子	愛知県がんセンター　看護部
司会	河田　健司	藤田医科大学　臨床腫瘍科

日本医療安全学会看護部会の取り組み

演者	藤井　千枝子	慶應義塾大学看護医療学部

外来がん薬物療法を実施する看護師の医療安全に関する研究解析結果報告

演者	大田　えりか	聖路加国際大学大学院

看護管理の視点から見た外来化学療法の看護

演者	國江　慶子	東京都立大学大学院 人間健康科学研究科

外来化療センターでの業務分析

演者	山田　知里	愛知県がんセンター

外来化学療法看護の標準化と適正な人員配置

演者	上條　優子	関東学院大学看護学部

日本放射線腫瘍学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
免疫放射線療法の現状と展望

3月26日（木）14:00 ～ 16:00
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

免疫療法と放射線療法の併用は基礎理論的に相乗効果が期待されており、複数の臓器癌を対象に治験が施行されてきた。近年その結果が次々と報告され、有効・無効両方の報告があり、有効性が認められ、保険適用となった癌種においては、実臨床での経験も増加している。本シンポジウムでは免疫放射線療法の基礎についての講演ののち、頭頸部癌・肺癌・食道癌・子宮頸癌について腫瘍内科・放射線治療科両者のエキスパートにより現状の報告と今後の治療開発の展望について講演いただく。最後に総合討論において、今後の免疫放射線療法の全体的な課題について検討したい。

司会	伊藤　芳紀	昭和医科大学医学部　放射線医学講座放射線治療学部門
司会	辻野　佳世子	兵庫県立がんセンター・放射線治療科

免疫放射線療法の基礎（仮題）

演者	吉本　由哉	福島県立医科大学　先端臨床研究センター

頭頸部癌における免疫放射線療法の現状と展望　（仮題）

演者	本間　義崇	国立がん研究センター中央病院　頭頸部・食道内科

肺癌における免疫放射線療法の現状と展望（仮題）

演者	原田　英幸	静岡県立静岡がんセンター・放射線陽子線センター

食道癌における免疫放射線療法の現状と展望（仮題）

演者	野村　基雄	京都大学医学部附属病院　腫瘍内科

子宮頸癌における免疫放射線療法の現状と展望 （仮題）

演者	戸板　孝文	沖縄県立中部病院・放射線治療センター

日本緩和医療学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
がん緩和ケアの最新のエビデンス

3月26日（木）16:05 ～ 17:55
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

がん患者の代表的な６つの苦痛に対する緩和ケアについて、エキスパートによる最新のエビデンスを含み講演いただく。がん医療で必須とされる緩和ケアの統合を実践し知識をUpdateし、誰一人とりのこさない緩和ケアの提供につながるシンポジウムとしたい。

司会	高野　利実	がん研究会有明病院　乳腺内科
司会	里見　絵理子	国立がん研究センター中央病院　緩和医療科

がん疼痛

演者	馬渡　弘典	横浜南共済病院緩和支持療法科

呼吸困難

演者	鈴木　梢	がん・感染症センター都立駒込病院　緩和ケア科

悪心嘔吐・便秘

演者	結束　貴臣	国際医療福祉大成田病院　緩和医療科

腹水

演者	伊藤　哲也	東京大学医科学研究所附属病院　先端緩和医療科

倦怠感

演者	三浦　智史	国立がん研究センター東病院　緩和医療科

気持ちのつらさ

演者	阿部　晃子	国立がん研究センター中央病院　緩和医療科

日本がん・生殖医療学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
がん治療と生殖医療の協働～抗がん薬の性腺障害～

3月27日（金）08:20 ～ 09:50
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

近年、新規抗がん薬の導入によってがんの治療成績が向上し、サバイバーシップを意識した意思決定支援が求められるようになってきた。特に、将来の挙児を希望する患者にとって、抗がん薬の性腺毒性や発生・遺伝毒性に関する情報は重要であるが、新規抗がん薬の開発研究のなかで、必ずしもこれらに関する情報収集が行われていない。取り組みが進まない背景には対象となる若年患者が少ないことや、分子標的によって治療開発がフラグメント化していることなどが想定されるが、本セッションでは、国内のがん・生殖医療の現状、グローバル研究の潮流を踏まえ、産・官・学それぞれの立場からみた課題を当事者の意見も交えて整理し、今後の展望を検討する。

