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認定医制度セミナー

日本腹部救急医学会認定医・教育医制度の開始に伴うセミナー開始のご案内

第52回日本腹部救急医学会総会より、日本腹部救急医学会認定医・教育医制度の開始に伴うセミナーが開始いたしました。

日本腹部救急医学会では、腹部救急疾患の診療および腹部手術の周術期管理に関する専門的知識および技術の向上と普及を図るために、腹部救急疾患についての知識と経験に優れ、それを実践し、また指導と教育に積極的に取り組む医師を養成するために、腹部救急認定医・教育医制度を設けました。

腹部救急疾患の診療や腹部手術の周術期管理は、消化器内科、消化器外科、救急集中治療科、放射線科、循環器内科、感染症科などの多くの専門的な知識と治療技術を要する疾患であり、いわばさまざまな診療科の横断的な知識と経験を有する疾患群であり、臨床的に大きな意義があると考えます。

本制度の概要として、腹部救急認定医は、会員歴が3年以上、日本専門医機構基本領域を形成する学会の会員であること、施設あるいは診療部内において組織的、系統的に腹部救急疾患の診療に従事していること、規定のセミナーを受講し試験に合格していること、規定単位12単位以上の業績があることを条件に認定する。また、認定を教育する役割を担う腹部救急教育医は、継続して5年以上腹部救急認定医であること、日本専門医機構基本領域を形成する学会の専門医資格を継続していること、所属診療科あるいは施設内において組織的、系統的に腹部救急診療に従事し、教育的指導活動を行っていること、規定のセミナーを受講し試験に合格していること、規定単位20単位(予定)以上の業績があること、腹部救急教育医2名の推薦があることとしている。現在は、暫定期間として腹部救急暫定教育医を定めており、評議員資格を有すること、日本専門医機構基本領域を形成する学会の専門医資格を継続していること、所属診療科あるいは施設内において組織的、系統的に腹部救急診療に従事し、教育的指導活動を行っていること、本学会総会において、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、主題関連等の演者、または一般演題を含むいずれかの演題の司会、座長、コメンテーターを1件以上経験し、かつ論文1編以上(共著でも可)を本学会誌に投稿していることを課しています。

本制度による認定医・教育医が腹部救急疾患診療の発展にグローバルに寄与することを期待しております。会員の皆様におかれましては、奮ってご参加ください。

2016年12月28日

認定医・教育医制度検討委員会担当理事
草地 信也

教育委員会担当理事
山下 裕一

第53回日本腹部救急医学会総会の日本腹部救急医学会認定医・教育医制度セミナーのオンライン事前受講申請手続きは終了しましたが、全てのセミナーで当日受付を実施させていただくこととなりました。
受講希望の方は、当日会場までお越しください。

認定医セミナーの参加資格

  • 日本腹部救急医学会の会員であること

    ※非会員の方は、学会ホームページよりご入会手続きをお願いいたします。

  • 第53回日本腹部救急医学会総会に参加すること

認定医カリキュラム

分野Ⅰ
(疫学)
  • 急性腹症概論
  • 膵炎 胆管炎・胆嚢炎
  • イレウス、虫垂炎、消化管穿孔
  • 外傷性疾患
分野Ⅱ
(診断)
  • 診療ガイドライン診断基準
  • 肝胆膵の救急疾患
  • 消化管の救急疾患
  • 外傷性の救急疾患
分野Ⅲ
(集中治療)
  • Surgical critical care
  • 深部静脈血栓・肺血栓塞栓予防
  • 重症膵炎、重症胆管炎
  • 輸液・輸血
分野Ⅳ
(薬物治療)
  • 救急時の鎮静・鎮痛剤
  • 抗菌剤選択概論
  • 急性膵炎
  • 急性胆管炎・胆嚢炎
分野Ⅴ
(外科治療)
  • Oncology emergency
  • Emergency general surgery
  • Trauma surgery
  • 診療ガイドライン推奨治療
分野Ⅵ
(IVR)
  • IVR概論
  • 血管分野
  • 外傷分野
  • 消化管分野

