プログラム

2022年9月14日付

プログラムの内容は随時更新いたします。

特別講演1 10月7日(金)10:10-10:40 第1会場(メインホール)

Shaf Keshavjee

Defining your Path in Thoracic Surgery

Shaf Keshavjee

(University Health Network, Canada)

特別講演2 10月7日(金)12:50-13:20 第1会場(メインホール)

小林 紘一

日本胸部外科学会の横断的機能

小林 紘一

(慶應義塾大学 名誉教授(呼吸器外科))

特別講演3 10月8日(土)13:00-13:30 第1会場(メインホール)

谷口 維紹

炎症・免疫・がんを巡って:日本の科学のこれから

谷口 維紹

(東京大学先端科学技術研究センター 炎症制御学部門)

理事長講演

日本胸部外科学会のめざすところ2022

澤 芳樹

(大阪大学大学院医学系研究科/大阪警察病院)

会長講演

協奏する胸部外科

中島 淳

(東京大学医学部附属病院 呼吸器外科)

分野会長講演(心臓)

My Cardiac Surgery

荻野 均

(東京医科大学 心臓血管外科学分野)

分野会長講演(食道)

難治食道癌克服への挑戦

松原 久裕

(千葉大学 大学院医学研究院 先端応用外科)

学会企画

学会企画1 「医療安全講習会」(倫理・安全管理委員会)

日時
2022年10月5日(水)13:10-14:10
会場
パシフィコ横浜 会議センター 1階 第1会場 「メインホール」
座長
竹村 博文(金沢大学 心臓血管外科)
講師
「COVID-19関連」 舘田 一博(東邦大学 微生物・感染症学講座) 「インフォームドコンセントから共同意思決定(SDM,Shared Decision Making)へ
ー真のEBMを実践するために」
小松 康宏(群馬大学 医療の質・安全学)

※心臓血管外科専門医、呼吸器外科専門医の新規、更新申請クレジットとなります。

受講証明書 取得方法

現地

入退室記録が確認された方には、メールで配信いたします。(12月下旬予定)
遅刻・早退は受講と認められません。

オンデマンド配信

配信期間:2022年10月12日(水)正午 ~11月20日(日)17時まで
最初から最後まで視聴し、受講後のe-testに合格された方には、メールで配信いたします。(12月
下旬予定)
※受講証の再発行はいたしません。

学会企画2 「JATS Research Project Award」(研究・教育委員会)

日時
10月6日(木) 14:30-15:20
会場
パシフィコ横浜 会議センター 1階 第1会場 「メインホール」
座長
岡田 健次(神戸大学 大学院・医学部 心臓血管外科学分野)
岡田 克典(東北大学加齢医学研究所 呼吸器外科学分野)
亀井  尚(東北大学大学院医学系研究科 消化器外科学分野II)
演者
第1回JATS award for transitional clinical research 受賞者
カルニチンを用いた食道癌術後の心房細動予防-探索的単群介入試験-
新宮 康栄(北海道大学 心臓血管外科学教室)
第2回JATS award for transitional clinical research 受賞者
「中等度以下虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁手術の現状とその治療成績」
松浦  馨(千葉大学医学部附属病院 心臓血管外科) 第3回JATS award for young investigators受賞者
<心臓>
「大動脈弁石灰化におけるプロスタグランジン代謝経路の役割」
坂上 倫久(愛媛大学大学院医学系研究科 心臓血管・呼吸器外科学)
<肺>
「人工知能解析による肺癌胸膜浸潤の予測」
工藤 勇人(東京医科大学 呼吸器・甲状腺外科学分野) <食道>
「食道癌におけるクラスタリングを用いた炎症凝固サブタイプの提唱とMolecular profiling」
松田  諭(慶應義塾大学医学部 外科学(一般・消化器))

学会企画3 「若手胸部外科医の働き改革は“どうなる?どうして欲しい?どうしたい?”」
学会企画3 (胸部外科医労働環境委員会)