司会	鈴木　直	聖マリアンナ医科大学　産婦人科学
司会	清水　千佳子	国立健康危機管理研究機構　国立国際医療センター　乳腺・腫瘍内科診療科・がん総合診療センター

（仮題）抗がん薬の性腺障害：患者のアンメットニーズ

演者	桜井　なおみ	一般社団法人ＣＳＲプロジェクト

（仮題）抗がん薬の性腺障害：ウィミンズヘルスとしての課題と前向き研究

演者	森重　健一郎	地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター 生殖医療センター

（仮題）抗がん薬の性腺障害：メンズヘルスからの課題、評価の課題

演者	湯村　寧	横浜市立大学附属市民総合医療センター

（仮題）抗がん薬の性腺障害：製薬企業の取り組みと展望

演者	Bastanfard Armin	KIZUNA MEDICAL株式会社

（仮題）安全性情報としての性腺障害：PMDAの立場から

演者	甘粕　晃平	医薬品医療機器総合機構　医薬品安全対策第二部

(仮題）薬剤の性腺障害：疫学研究による情報収集の可能性と課題

演者	石黒　智恵子	国立健康危機管理研究機構 臨床研究センター データサイエンス部 臨床疫学研究室

シンポジスト	井口　豊崇	独立行政法人　医薬品医療機器総合機構　新薬審査第五部

日本人類遺伝学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
がんのゲノム医療・遺伝医療領域での課題に関して情報を更新する

3月27日（金）09:50 ～ 11:50
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

がんのゲノム医療・遺伝医療の進展中で、臨床腫瘍領域の医師が避けて通れない遺伝性腫瘍における診療や研究の現場での最新のトピックスに関して、情報を更新する。

司会	平沢　晃	岡山大学
司会	井本　逸勢	愛知県がんセンター研究所

血液腫瘍のがん遺伝子パネルで遭遇し得るGermline findings

演者	加藤　元博	東京大学小児科

固形腫瘍のがんゲノム解析でのgermline findingsとmosaic findings

演者	桑田　健	国立がん研究センター東病院

新規の遺伝性腫瘍原因遺伝子・がん易罹病性遺伝子の同定アプローチとその成果

演者	白石　航也	国立がん研究センター研究所

遺伝子腫瘍領域での着床前診断（PGT-M）の現状と今後の展望ー海外での状況を参考として

演者	鈴木　直	聖マリアンナ医科大学　産婦人科学

日本癌治療学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
周術期薬物療法の進歩：個別化と多職種連携の展望

3月27日（金）15:30 ～ 17:30
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

近年、がん治療の領域において、周術期薬物療法は大きな進展を遂げつつあります。乳がんや胃がんをはじめとした複数のがん種において、免疫チェックポイント阻害薬（ICI）や抗体薬物複合体（ADC）、分子標的治療薬といった新規薬剤の導入が進み、従来の術前・術後化学療法の枠組みを超えた治療戦略の個別化が加速しています。
これに伴い、外科治療を中心とした単一診療科によるアプローチから、外科・内科・薬物療法科・病理・放射線・看護・薬剤部などによる多職種連携チーム医療が、治療成績向上と毒性管理の両立の鍵となっています
本セッションでは、消化器がん（胃・食道・大腸・肝胆膵）、乳がん、肺がん、婦人科がん（子宮・卵巣）、泌尿器がん（前立腺・膀胱・腎）といった主要ながん腫を対象に、最新の周術期治療のエビデンスとその実践への課題を多角的に共有します。

