フォーサム2023大阪/温故知新 ~時を超える英知の結集~ フォーサム2023大阪/温故知新 ~時を超える英知の結集~

ご挨拶

第11回日本涙道・涙液学会総会

会長:嘉鳥 信忠
(大浜第一病院 眼形成眼窩外科)

嘉鳥 信忠

このたび第11回日本涙道・涙液学会総会を主催させていただくことになりました。このような機会を与えていただきました日本涙道・涙液学会の会員並びにご支援賜りましたすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今回のフォーサム2023大阪は、第59回日本眼感染症学会(鳥取大学医学部視覚病態学分野 宮﨑大会長)、第56回日本眼炎症学会(神戸大学医学部眼科学教室 楠原仙太郎会長)、第65回日本コンタクトレンズ学会(近畿大学奈良病院 福田昌彦会長)と共催させていただきます。

4学会共通のテーマとして、歴史的背景や業績を今一度確かめつつ、新しい知識への礎になるような学会となるようにとの思いで、「温故知新~時を超える英知の結集~」を掲げさせていただきました。そして、4学会の合同特別講演としまして、岩田健太郎先生(神戸大学大学院医学研究科教授)に、ご専門の感染症関連のご講演いただく予定です。

また、第11回日本涙道・涙液学会総会(本会)でも、フォーサム2023大阪のメインテーマに即して、「温故」部門として、園田真也先生(枕崎市・園田病院)に、涙道疾患を中心とした医学史を特別講演いただきます。園田先生は某商業季刊雑誌への連載をされておりますのでご存じの方も多いかと存じますが、医学史の第一人者でありますので、きっと興味深いご講演をいただけることと期待しております。そして「知新」部門としては、涙道内視鏡の生みの親で、国内外を問わず、常に先頭でご活躍をされている鈴木亨先生(北九州市・鈴木眼科クリニック)に涙道内視鏡およびCTによる画像診断の最新の知見を教育講演いただきます。今回もきっとinspireしていただけることと期待しております。

また私の持ち込み企画でもありますシンポジウム、「正道か邪道か?私のやり方!」を計画しております。必ずしも恵まれた診療体制とは限らないなか、やむを得ず(独自に?)編み出した診療スタイルやテクニック、また目からうろこのような奇想天外?ユニーク?な手技や概念、治療成績などについて、イグノーベル賞よろしく、まじめに論じてみたい(公募、一部指定演者)と思っております。涙道内視鏡を使用しない涙管チューブ挿入術の治療成績や、麻酔のテクニックなど、本会に関するものであれば、ジャンルは問いません。我こそは…と思われる先生方の応募をお待ちしております。(応募多数の場合は、選考させていただきますことをご了承ください)

その他、4学会合同セッション、また本会の代名詞ともなっておりますスキルトランスファーなど、まだまだ盛沢山の開催予定です。

フォーサム2023大阪、そして第11回日本涙道・涙液学会総会は、「温故知新~時を超える英知の結集~」の賜物によって、新型コロナウイルス感染症が落ち着きを取り戻していることを期待して、現地での開催に向け、鋭意準備を進めております。多くの皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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