日時
10月7日(金) 13:20-14:50
会場
パシフィコ横浜 会議センター 5階 第4会場「503」
司会兼ファシリテーター
吉野 一郎(千葉大学 呼吸器外科)
新浪 博士(東京女子医科大学 心臓血管外科)
安田 卓司(近畿大学医学部 外科学教室上部消化管部門)
演者
「「医師の働き方改革」に関する会員の意識調査結果」 安田 卓司(近畿大学医学部 外科学教室上部消化管部門) 「若手心臓血管外科医の働き方の現状と要望」 田中 千陽(東邦大学医療センター佐倉病院 心臓血管外科) 「食道外科医の労働環境における現状と今後の課題」 松田  諭(慶應義塾大学医学部 外科学(一般・消化器)) 「呼吸器外科医の労働環境における現状と課題」 竹ヶ原京志郎(兵庫医科大学 呼吸器外科)

学会企画4 「新専門医制度のQ&A」(専門医制度委員会)

日時
10月7日(金) 16:10-17:10
会場
パシフィコ横浜 会議センター 5階 第4会場「503」
座長
佐藤 幸夫(筑波大学 呼吸器外科)
基調講演
「いよいよ始まった新専門医制度のQ&A」 渡辺  毅(日本専門医機構)
ディスカッサント
種本 和雄(川崎医科大学 心臓血管外科)
竹内 裕也(浜松医科大学 外科学第二講座)
コメンテータ
北川 雄光(日本消化器外科学会理事長 )
吉野 一郎(日本呼吸器外科学会理事長)

受講証明書 取得方法

現地

入退室記録が確認された方には、メールで配信いたします。(12月下旬予定)
遅刻・早退は受講と認められません。

オンデマンド配信

配信期間:2022年10月12日(水)正午 ~11月20日(日)17時まで
最初から最後まで受講された方は、12月下旬にメールで配信します。

※受講証の再発行はいたしません。

学会企画5 「ホームカミングセッション(帰朝報告)」(国際委員会)

日本胸部外科学会では若手・中堅の胸部外科医を対象に、欧米の施設へ3ヶ月間の留学を支援するJATSフェローシップ事業と、指定された米国の施設へ3ヶ月間の留学を支援するJATS/AATS Foundation Fellowship事業を行っています。
以前は留学と言えば長期滞留が大多数を占めていましたが、短期留学でも大きなインパクトがあると思われます。
このフェローシップを利用してすでに多くの先生方が短期留学を果たしていますが、その後のキャリア形成にフェローシップの経験がどのように役に立ったのかを語って頂きます。

日時
10月7日(金) 16:10-17:40
会場
パシフィコ横浜 会議センター 4階 第5会場「301」
座長
湊谷 謙司(京都大学 心臓血管外科)
演者
帰朝報告: 2020年度JATS/AATS Foundation Fellowship
長田 裕明(京都大学 心臓血管外科)
帰朝報告:2020年度JATS/AATS Foundation Fellowship
杉山 佳代(愛知医科大学 心臓外科)
帰朝報告:【心臓血管外科分野】
邉見宗一郎(Children’s National Hospital)
過年度受賞者:2017年度JATSフェローシップ【呼吸器外科分野】
古川 公之(ピッツバーグ大学 胸部外科)
過年度受賞者:2017年度JATSフェローシップ【呼吸器外科分野】
宮﨑 拓郎(佐世保市総合医療センター 呼吸器外科)
過年度受賞者:2017年度JATS/AATS Graham Foundation Fellowship
高橋 洋介(大阪公立大学 心臓血管外科)
過年度受賞者:2017年度JATSフェローシップ【心臓血管外科分野】
白石 修一(新潟大学医歯学総合病院 心臓血管外科)
過年度受賞者:2018年度JATSフェローシップ【食道外科分野】
中島雄一郎(九州がんセンター 消化管外科)
過年度受賞者:2018年度JATSフェローシップ【呼吸器外科分野】
春木 朋広(鳥取大学医学部 呼吸器・乳腺内分泌外科)
過年度受賞者:2018年度JATSフェローシップ【心臓血管外科分野】
橋本  誠(札幌心臓血管クリニック 心臓血管外科)