司会	辻　晃仁	香川大学医学部臨床腫瘍学講座
司会	増田　愼三	京都大学大学院医学研究科　外科学講座　乳腺外科学分野

消化器がん(食道がん・胃がん)

演者	沖　英次	九州大学病院　先端医工学診療部

消化器がん(大腸がん)　

演者	賀川　義規	大阪国際がんセンター　消化器外科

乳がん

演者	増田　紘子	東京都立がん・感染症センター 都立駒込病院　乳腺外科

肺がん

演者	釼持　広知	静岡がんセンター呼吸器内科

婦人科がん

演者	原野　謙一	国立がん研究センター東病院腫瘍内科

泌尿器科がん

演者	鈴木　光太郎	神戸大学 大学院医学研究科・医学部 腎泌尿器科学分野

肝胆膵がん

演者	奈良　聡	国立がん研究センター中央病院　肝胆膵外科

重複癌診断時のアプローチ（遺伝性腫瘍の視点も加えて）

演者	隈元　謙介	香川大学 ゲノム医科学・遺伝医学

日本循環器学会／ 日本腫瘍循環器学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
腫瘍循環器診療で困ったらどうする　-beyond Onco-Cardiology guideline-

3月28日（土）08:20 ～ 10:20
第4会場（パシフィコ横浜ノース G5）

セッション詳細

本邦でがんと循環器の両者を診療する腫瘍循環器学が登場しすでに10年以上が経過する中2023年にOnco-Cardiologyガイドラインが刊行された。しかしながら、がん治療の進歩により新しいがん治療薬が開発される一方で新たな心血管毒性が問題となっている。そこでは、腫瘍循環器的対応のエビデンスが不足しておりガイドラインには記載できない課題が多く、医療現場ではエキスパートオピニオンに頼らざるを得ない状況が続いている。本セッションでは、日本臨床腫瘍学会と日本循環器学会そして両者を結ぶ日本腫瘍循環器学会が共催し、がん診療において腫瘍循環器診療における課題や問題点について実際に診療の場で活躍されているエキスパートの先生方に最新の情報をご講演いただく。

司会	向井　幹夫	大阪がん循環器病予防センター
司会	馬場　英司	九州大学大学院医学研究院　連携腫瘍学分野

ガイドラインに物申す　腫瘍循環器オーバービュー

演者	大倉　裕二	新潟県立がんセンター新潟病院　腫瘍循環器科

ICI関連心筋炎マネジメントの最新情報

演者	田尻　和子	国立がん研究センター東病院　循環器科

アントラサイクリン心筋症への対応　乳がんトリプルネガティブ、デクスラゾキサンの位置付け

演者	内藤　陽一	国立がん研究センター東病院　総合内科

小児がん治療におけるがんサバイバーの晩期心筋毒性

演者	清谷　知賀子	国立成育医療研究センター 小児がんセンター

がん診療に役立つ新しい心血管画像診断

演者	中西　理子	東邦大学医学部、東邦大学医療センター大森病院　 内科学講座循環器内科学分野

がんと動脈硬化について（CHIP）などトランスレーショナル・オーバービュー

演者	由良　義充	名古屋大学医学部循環器内科

日本小児血液・がん学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
AYA世代進行期肉腫における小児科と腫瘍内科の治療アプローチの違いと支援のあり方 ～治療から長期フォローアッーアップまで～

