フォーサム2023大阪/温故知新 ~時を超える英知の結集~ フォーサム2023大阪/温故知新 ~時を超える英知の結集~

ご挨拶

第56回日本眼炎症学会

会長:楠原 仙太郎
(神戸大学大学院医学研究科 外科系講座眼科学分野)

楠原 仙太郎

第56回日本眼炎症学会を担当させていただきます神戸大学の楠原仙太郎です。この様な貴重な機会を与えてくださいました日本眼炎症学会の評議員そして会員の皆様に心より感謝申し上げます。今回はフォーサム2023大阪として、日本眼感染症学会(宮崎大会長:鳥取大学)、日本コンタクトレンズ学会(福田昌彦会長:近畿大学奈良病院)、日本涙道・涙液学会(嘉鳥信忠会長:大浜第一病院)とともに大阪国際会議場で開催させていただきます。

フォーサム2023大阪のテーマは「温故知新 ~時を超える英知の結集~」とさせていただきました。近年の眼炎症分野における進歩は目覚ましく、優れた検査機器や新規治療薬の登場によって患者さんの見え方の質(quality of vision)は向上してきました。この流れを継承しさらに発展させるためには、新規薬剤や機器の開発に必要な基礎・臨床研究を引き続き推進していくことが重要です。本学会で偉大な先人達の歩みを振り返りながら今後我々が進んで行くべき道を議論することが、より良い未来の眼炎症診療に繋がると私は確信しております。

フォーサム2023大阪では4学会合同の特別講演を企画することとしました。演者は感染症の専門家である神戸大学病院感染症内科教授の岩田健太郎先生にお願いしております。眼炎症学会の特別講演については、京都大学臨床免疫学教授の森信暁雄先生に膠原病リウマチ内科分野における治療法の変遷についてお話いただく予定です。招待講演はチュニジアのUniversity of Monastir教授であるMoncef Khairallah先生に感染性ぶどう膜炎の講演をお願いしております。また、「温故知新」のテーマにふさわしいシンポジウムとして「ぶどう膜炎診療の温故知新」、「ぶどう膜炎続発緑内障を考える」を準備いたしました。

近年のコロナ禍で参加者同士が講演会場の熱気の中で議論するという学会の醍醐味が失われていた時期が長く続きましたが、現地開催のメリットを実感いただける学会を準備いたしますので、若手の先生からレジェンドの先生まで、できるだけ多くの先生が会場に集まって高揚感を持って活発に議論いただければ幸いです。皆様を大阪の地でおもてなしできることを楽しみにしております。

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