学術プログラム

10月5日(水)

会議センター 5F 「501」

第2会場
10:30 - 12:00

JATS Case Presentation Awards 心臓1

大動脈瘤、大動脈解離

14:20 - 15:50

JATS Case Presentation Awards 心臓4

先天性

16:00 - 17:30

JATS-NEXTセッション

未来の胸部外科を次世代で考える~あつまれJATS-NEXT~

会議センター 5F 「502」

第3会場
10:30 - 12:00

JATS Case Presentation Awards 心臓2

心臓腫瘍、その他

14:20 - 15:50

JATS Case Presentation Awards 心臓5

弁膜症

会議センター 3F 「301」

第5会場
10:30 - 12:00

JATS Case Presentation Awards 心臓3

感染、仮性瘤

14:20 - 15:50

JATS Case Presentation Award 食道

食道外科

会議センター 3F 「302」

第6会場
10:30 - 12:00

JATS Case Presentation Award 呼吸器1

非腫瘍性肺疾患

14:20 - 15:50

JATS Case Presentation Award 呼吸器2

腫瘍性肺疾患

会議センター 3F 「303」

第7会場
10:30 - 12:00

JATS Case Presentation Award 呼吸器3

縦隔・胸膜・胸壁疾患

10月6日(木)

会議センター 1F 「メインホール」

第1会場
8:00 - 10:00

ビデオシンポジウム 領域横断

低侵襲手術 ーどこまでできるか、各領域の適応と限界ー 内視鏡を駆使した手術

概要

心・肺・食道それぞれの領域で、胸腔鏡・ロボット・縦隔鏡等の低侵襲アプローチが開発され、日々進歩しその適応が拡大している。 各々の領域で低侵襲アプローチの進化と適応について映像で示すとともに討論頂きたい。

 
10:05 - 11:10

Panel Discussion (Cardiac) 2

Key role of female cardiothoracic surgeons in developing JATS

English Session

13:00 - 14:30

シンポジウム 領域横断1

3領域における複合手術 - 副損傷への対応

概要

心臓、大動脈、呼吸器、食道それぞれの手術中に予期せぬ他臓器損傷を来した場合の適切な対応について、各領域の考え方と実際の手技を共有することを目的とする。特に、胸部外科の複数の部門が協力して成功に導くことができた手術症例のビデオを供覧し、その時の工夫、術中および術後管理の注意点、適応などを紹介して頂く。 

 
16:00 - 18:00

Symposium (Cardiac) 2

Re-evaluation of aortic root replacement according to the long-term results

English Session

概要

各種大動脈基部置換術(ただし感染・解離は除く)の再手術回避率、抗凝固療法関連合併症を含む中・遠隔期成績を比較し、我が国における各々の術式の役割・適応を再評価するのが本セッションの目的である。

 

会議センター 5F 「501」

第2会場
8:00 - 10:00

Symposium (Lung) 1

Current status of airway and lung regeneration

English Session

10:10 - 11:10

テクノアカデミー 呼吸器1

低侵襲アプローチ手術での困難症例

概要

低侵襲手術である胸腔鏡手術は呼吸器外科では一般的な手術となり、多くの施設で施行されている。 必然的に胸腔内全面癒着症例、進行癌症例など適応は拡大されつつある。治療方針に検討を要した症例、術前画像からは予想を超える状況、染込みリンパ節やリンパ節の腫大、周囲臓器への浸潤、出血等のトラブルにより手技的に難渋したあるいは困難であった症例を経験することがある。症例を提示していただき、カンファレンス形式で討論していただきたい。

 
13:00 - 14:00

ワークショップ 呼吸器1

呼吸器外科領域におけるエナジーデバイスおよび生体糊製剤の使用とその工夫

概要

現在超音波凝固切開装置、血管シーリング装置、特殊な電気メスモードなど呼吸器外科領域においても様々なエナジ-デバイスが使用されている。また、生体糊製剤も頻用されている。本セッションでは、各施設で実際に使用しているエナージデバイスおよび生体糊製剤の使用法と工夫に関して動画で供覧頂き、その成績、問題に関してもご報告頂きたい。