3月28日（土）08:20 ～ 10:20
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

AYA世代がん患者への支援の課題と解決策を議論
特にLTFUを意識し、AYA世代がん患者の医療移行を含めたサポートのあり方を検討　

司会	細野　亜古	国立がん研究センター東病院　小児腫瘍科、腫瘍内科
司会	日野　もえ子	千葉大学医学部附属病院小児科

症例提示、主旨説明

演者	細野　亜古	国立がん研究センター東病院　小児腫瘍科、腫瘍内科

小児科医の治療アプローチ（初期治療、内科との連携の課題）

演者	日野　もえ子	千葉大学医学部附属病院小児科

腫瘍内科医の治療アプローチ（成人症例としての標準治療の考え方）

演者	大山　優	亀田総合病院腫瘍内科

がん相談支援担当者によるサポート体制の説明（患者・家族の意思決定支援）

演者	小田　夏実	国立がん研究センター東病院　AYA看護外来専従看護師

長期フォローアップ（LTFU）専門医による治療後のフォローアップの課題

演者	大園　秀一	久留米大学病院小児科

当事者（患者）視点の発表（可能であれば患者または患者会の代表を招く）

演者	片倉　睦

日本癌学会／日本臨床腫瘍学会

合同シンポジウム
がん研究と臨床医学のクロストーク：連携が生む治療革新の最前線

3月28日（土）14:05 ～ 16:35
第6会場（パシフィコ横浜ノース G7）

セッション詳細

がんの本質に迫るためには、発がんの起点となる遺伝子変異クローンの進化動態、空間トランスクリプトミクスを用いた腫瘍組織の高次解析、そして腫瘍免疫微小環境の分子理解が不可欠である。一方、がん個別化医療は、診断技術・創薬・免疫制御の飛躍的進展により新たな局面を迎えている。本シンポジウムでは、これら最先端の研究成果を基盤に、がんの病態理解と治療戦略の刷新を図るとともに、リキッドバイオプシーの臨床応用、RNA創薬、がん免疫療法の進化といった多角的な視点から、がん医療の未来像を展望する。

