会長挨拶

会長挨拶

第48回日本呼吸器内視鏡学会学術集会
会長 岡田 克典
東北大学加齢医学研究所呼吸器外科学分野

この度、第48回日本呼吸器内視鏡学会学術集会を2025年6月12日(木)、13日(金)に、仙台国際センター展示棟・青葉山公園 仙臺緑彩館において開催することになりました。仙台での開催は、1985年の仲田 祐会長以来、実に40年ぶりとなります。伝統ある本会を、仙台で開催させていただくことを大変光栄に存じております。

本学会の定款第3条(目的)「この法人は、国民が高度で安心して受けられる呼吸器内視鏡医療を実現するため、気管支鏡及び縦隔鏡、胸腔鏡等を使用して行う診療の知識と技術の向上を図る事業等を行い、その進歩と発展を通して公共の福祉に貢献することを目的とする。」に基づき、本学術集会のテーマを、「呼吸器内視鏡学の新たなる展開」といたしました。

「新たなる展開」には3つの意味を込めました。一つは、肺癌診断以外の診療行為における気管支鏡の有用性にも特に目を向けたい、というものです。例えば、私が専門とする肺移植においても、気管支鏡は、ドナー評価、レシピエントの術後の気道清浄化と病原微生物のスクリーニングのために欠かせない医療ツールです。第2は、急速に発展する呼吸器内視鏡関連の技術革新、すなわち胸腔鏡・ロボット手術関連、ロボット気管支鏡、気管支バルブ治療などを、改めてクローズアップしたいという意図です。最後は、Diversity, Equity & Inclusion(DEI)の観点から、若手、女性といったキーワードを念頭においた学術集会にしたいと思います。医学以外の世界で活躍する皆様による講演も、是非、楽しみにしていただければ幸いです。

本学会は、会員数は7,000名を超え、2023年度から社団法人化ならびに本部・支部会計一体化を果たし、学会組織としても成熟期を迎えようとしています。本学術集会でも、呼吸器内科、呼吸器外科はもとより、放射線科、病理、小児科、麻酔科、耳鼻咽喉科など、多くの診療科の医師・メディカルスタッフによる熱い討論を期待します。例年通り、気管支鏡セミナー(前日)、ハンズオンセミナーも予定いたします。

本学術集会は、現地開催を基本としつつ、企画セッションなどは、後日、オンデマンドでの聴講も可能とする予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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呼吸器外科学分野

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