 
14:10 - 15:10

クリニカルビデオセッション 呼吸器

16:00 - 17:30

シンポジウム 呼吸器2

肺癌に対する縮小手術(区域切除・楔状切除)の功罪

概要

JCOG0802/WJOG4607LからGGOを伴う末梢小型肺腺癌では区域切除術が肺葉切除術よりも有意に術後生存率が高値であるとの結果が得られたが、その解釈は単純ではない。我が国から発信されたエビデンスを今後の外科治療にどのように活かしていくのかについて発表・討論したい。

 

会議センター 5F 「502」

第3会場
8:00 - 8:30

ディベート 心臓1

BITA or SITA この症例をどうする?

概要

冠動脈バイパス術における両側内胸動脈(BITA)の適正使用は?具体的にどのような症例に対してはBITAあるいはSITAが適応であるかを討論していただきたいと思います。

 
8:30 - 10:00

パネルディスカッション 心臓1

肺経カテーテル的肺動脈弁留置術(TPVI)の現状と今後

概要

経カテーテル肺動脈弁留置術(TPVI)は2021年に承認され、ファロー四徴症術後遠隔期の肺動脈弁閉鎖不全・狭窄症に対して臨床使用されることになる。TPVIの本邦における現状と今後の展望について、循環器内医、小児循環器医、心臓血管外科医の各々の立場で議論する。

 
10:10 - 11:10

ワークショップ 心臓1

心房性機能性房室弁逆流におけるadvanced stage症例への手術戦略

概要

Atrial funcdtional MR/TRの多くは、リングによる弁輪縫縮で対処できる。しかし、巨大左房を有するadvanced caseにおいてはリングのみの矯正では不十分と思われる。このような症例にはどのような手技を用いるのが妥当であるかについて議論する。

 
13:00 - 14:00

ワークショップ 心臓2

Severe TRに対する術式の展開

概要

重症二次性TRに対する手術術式として弁輪リング縫着のみ、乳頭筋など弁下組織への介入、さらには自己心膜パッチを用いた弁尖拡大術、あるいは弁置換術と様々な術式が存在するが、いまだに一定の見解は得られていない。本セッションではこの奥深いテーマについて幅広く討論する。

 
14:10 - 14:40

ディベート 心臓5

僧帽弁形成術: Robot vs 鏡視下MICS

概要

ロボット支援下および鏡視下低侵襲僧帽弁形成術における体外循環法、手術・弁形成手技、機器開発、教育・トレーニング等について、それぞれの立場から発表していただき、利点、注意点さらには将来展望を討論する。

 
16:00 - 18:00

パネルディスカッション 領域横断1

胸部外科手術に生かせる新しい画像診断法

概要

胸部外科領域における手術手技の発展、より安全正確な手術が求められる現況において、術前に複雑・精密な局所3次元構造の理解と手術戦略の立案を目的とした新しい画像診断法の開発は重要である。さらに若手医師への教育支援を目的とした革新的な技術・方法について発表されることを期待する。

 

会議センター 5F 「503」

第4会場
8:00 - 9:30

Techno-Academy (Cardiac) 1

Aortic annular enlargement for children and adult

English Session

概要

大動脈弁疾患では、先天性、成人のどちらの領域においても小さな大動脈弁輪に人工弁置換を行う際に、弁輪拡大の必要性に迫られる。今回、狭小大動脈弁輪に対する大動脈弁輪拡大術をRoss手術を含めたKonno手術に代表される先天性の手技と、Nicks法、 Manugian法など成人領域で多用される手技の両方を理解することで、狭小弁輪に対する大動脈弁置換術を、術式選択を含めより円滑に行うことを目的に討論する。

 
9:30 - 10:00

ディベート 心臓2

RITAの使用方法

概要

冠動脈バイパス術において、両側内胸動脈を最適に使用することは重要なテーマです。今回、特に右内胸動脈「RITA」に焦点を当て、「inflow」の選択として「in-situ=鎖骨下動脈」「上行大動脈=ACバイパス」「in-situ ITA=composite graft」について、それぞれエキスパートを指定演者として、3者によるディベートを行います。それぞれのメリットデメリットを豊富な経験と主要文献に基づいて整理することで、個々の症例に最適なinflowとtarget選択するための理論を共有し、両側ITAの適切使用について理解が深まることを期待します。