司会	高阪　真路	国立がん研究センター研究所
司会	角南　久仁子	国立がん研究センター中央病院 臨床検査科

遺伝子変異クローンの進化過程に基づく発がん機構の解明

演者	垣内　伸之	京都大学白眉センター

空間トランスクリプトミクスが切り拓くがん研究の新潮流

演者	鈴木　穣	東京大学大学院 新領域創成科学研究科

腫瘍免疫微小環境を制御する分子基盤の解明と治療標的の探索

演者	小山　正平	国立がん研究センター 研究所 免疫ゲノム解析部門

乳がん診療におけるリキッドバイオプシーの臨床応用と展望

演者	吉波　哲大	大阪大学医学部附属病院　がんゲノム医療センター/乳腺・内分泌外科

RNA創薬のフロンティア：スプライシング異常に挑む

演者	小山　隆文	国立がん研究センター中央病院　先端医療科

がん免疫療法はどこまで進化するのか：冷たい腫瘍を熱くするために

演者	北野　滋久	がん研究会有明病院　がん免疫治療開発部

教育講演1

腫瘍生物学の基礎 I, II

教育講演2

腫瘍生物学の基礎 III

教育講演3

薬物療法総論I：殺細胞性抗がん薬

教育講演4

薬物療法総論II：分子標的薬

教育講演5

薬物療法総論III：免疫チェックポイント阻害薬

教育講演6

副作用とその対策，支持療法

教育講演7

オンコロジー・エマージェンシー・腫瘍随伴症候群

教育講演8

高齢者のがん治療

教育講演9

緩和医療

教育講演10

サイコオンコロジー・ACP（Advanced Care Plannning）

教育講演11

第I,　II, III相臨床試験

教育講演12

頭頸部癌・甲状腺癌

教育講演13

食道癌・胃癌

教育講演14

大腸癌・小腸癌

教育講演15

肝臓癌

教育講演16

胆道・膵臓癌

教育講演17

小細胞肺癌・中皮腫

教育講演18

非小細胞肺癌

教育講演19

乳癌（周術期薬物療法）

教育講演20

乳癌（転移・再発薬物療法）

教育講演21

子宮頸癌・子宮体癌

教育講演22

卵巣癌

教育講演23

泌尿器癌（腎、尿路、前立腺）

教育講演24

骨軟部腫瘍

教育講演25

転移性骨腫瘍

教育講演26

悪性リンパ腫

教育講演27

白血病

教育講演28

多発性骨髄腫

教育講演29

神経内分泌腫瘍・ジスト

教育講演30

皮膚癌

教育講演31

原発不明癌

教育講演32

小児腫瘍

教育講演33

ゲノム医療

教育講演34

原発性および転移性脳腫瘍

教育講演35

臨床研究法・個人情報保護・利益相反

委員会企画

広報渉外委員会

委員会企画

3月26日（木）08:30 ～ 10:30
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

禁煙推進セッション：水タバコ提供店舗の空気汚染と健康への懸念

セッション詳細

司会	上野　誠	神奈川県立がんセンター
司会	福田　実	長崎原爆諫早病院　呼吸器内科

演者	姜　英	産業医科大学

がん情報、誰にどう届ける？ 〜多職種・多施設・多団体をつなぐコミュニケーション〜

セッション詳細

近年、インターネットや SNS の普及によりがん情報が氾濫し、患者や市民が信頼できる情報にアクセスする重要性が高まっています。日本臨床腫瘍学会（JSMO）のSNSワーキンググループ（SNS-WG）はこれまではJSMO会員向けの情報発信に注力してきましたが、今後は会員以外の医療者や一般の方に正しいがん情報を届けるため、他学会・民間団体など外部組織とも連携することでより効率的な情報発信のあり方を模索すべき時期に来ていると考えます。
JSMO2026大会においては、この課題に対し、がん医療に関わる多様なステークホルダーが一堂に会し、それぞれの立場から情報発信の現状、課題、そして未来について議論を深めるシンポジウムを企画いたします。特に今回は、昨年までと比べて他団体との連携を重視し、JSMO以外の各団体でSNS運用に関わっている人との経験やノウハウの共有と意見交換を行うことで、今後のJSMOのSNS活動の方向性について検討することを目指します。

司会	北野　滋久	がん研究会有明病院　がん免疫治療開発部
司会	上原　悠治	国立がん研究センター中央病院 先端医療科

SNS情報発信の現状と課題、本シンポジウムの狙いなど総論と概要を提示。

演者	後藤　知之	滋賀県立総合病院　腫瘍内科

がん当事者・家族の情報入手の課題について、多様な立場の人と議論・検討を重ねている。

演者	扇屋　りん	CancerX

個人として情報発信を行っている医師の視点、発信の工夫や苦労、影響力、ふるまい方などについて。

演者	山本　健人	京都大学医学部附属病院　消化管外科

学会・若手組織としてのSNS運用の実際や課題、連携の可能性。

演者	伏見　淳	東京慈恵会医科大学附属病院　乳腺内分泌外科

ガイドライン委員会／高齢者のがん薬物療法ガイドライン作成WG

委員会企画
「高齢者のがん薬物療法ガイドライン」改訂第2版

3月26日（木）14:00 ～ 15:30
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

セッション詳細

超高齢社会の到来により、高齢がん患者が増加している。高齢者は加齢に伴う個体差が大きく、臨床試験から除外されていることが多いため、治療方針決定におけるエビデンスが不足している。そのため、日常のがん診療において、患者・家族および医療従事者にとって実践的に活用できる診療ガイドラインが求められている。
こうした背景のもと、日本臨床腫瘍学会および日本癌治療学会が主体となり、2019年に「高齢者のがん薬物療法ガイドライン」が発行された。本ガイドラインは、作成委員、システマティックレビュー（SR）委員、看護師・薬剤師協力委員、患者・市民代表、およびMindsアドバイザーから構成された作成組織により、Minds2014に準拠して作成された。総論および各論あわせて12のクリニカルクエスチョン（CQ）を設定し、がん薬物療法において日常的に遭遇し、判断に迷う、かつ臨床アウトカムの改善が期待されるテーマが採用された。推奨は、意思決定に関わる多様な立場のメンバーから構成される推奨パネルにより、エビデンス総体に加え、益と害のバランス、患者の価値観など多面的な視点に基づいて決定された。
本ガイドライン発刊から4年が経過し、高齢者のがん薬物療法を取り巻く環境の変化や新たな国内外のエビデンスの蓄積を踏まえ、2023年9月の理事会において本ガイドラインの改訂が承認された。改訂作業はMinds2020に準拠して進められ、総論および各論あわせて18のCQを採用した。2024年5月にスコープを完成、同年10月にスコープ改訂、2025年5月にSRを終了した。今後は2025年7月に推奨決定、同年9月に草稿完成、外部評価およびパブリックコメントを反映させたうえで、2025年11月に最終稿の完成予定である。
本ガイドライン改訂版では、新たなエビデンスに基づき旧版のCQの推奨内容が更新されたほか、日常診療で広く実施されているCQはBasic Questionへ移行し、より実臨床における課題に即した新たなCQを採用している。さらに、今回から新たに泌尿器領域も加わった。これらの改訂により、本ガイドライン改訂版は、がん診療に携わる医療従事者と患者・患者家族が協働して意思決定を行う際に、重要な判断材料となることが期待される。

