第52回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会

会長挨拶会長挨拶

第52回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会、会長:矢澤 康男(埼玉医科大学国際医療センター 骨軟部組織腫瘍科・整形外科)
第52回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会
会長 矢澤 康男
埼玉医科大学国際医療センター 骨軟部組織腫瘍科・整形外科

この度、第52回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会会長を拝命いたしました埼玉医科大学国際医療センター骨軟部組織腫瘍科・整形外科の矢澤です。埼玉医科大学で日整会学術集会を担当させて頂くのは、平成7年当時の東博彦教授が軽井沢で基礎学術集会をして以来で、今回で2回目となります。大変光栄に存じつつも重責も感じています。以下、学会概要についてご説明申し上げます。

今回は埼玉県で初めての日本整形外科学会学術集会ですので埼玉色に染めました。会場は埼玉医大総合医療センターがあります川越市の複合施設「ウェスタ川越」にいたしました。川越は古い街並みがのこる江戸情緒薫る町であり、昔から「小江戸」の愛称で呼ばれ観光地としても有名です。都心から電車で30分程度の近さですので週末は観光客で賑わっています。NHK朝の連続ドラマ「つばさ」の舞台にもなりました。学会の前後、合間に川越探訪をお楽しみ下さい。お泊まりは東京でも川越でも大丈夫ですが、川越に宿泊なさるかたは混雑が予想されますのでご予約をお早めにお願いします。

学会の企画も「埼玉」にこだわりました。埼玉医科大学には三つの大きな病院(埼玉医科大学病院、総合医療センター、国際医療センター)があり、この三病院の整形外科と埼玉骨軟部腫瘍研究会、地元整形外科医会のご協力をいただき運営しています。シンポジウム、パネルディスカッションなど企画、実務などに力を合わせ盛り上げます。埼玉の英知を集め、皆様が楽しめる学会にする所存です。

学会のテーマは「一生勉強 一生青春」とさせて頂きました。この言葉は私の生地足利市の書家であった相田みつを先生の言葉の一つです。私は相田先生の言葉に囲まれて育ちました。私は日頃若い先生に「医師は一生勉強だよ。」と言っておりますので、今回の学会のテーマとさせていただきました。英語の副題ですが、これも私が留学しておりました米国Mayo Clinicの創始者の一人であるWilliam James Mayo先生の”There is always more to learn.”にさせて頂きました。学びの醍醐味を存分に満喫できる会としたく存じます。

海外研究者招待は米国Mayo Clinicより腫瘍整形外科の歴史そのものと言えるFranklin Sim先生をお呼びしております。さらにAustraliaから世界的権威のPeter Choong先生、放射線治療医のSamuel Ngan先生、また更に化学療法医、病理医の先生もご招待しています。世界の流れの中で日本の骨軟部腫瘍医療はどうあるべきか考える良い機会になれば幸いです。

全員懇親会は川越の観光スポットである蔵通りそばの氷川会館で行います。会のお帰りに夜の蔵通りを散策するのも一興です。多くのしゃれたレストラン、カフェ、バルもございます。川越を含め西埼玉は観光地、リゾート施設が多く、機会がございましたら是非お楽しみくださいますよう。少し足を伸ばして秩父観光などもお勧めです。

7月の埼玉は熊谷で代表されるように猛暑を迎えます。参加者の皆様のご苦労をお察ししますが、それを凌駕する歓待をさせていただく所存ですのでどうぞ大勢の皆様のご参加を宜しくお待ち申し上げています。

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