 
10:10 - 11:10

ディベート 心臓3

LMT病変に対するCABGの成績

概要

EXCEL試験・NOBLE試験結果から主幹部病変に対するCABGは心筋梗塞2次予防効果を有することが示された。しかし薬物治療・PCIと比較したCABGによる生存率改善の大きさは15年から20年経過するまでは小さい可能性がある。各施設でのCABG・PCI適応、早期および遠隔期の成績(心筋梗塞・死亡率)とついて討論したい。

 
13:00 - 14:30

Symposium (Cardiac) 1

Standardization of Maze opertion: techniques, late outcome, and patient selection

English Session

概要

左心耳閉鎖・切除術による心原性脳梗塞の予防効果が広く認知されてきた。一方、心房細動を合併した心臓手術において左心耳閉鎖のみではなくメイズ手術を行うべき症例の適応が曖昧になっていることが憂慮される。多くの経験を有する術者から洞調律獲得を目指すべき症例を議論して頂きたい。

 
14:30 - 15:00

肺癌合同登録委員会

肺癌登録事業報告

16:00 - 17:30

Panel Discussion (Cardiac) 3

Scientific Re-evaluation of MVR

English Session

概要

近年、僧帽弁形成術が議論の中心であるが、他方、僧帽弁人工弁置換術(MVR)は種々の症例で必要とされ、最近はViVの試行も開始さえ、生体弁によるMVRの割合が増加傾向にある。現在の標準術式と生体弁の適応基準を中心に、手技の詳細(弁温存方法と人工弁縫着方法等)、合併症などについて議論し、最近のMVRを再考する。

 
17:30 - 18:00

ディベート 心臓6

心移植: DCD (donor after cardiac death) : yes or no

概要

著しいドナー不足と移植待機期間長期化の解決策として、日本でも心停止後提供(DCD)による心臓移植の検討が必要である。日本の心臓移植を牽引してきた演者にPros/consに分かれて発表してもらい、DCDによる心臓移植を導入するための課題や対策を議論する。

 

会議センター 3F 「301」

第5会場
8:00 - 9:00

Video Workshop (Cardiac) 1

My technique of aortic valvuloplasty -tips and pitfalls-

English Session

概要

大動脈弁形成術の経験が増えるにつれ、成功例だけではなく不成功例より学ぶことにより、各施設ごと、さまざまなmodification, brush upしたテクニックがあるものと思われる。さまざまなannuloplastyしかり、prolapseの修復法しかり(plicationかsuspensionか)、一尖弁や四尖弁にどう対処するのか?そのような各施設の工夫と注意すべき点についてビデオを中心に供覧し、参加者のレベルアップを図ることを本ワークショップの目的とする。

 
9:00 - 10:00

Video Workshop (Cardiac) 2

Aortic Valve Plasty using autologous pericardium

English Session

概要

大動脈弁形成術を一通りマスターするための最後のハードルはtype III ARであろう。GHの短い弁や大きなfenestrationには心膜を使用せざるを得ないが、その遠隔成績はどうなっているのか?その取り扱いにどのような注意点があるのか?尖弁や類似の二尖弁に心膜を足して使用しても良いのか?Very asymmetrical bicuspid AVは心膜で三尖化して良いのか?このような問いに答えるべく、ビデオで術式を供覧するとともに、供覧症例の遠隔成績についても議論する。

 
17:00 - 18:00

Techno-Academy (Cardiac) 2

Atrial switch in various situations in the current era

English Session

概要

心房スイッチの歴史は人工心肺が使えなかった時代にさかのぼる。現在においても心房スイッチはダブルスイッチや複雑な静脈還流を伴う様々な病態で用いられる重要な外科的手技である。心房内での血流転換には立体的構築が必要であり種々の工夫が必要となる。本セッションではエキスパートにそれぞれの病態での手術手技のノウハウを示していただく。

 

会議センター 3F 「302」

第6会場
10:10 - 11:10

Debate (Cardiac) 4

Aortic vale stenosis: How do you treat?