司会	松岡　歩	国立がん研究センター　がん対策研究所　サバイバーシップ研究部
司会	長島　文夫	杏林大学

総論

演者	大村　洋文	九州大学大学院社会環境医学講座連携社会医学分野

造血器1

演者	三浦　勝浩	日本大学医学部

造血器2

演者	高橋　勉	島根大学医学部附属病院　血液内科

消化器

演者	上野　真行	倉敷中央病院　消化器内科

呼吸器

演者	久保　寿夫	岡山大学

乳腺

演者	厚井　裕三子	九州がんセンター　乳腺科

泌尿器1

演者	新田　聡	筑波大学

泌尿器2

演者	須河　恭敬	東京医療センター

泌尿器3

演者	成田　伸太郎	秋田大学

会員委員会／キャリアエンパワーメント委員会

委員会企画
クロスオーバーオンコロジー　腫瘍内科医が切り拓くこれからのがん診療の未来

3月26日（木）08:30 ～ 10:00
第14会場（パシフィコ横浜ノース G404）

セッション詳細

近年、腫瘍内科は単独の専門領域としてだけでなく、臓器別がん診療科や緩和医療、総合診療など包括的視点とも交差する“クロスオーバー”型の専門性が求められている。また、多彩な医療現場での腫瘍内科医の役割は多様化しており、多職種の協働もますます重要となっている。本企画では、「クロスオーバー・オンコロジー」という新たな視点から、多様な立場の医師（大学病院・地域病院・クリニック・在宅医など）と看護師から、腫瘍内科医の各診療領域・現場での働き方の実際やキャリアパス、専門医資格の活かし方について紹介し、これからのがん診療における腫瘍内科医の可能性とJSMOが提唱する腫瘍内科医の位置づけ、課題をディスカッションするとともに、腫瘍内科専門医のキャリア形成、会員数増加に向けた今後の行動目標を考える。

司会	東　光久	奈良県総合医療センター
司会	駄賀　晴子	大阪市立総合医療センター

日本がんサポーティブケア学会／老年腫瘍学WG

委員会企画
多職種で支える高齢者のがん治療～私たちはこうやっています！実例とリアルタイム討議～

3月27日（金）08:20 ～ 09:50
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

セッション詳細

社会の高齢化を反映し、がん患者の高齢化も進んでおり、がん診療を担当する医師・メディカルスタッフが高齢がん患者の治療に悩む場面が増えている。近年では高齢者に対する機能評価が連携拠点病院の要件として明記されるなど、高齢がん患者に最適な治療を提案するための体制整備が求められている。一方で、各施設の人的・物的リソースや高齢患者の割合には大きな差があり、GAの実装方法や地域連携のあり方について模索している施設も少なくない。本セッションでは、GA実装における課題とその解決策について、各分野のエキスパートによる解説を交えながら議論する。本セッションはJASCC高齢者のがん治療部会との合同セッションとし、JASCC会員およびJSMO会員を対象として2025年9月に実施予定のGA実施状況および課題のアンケートの結果を紹介し、GAの活用や多職種連携の実例を共有することで現場の実装に向けたヒントを提供することを目的とする。なお、当日はQRコードを使用したリアルタイム投票システム等を導入し、インタラクティブなセッションを行う。