第53回日本腹部救急医学会総会 認定医セミナー日程

  • 分野Ⅰ【疫学】2017年3月2日(木)13:10-13:40 講師:真弓俊彦先生(産業医科大学)
  • 分野Ⅱ【診断】2017年3月2日(木)17:40-18:10 講師:畠二郎先生(川崎医科大学)
  • 分野Ⅲ【集中治療】2017年3月2日(木)18:20-18:50 講師:小谷 穣治先生(兵庫医科大学)
  • 分野Ⅳ【薬物治療】2017年3月3日(金)8:15-8:45 講師:渡邉栄三先生(千葉大学)
  • 分野Ⅴ【外科治療*】2017年3月3日(金)16:30-17:30 講師:中田孝明先生(千葉大学)
  • 分野Ⅵ【IVR】2017年3月3日(木)15:50-16:20 講師:斉田芳久先生(東邦大学医療センター 大橋病院)

    *分野【Ⅴ外科治療】の受講は、日本外科学会専門医制度研修プログラムの「経験すべき手術・処置等:外傷の修練」の1点に認定されています

◆認定を目指す先生方へ

腹部救急認定医は、会員歴が3年以上、日本専門医機構基本領域を形成する学会の会員であること、施設あるいは診療部内において組織的、系統的に腹部救急疾患の診療に従事していること、規定のセミナーを受講し試験に合格していること、規定単位12単位以上の業績があることを条件に認定されます。
第53回総会では1日目昼・夕方、2日目朝・夕方に6回のセミナーが開催予定であり、さらに各種教育プログラムにも単位が認定されますので、より多くの単位が取得可能です。

◆認定医単位 取得可能プログラム

●ERセミナー

『救急における被ばく:小児と女性』(分野VI A. IVR概論)
2017年3月2日(木)8:30-9:00 
講師:宮嵜 治先生(国立成育医療研究センター)

『イオン性ヨード系造影剤(ガストログラフィン・ウログラフィン)の危険性について』(分野VI A. IVR概論)
2017年3月2日(木)9:00-9:30
講師:早川克己先生(岩手県立釜石病院)

●ミニレクチャー

『腹部救急MRI』(分野II 診断 B. 肝胆膵の救急疾患)
2017年3月2日(木)14:30-15:00
講師:井上明星先生(滋賀医科大学)

『サラサラ薬と高齢者腹部救急(出血)』(分野III 集中治療 A. Surgical clinical Care)
2017年3月2日(木)15:00-15:30
講師:藤城光弘先生(東京大学)

第52回日本腹部救急医学会総会 認定医セミナー

  • 認定医制度セミナー(分野Ⅰ 疫学 A. 急性腹症概論)
    2016年3月4日(金) 7:50-8:20 第1会場
    急性腹症の疫学と診断における病歴聴取と診察の重要性
  • 認定医制度セミナー(分野Ⅱ 診断C. 消化管の救急疾患)
    2016年3月3日(木) 17:30-18:30 第4会場
    急性腹症の診断
  • 認定医制度セミナー(分野Ⅲ 集中治療 A. Surgical Clinical Care)
    2016年3月4日(金) 12:20-12:50 第1会場
    敗血症の診断と治療-敗血症患の救命率向上を目指して-
  • 認定医制度セミナー(分野Ⅳ 薬物治療 B. 抗菌剤選択概論)
    2016年3月4日(金) 7:50-8:20 第3会場
    腹部救急疾患に対する抗菌薬療法の基本
  • 認定医制度セミナー(分野Ⅴ 外科治療 C. Trauma Surgery)
    2016年3月3日(木) 17:30-18:30 第1会場
    腹部外傷に対する手術-蘇生的開腹術を中心に-
  • 認定医制度セミナー(分野Ⅵ IVR B. 血管分野)
    2016年3月4日(金) 12:50-13:20 第3会場
    腸間膜虚血に対するIVR

を開催いたしました。
第52回総会時に受講したセミナーの分野およびモジュールを各自確認するようにしてください。

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