English Session

概要

ASにおける最善の治療とは何か?ASの治療選択に難渋した3例を会場で提示し、登壇したAS治療の経験豊富な演者が、それぞれの治療方針について意見を述べるディベート方式。

 
16:00 - 17:00

Workshop (Cardiac) 3

Tricuspid valve seurgery using MICS approaches: Direct-vision, Endoscopic, or Robotic?

English Session

概要

直視下、鏡視下、ロボットアプローチを行っている外科医に、それぞれのMICS三尖弁手術における、「術前スクリーニングの注意点」「人工心肺セットアップ」「三尖弁の展開」「TAP手技」について発表していただき、より安全で確実なMICS三尖弁手術のキーポイントを探ります。

 
17:00 - 18:00

Techno-Academy (Cardiac) 3

What is the best way for MICS-AVR?: Right anterior thoracotomy or Right lateral thoracotomy

English Session

概要

MICS-AVRの最適アプローチを、 Right anterior thoracotomy もしくはRight lateral thoracotomyの両者間で、各々使い分け、直視下 or 鏡視下(カメラ角度))、弁選択 (sutureless valve/rapid deployment valveの使用)、結紮方法(COR-KNOTの使用など)について議論でする.

 

会議センター 3F「311+312」

第9会場
13:00 - 14:00

クリニカルビデオセッション 心臓1

展示ホールA

ポスター・口演会場
17:00 - 18:00

クリニカルビデオセッション 心臓2

10月7日(金)

会議センター 1F 「メインホール」

第1会場
8:00 - 9:30

シンポジウム 領域横断3

新型コロナ時代の胸部外科

概要

新型コロナ肺炎の既感染患者を手術する経験が報告され始めている。 胸部外科領域では、肺そのものあるいはその近傍を扱うため、腹部やそのほかの領域の手術と比べて、呼吸管理に関する情報の共有の必要性が高い。胸部外科領域における、緊急手術の経験、周術期管理、および医療者側の感染対策に関する経験をご発表いただきたい

 
13:20 - 14:50

Symposium (Cardiac) 4

Long-term results of frozen elephant trunk- Acute type A aortic dissection, Chornic type B aortic dissection, Aortic aneurysm

English Session

概要

FET法を用いた弓部大動脈置換術の中長期成績を、急性A型大動脈解離、慢性B型大動脈解離、真性瘤の各々について議論し、その有用性と課題を議論する(演題は各々についてのみ募集し、2つ以上の疾患を混在させないこと)。

 
16:10 - 18:10

パネルディスカッション 領域横断2

Developing the academic surgeons-キャリアパス形成-大学(院)での研究は必要か?

概要

外科における研究では基礎領域のみならず、実臨床で生じた疑問(clinical question)を科学的見地から解決する事も重要である。原動力となるのは医師一人ひとりが真理を探究し続ける”研究マインド”である。本セッションでは、指導者の方々から研究マインドの重要性・養い方、外科医・研究活動の両立法について若手研究者へ向けたメッセージを求めるとともに、若手の方々からは自身が優れた外科医・研究者を目指そうとする時に今後胸部外科領域で重要となる課題、両立を阻む問題について広く意見を求める。

 

会議センター 5F 「501」

第2会場
8:00 - 9:30

ワークショップ 呼吸器2

再発胸腺腫の治療:どのタイミングでどのように行うか

概要

再発胸腺腫の治療において外科的切除が選択されることもあるが、いつどのように行うかについてのコンセンサスは得られていない。化学療法や放射線治療を含むMultidisciplinary treatment の一環としての手術の位置付け・再切除のタイミング・外科手術の限界・胸膜肺全摘の適応、などについて議論いただきたい.