司会	津端　由佳里	岐阜大学大学院医学系研究科呼吸器内科学
司会	松岡　歩	国立がん研究センター　がん対策研究所　サバイバーシップ研究部

基調講演	北川　善子	独立行政法人国立病院機構九州がんセンター　看護部
基調講演	牧浦　大祐	神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター　リハビリテーション部門
基調講演	土井　綾子	斗南病院　腫瘍内科

ディスカッサント	坂本　靖宜	横浜市立大学附属病院
ディスカッサント	中村　千里	聖マリアンナ医科大学病院
ディスカッサント	市川　賀一	北里大学病院　トータルサポートセンター
ディスカッサント	島田　理子	国際医療福祉大学成田病院 消化器外科

保険委員会

委員会企画
希少がんに対するエビデンスのある抗悪性腫瘍薬の供給問題

3月27日（金）10:20 ～ 11:50
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

セッション詳細

昨今、アクチノマイシンDの国内供給不良問題が生じた。アクチノマイシンDは、横紋筋肉腫やユーイング肉腫に対するエビデンスの高い治療であるにもかかわらず、希少がんであることの採算性の問題、清算コストの安い海外に生産拠点があることなどの問題が挙げられるが、医療用医薬品の安定確保は重要で、日本臨床腫瘍学会保険委員会でも前向きに取り組んでいる。又、昨今、核医学の分野でも神経内分泌腫瘍（NET）に対するペプチド受容体放射性核種療法（PRRT）など新規治療があるが、内照射薬の輸入の問題、天災などによる供給停止問題、施設におけるハード面、ソフト面の問題など、薬剤供給問題が生じている。希少がんにおいても、エビデンスの高い標準治療を、滞りなくがん患者さんに届けるにはどうしたらよいのかを、アカデミア、製薬メーカー、がん患者、厚生労働省の立場より議論し、今後必要なアクションについて考える。

司会	南　博信	神戸大学大学院医学研究科 腫瘍・血液内科
司会	柴田　浩行	秋田大学

JSMO保険委員会に相談のあった抗悪性腫瘍薬の供給問題

演者	鈴木　達也	国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科

アクチノマイシンDの薬剤供給問題についてー製薬メーカーの立場より

演者	岡村　俊明	ノーベルファーマ株式会社　薬事本部

核医学治療用核種は海外依存ーどう国内製造する？

演者	絹谷　清剛	金沢大学核医学

希少がんに対する薬剤供給問題（薬剤供給不良問題とドラッグロス）ーがん患者の声

演者	西舘　澄人	NPO法人GISTERS（日本希少がん患者会ネットワーク）

エビデンスのある抗悪性腫瘍薬の供給問題について～厚生労働省の立場から

演者	藤井　大資	厚生労働省　医政局　医薬産業振興・医療情報企画課　医薬品産業・ベンチャー等支援政策室

教育企画部会／JSMO大学WG

委員会企画
魅力ある臨床実習とは？がんの臨床の伝え方を考える

3月27日（金）15:35 ～ 17:05
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

セッション詳細

全国の医学生に最新の腫瘍学を学ぶ機会を提供し、腫瘍学に興味をもち、将来腫瘍内科医を目指す医学生を増やすことを目的として、2023年に教育企画部会内に「JSMO大学（JSMO University）」が設立された。
腫瘍学の魅力をどのように伝えるべきか？どのような講義が魅力的か？そもそも腫瘍学の魅力とはなにか？
本セッションでは、腫瘍内科の臨床実習をどのように行っていくか？臨床実習で腫瘍内科の魅力をどのように学んでもらうか？について学び、ディスカッションする。

