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日本泌尿器腫瘍学会第10回学術集会
会長挨拶
 
日本泌尿器腫瘍学会第10回学術集会
会 長    江藤 正俊
  九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野 教授
 この度、日本泌尿器腫瘍学会第10回学術集会を2024年10月26日(土)と27日(日)の2日間、JR九州ホール・JR博多シティ会議室で開催させて頂くことになりました。九州大学がこの会を開催させて頂くのは初めてとなりますが、ご推挙頂いた会員の皆様に厚く御礼申し上げます。

 今回の会のテーマは「すべては泌尿器がん征圧のために(英文タイトル:Integrate all for conquering urological cancers)」とさせて頂きました。私たちが若い頃、例えば腎がんの治療薬といえばインターフェロンαやインターロイキン2しかなく、転移性腎がん患者の予後は極めて不良でした。その後、外科手術においては低侵襲手術である腹腔鏡手術やロボット手術が導入され、薬物療法では分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、抗体製剤等の登場で泌尿器がん患者の予後は大幅に改善しました。一部の患者においては治癒といえる方まで出てきています。とはいえ、まだ満足できる状況ではありません。泌尿器がんを征圧するためにはマウスを用いた基礎研究から臨床サンプルを用いた研究まですべてを結集させる必要があると考えました。具体的にはcancer genome profiling、single cell analysis、RNA seq、ctDNA、microbiota等の様々な解析を用いたprecision medicineにより、泌尿器がんを征圧したいと考え、今回のテーマと致しました。

 今回の第10回学術集会を開催させて頂く2024年は私どもの九州大学医学部泌尿器科学教室の創立100周年の年に当たります。これより今回のテーマにはこれまでの100年にわたる当教室での泌尿器腫瘍に対する研究や診断、治療の歴史もすべて結集させる意味合いも込めております。今回のポスターに示す砂時計には100年以上前の九州大学医学部の正門付近の写真と現在の九州大学病院の写真を載せることで、当教室100年の歴史を表現したつもりです。節目の第10回学術集会を幸運にも当教室の創立100周年の年に開催させて頂くので、会期中に記念の催しも企画致しております。

 最後になりますが、この文章を書いておりますのは2023年12月末です。新型コロナウィルス感染はすっかり落ち着いております。これより現状では従来通りの完全対面による現地開催を考えております。当然会員懇親会も行う予定です。10月は食欲の秋、真只中ですが、博多には年間を通して美味しい食材が揃っておりますので、多くの皆様のご来福を教室員一同、心よりお待ち申し上げます。
 
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