 
9:30 - 10:00

ディベート 呼吸器1

悪性胸腺上皮性腫瘍の病期分類 今,改めて問う 正岡分類 vs TNM分類

概要

2017年,胸腺上皮性腫瘍にUICCよりTNM分類が策定された.元来,TNM分類は固形癌等を念頭に置いた分類であり,リンパ節転移や血行性遠隔転移が非常にまれな胸腺腫の実臨床で本当に有用なのか?あるいは胸腺癌ではどうか?現在,併記されていることが多い両者の病期分類の意義について議論いただく

 
13:20 - 14:50

シンポジウム 食道

これまでの食道外科手術を未来にどう生かすか

概要

わが国における食道癌外科治療は3領域郭清や胸腔鏡手術、集学的治療の導入などにより治療成績の向上を遂げた。最近では縦隔鏡手術やロボット支援下手術のような新しい術式も開発され、徐々に普及しつつある。これまでの成績をもとに、様々な視点から食道癌外科治療の未来を論じていただきたい。

 
16:10 - 17:40

Techno-Academy (Lung) 3

Reoperation and Salvage surgery for lung cancer

English Session

概要

原発性肺癌に対する再手術やCRT後の手術など技術的に困難な症例に対する完全切除のための技術について示していただく

 

会議センター 5F 「502」

第3会場
8:00 - 9:30

パネルディスカッション 心臓4

海外で活躍する心臓外科医を目指して:次は君の番だ!

概要

JATSにおいて海外研修プログラムが実施され、海外の施設での経験を通して、会員および学会自体の国際性が推進されている。本セッションでは、海外で活躍する日本人心臓外科医の経験を通して、これから海外へ飛び出そうとする若手外科医、およびそれを指導する上級医が目指す方向性について議論したい

 
13:20 - 14:50

パネルディスカッション 心臓5

長期VADの現状と課題:日米対抗討論会

概要

BTT, DTに関わらず植込み型LVAD治療が長期化しているのは世界的な傾向と考えられる。長期化する植込み型LVAD治療における右心不全、感染、弁膜症、単心室へのVAD、社会的側面(医療費、終末期医療)への対応について、日米で活躍する外科医が両国の現状と将来展望などを討論する。

 
16:10 - 17:40

Panel Discussion (Cardiac) 6

Troubleshooting critical events during cardiopulmonaty bypass in MICS

English Session

概要

MICS/ロボットにおける体外循環トラブルに対する各施設の対応プロトコールを学ぶ。送血圧上昇、脱血不良、心筋保護不良など各場面に対する対応を心臓外科医、臨床工学技士の立場からの発表を下に、JaSECTのメンバーと共に議論を深める。

 
17:40 - 18:10

ディベート 心臓12

小児心筋保護に最適なのはBloodかCrystalloidか?

概要

小児、特に新生児や乳児の複雑心疾患に対する心筋保護法のスタンダードは定まっていない。最近注目のDel Nido式のblood cardioplegiaと従来のcrystalloid cardioplegiaの特性、利点、欠点を討論により掘り下げる

 

会議センター 5F 「503」

第4会場
8:00 - 9:30

シンポジウム 心臓3

透析患者におけるASの最善治療とは?

概要

ハイリスクなHD患者におけるAS治療は、国内一部施設でTAVRが認可され、rapid deployment sutureless弁を用いた低侵襲SAVRなど選択肢も増え、転換期を迎えつつある。HDのAS患者において、良好な早期・遠隔成績のための最善な治療とは何かについて議論する。

 
17:10 - 17:40

ディベート 心臓10

低心機能症例に対する心筋保護;Blood vs Crystalloid

概要

高度低心機能症例においては、より慎重な心筋保護が求められる。 本セッションでは血液心筋保護液と晶質心筋保護液のどちらが低心機能症例により適しているのか、施設の経験と理論的背景に基づき徹底的にディベートして頂く。

 