司会	吉井　由美	奈良県立医科大学付属病院 がんゲノム・腫瘍内科
司会	砂川　優	聖マリアンナ大学

基調講演	磯部　真倫	岐阜大学大学院医学系研究科医科学専攻 生殖・発育医学講座 産科婦人科学

ディスカッサント	今井　源	東北大学病院腫瘍内科
ディスカッサント	三浦　裕司	がん研有明病院
ディスカッサント	内野　慶太	虎の門病院　臨床腫瘍科

専門医部会

委員会企画
がん教育にOncologistはどう貢献できるのか？　～専門医よ、学校へ行こう～

3月28日（土）08:20 ～ 09:50
第8会場（パシフィコ横浜ノース G303＋G304）

セッション詳細

がん教育は、小中高等学校で実施することが学習指導要領で規定されているが、がん専門医やがん経験者などの「外部講師」を活用できているのは、全国の学校のうち12.4%にとどまっている。がん教育の実施については、地域ごとに工夫がなされ、独自のシステムを構築している地域もあるが、地域によって温度差がある。様々なプレイヤーが関与しているものの、誰もリーダーシップをとることなく、普及が進んでいない地域もある。まずは、各地域の実態を把握し、地域ごとの状況に応じた対策が必要である。
学校が外部講師を呼びたいと思っても、どのようにアプローチしていいのかわからず戸惑っているという声も聞く。一方で、がん教育に興味を持つがん薬物療法専門医は多いにもかかわらず、実際にがん教育を実践できている人は多くない。今後は、外部講師を呼びたい学校と、がん教育に行きたい専門医をマッチングするような仕組みも必要と思われる。本学会でそういう体制づくりができないか、専門医部会の下に「がん教育ワーキンググループ」が設置されて議論が始まっている。生徒にどのようなメッセージを伝えるべきなのか、がん教育の質を担保するためにどうすればよいか、子どもたちだけでなく、大人や社会全体へのがん教育をどうすｒか、についても議論が必要である。
がん患者も教師も医療者も、子どもも大人も、学校も病院も社会も、すべてのプレイヤーが、がん教育に主体的に取り組む「みんなでがん教育」の文化を醸成していきたい。本企画では、がん教育の現状と課題と、がん教育ワーキンググループの取り組みについて、ワーキンググループのメンバーを中心に議論する予定である。

司会	谷山　智子	国立国際医療センター　乳腺・腫瘍内科
司会	高野　利実	がん研究会有明病院　乳腺内科

専門医部会がん教育WGの取り組み

演者	高野　利実	がん研究会有明病院　乳腺内科

がん教育の現状と課題

演者	助友　裕子	日本女子体育大学　体育学部健康スポーツ学科

学校の現場からがん教育に期待すること

演者	石井　健一	東京都立新宿山吹高等学校

がん経験者として生徒に伝えたいこと

演者	三好　綾	NPO法人がんサポートかごしま

キャリアエンパワーメント委員会

委員会企画
学生・研修医とともに考える腫瘍内科の現在と未来〜これからの腫瘍内科医のキャリア〜

3月28日（土）08:20 ～ 09:50
第9会場（パシフィコ横浜ノース G314＋G315）

セッション詳細

近年、がん薬物療法の進歩やがん患者の増加に伴い、「腫瘍内科」の需要はますます高まっている。JSMO2025で報告されたように、医学生や初期研修医の間でも「腫瘍内科」への認知度や進路としての関心が高まってきている。しかし一方で、「腫瘍内科」としてのキャリアパスは明確には定義されておらず、求められる役割や医師像は地域や施設によって多様である。本シンポジウムでは、現役の腫瘍内科医がどのようなキャリアを歩み、どのように働いているのかを可視化し、次世代の若手医師にとってのロールモデルの一例を提示する。若手医師の視点を取り入れた議論を通じて、「腫瘍内科」への理解を深めるとともに、今後の専門医育成や制度設計のヒントを得る場としたい。腫瘍内科医のあるべき姿を若手医師とともに模索し、その可能性について議論を進める。

司会	木藤　陽介	石川県立中央病院　腫瘍内科
司会	高見澤　重賢	川崎市立井田病院