プログラム

特別講演

「マラソンと栄養管理」(仮題) 詳細はこちら

司 会

鷲澤 尚宏
(東邦大学医学部臨床支援室、東邦大学医療センター大森病院栄養治療センター)

演 者

宇佐美 彰朗
(東海大学名誉教授、宇佐美マラソン・スポーツ研究室 室長)

インタビュアー

斎藤 恵子
(東京医科歯科大学医学部附属病院臨床栄養部)

教育講演

「専門医が見逃しやすい低栄養」

司会

林 宏行
(日本大学薬学部薬学科)

演者

瓜田 純久
(東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター)

パネルディスカッション

「糖質制限食療法の医療における位置づけ」

司会

丸山 道生
(田無病院)

司会

関根 里恵
(東京大学医学部附属病院 病態栄養治療部)

演者

伊藤 進
(東京女子医科大学 小児科)

演者

山田 悟
(北里大学北里研究所病院 糖尿病センター)

演者

古川 健司
(多摩南部地域病院 外科)

糖質制限ダイエットに空前のブームが巻き起こっています。そのため、糖質制限療法というと、なにか民間療法的なイメージが先行します。疾患の代謝栄養治療としての糖質制限療法やケトン食もまた、そのようなイメージが付きまといます。このセッションでは、糖尿病、てんかん、がんに対する糖質制限療法やケトン食の真実を明らかにしていきます。

ケトン食は、1世紀にわたり薬剤抵抗性の小児の難治性てんかんに治療食として使用されてきました。炭水化物を極端に制限し、主なエネルギー源として脂肪を用い、ケトーシスを誘発するのを目的としている治療食です。最近はアルツハイマー型認知症、パーキンソン病、ALS、自閉症などの神経疾患にも効果があることが認められ、さらに癌に対してもその効果が期待されています。

ヒポクラテスのころから小児のてんかんには絶食に効果があるといわれてきました。1920年代に絶食療法の研究から、米国でてんかんのケトン食療法が考案され、治療効果を上げていました。しかし、数多くの効果のあるてんかん治療薬が登場すると、薬品会社のサポートもない食事療法のケトン食は衰退したのです。しかし、この20年ほど前から再び、脚光を浴びるようになったのです。多剤耐性のてんかん治療に効果が認められたからです。

また、がんに対するケトン食の理論的根拠は、「正常細胞はブドウ糖、ケトン体の両方をエネルギー源として利用できるが、がん細胞はブドウ糖のみしか利用できない。炭水化物を制限したケトン食は、正常細胞はケトン体を使いエネルギーを得て生き残れるが、癌細胞はエネルギー源が断たれ、癌の増殖は抑制される」というものです。現在までケトン食の癌に対する効果は、多数の細胞レベルの基礎実験、マウスなどの動物実験で確認されています。ただし、現在の段階では臨床的には確立されていません。現在まで、臨床での多くの検討は脳腫瘍が中心で、その他乳がん、前立腺癌、転移性がんなどもあります。最近、本邦でも、抗がん剤との併用での症例検討が行われており、効果も報告されてきています。

今回は、「糖尿病、てんかん、がん」という糖質制限食の効果が期待されている3つの疾患に、それぞれの専門家が最新の知見を述べます。とても期待できるセッションです。

ワークショップ

「重症病態治療における栄養管理計画で実践しているタイミングに関する工夫」

司会

片岡 祐一

(北里大学病院 救命救急・災害医療センター)

雅楽川 聡

(公立阿伎留医療センター 救急科)

海外および本邦のガイドラインにおいて、重症患者に対する栄養療法は、48時間以内の早期経腸栄養が推奨されていますが、循環・呼吸状態が不安定な場合や腹部手術後などでは、早期経腸栄養の施行は容易ではありません。また、ガイドラインでは、早期経腸栄養ができない場合の静脈栄養の開始時期も、栄養状態や栄養リスクにより大きな違いがあります。 重症病態に対する治療を行う中で、栄養管理を開始するタイミングや内容・方法を変更していくタイミングについて、施設ごとの実施状況、早期開始の問題点、早期に開始できない理由、栄養療法の開始基準、プロトコールなどを報告していただき、効果が得られやすいタイミングや合併症の少ない栄養管理計画についての活発な議論を期待します。

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    • 日本糖尿病療養指導士認定機構 単位
    • 日本薬剤師会 単位
    • 日本栄養士会 単位

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