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会長挨拶

水沼 仁孝 那須赤十字病院 放射線科

第53回日本腹部救急医学会総会
会長 水沼 仁孝
那須赤十字病院 放射線科

日本腹部救急医学会は腹部救急疾患の診療向上を目的に1983年、消化器外科医を中心に設立されました。救急疾患は速やかな診断と的確な治療法の選択が行われなければ、救命に繋げる事が出来ません。従って本学会は初療を扱う救急医、画像診断を担う放射線科診断医、低侵襲治療を担当する内視鏡医、IVR医、そして外科医、さらにはそれら施療後を担当する集中治療医など幅広い分野の医師が一同に会し、各専門分野を超え、横断的に討論を交し合う場となっております。これまで「急性胆道炎」、「急性膵炎」、「急性腹症」などのガイドラインが編纂され、国際的にも引用されるものとなっております。

2017年3月2日(木)・3日(金)の2日間、パシフィコ横浜において開催される第53回日本腹部救急医学会総会はIVRを行う放射線科医が初めて会長を務めさせていただくことになりました。「他を知り、多くを学ぶ-よりよいチーム医療のために-」をテーマに、腹部救急診療の質を高めるためのシンポジウム、ワークシップ、学術発表、さらにはERセミナー、ミニレクチャー、教育セミナー、認定医制度セミナーなどの教育プログラムも行われます。

多くの皆様の参加をお待ちしております。

IVR(Interventional Radiology):画像診断に用いる技術を応用し、非開頭、非開胸、非開腹的に治療をおこなうもので低侵襲治療のひとつである。IVRは手術であり、血管系IVRと非血管系IVRの二つに分けられる。(外保連手術試案第7版p35)