会議センター 3F 「301」

第5会場
8:00 - 9:00

ディベート 心臓7

Low EF-MRに対する治療戦略:MitraClip , MVR/MVP, DT

概要

低左心機能に伴う機能的僧帽弁閉鎖不全の保存的治療の成績は不良であることが知られており、従来から僧帽弁手術を含む様々な手術を行うことで予後を向上させる試みが行われてきた。経カテーテル的僧帽弁形成術(MitraClip)と、永久使用を目的とした植込み型補助人工心臓治療(DT)の保険収載により、治療の選択が拡大し、その適応や治療成績が議論されている。本セッションでは、それぞれのエキスパートが議論することで、低左心機能に伴う機能的僧帽弁閉鎖不全治療の理解を深めたい。

 
9:00 - 10:00

Techno-Academy (Cardiac) 4

Repair of Barlow-type mitral regurgitation

English Session

概要

変性疾患による僧帽弁逆流に対する弁形成術はGold standardとなった。他方、より変性の程度の高度なBarlow valveに対してはResection and sutureのみでなく、人工腱索による形成術やAlfieri stich法などさまざまな方法が提唱されている。長期成績に基づいて推奨される手術手技に関し討論する。

 
13:20 - 14:50

Video Workshop (Cardiac) 3

Congenital heart surgery: From Asia to The World

English Session

概要

アジアあの国々との人事交流、技術交流が盛んになり、これらの国々から良好な成績が世界に発信されている。本邦に比べ、心臓手術の歴史が浅いために、施設の集約化が進んでおり、特定の施設で数多くの手術が行われている。これらのHigh volume centerでの成績を共有する事により、本邦での今後の先天性疾患のあるべき姿を再考してみたい。

 

会議センター 3F 「302」

第6会場
8:00 - 9:00

ワークショップ 心臓4

急性A型大動脈解離に対するNon-TAR術後の遠位側再手術

概要

急性A型大動脈解離に対する上行置換術やHemiarch術後の弓部再手術の問題や、TEVARによる再手術を考慮した部分弓部置換術の採用など、全弓部置換術(TAR)以外の術式を行った後の弓部・下行・胸腹部大動脈に対する再人工血管置換術やTEVARについて議論する(なお、基部などの中枢側の問題については論じない)。

 
9:00 - 9:30

Debate (Cardiac) 8

Is frozen elephant trunk useful in the surgery for type A acute aortic dissection? Pros and Cons.

English Session

概要

急性A型大動脈解離に対するfrozen elephant trunk法について賛否両論を戦わせて頂く。

 
9:30 - 10:00

ディベート 心臓9

弓部嚢状瘤の手術適応

概要

体外循環を用いた手術に対するリスクが少ない患者の遠位弓部嚢状大動脈瘤に対して、拡大傾向を見極めてから弓部全置換術を行うかTEVARを早期に行うかを提示された症例を中心に論じる。

 
13:20 - 14:50

ワークショップ 呼吸器4

微小肺癌手術における術前・術中の様々な工夫

概要

CT検診の普及等により、近年微小な肺癌診断例が増加している。胸腔鏡手術ではこのような、「触れない」、「見えない」腫瘍を切除するため様々な工夫が必須となった。経験豊かな術者から得意とする肺内微小病変切除の方法をご発表願いたい。その利点や欠点だけでなく、手技上のコツについても示していただき、今後の発展性について皆で論じたい。

 
16:10 - 17:10

テクノアカデミー 心臓5

動脈スイッチにおける冠動脈移植の工夫

概要

動脈スイッチにおける冠動脈移植は手術の最重要ポイントである.通常の冠動脈移植,移植困難例に対する工夫,再度冠動脈移植をやり直した症例など,手術前の画像からの戦略,術中の工夫を含めてビデオを供覧し討論する.

 
17:10 - 17:40

Debate (Cardiac) 11

Surgical treatment for severe ischemic mitral regurgitation: MVR vs MVP

English Session

概要

高度な虚血性IMRに対する外科治療としてはMVRとMVPがあるが、その優劣については確立していない。2016年のランダム化比較試験では2年成績で有意差がなく、再発率はMVPで有意に高かった。しかしこのMVPはMAPのみであり、弁尖のパッチ拡大や弁下への追加手技を行うことにより遠隔成績は向上するとの考え方もある。本セッションではそれぞれの立場から適応や手術手技について討論して頂きたい。

 

会議センター 3F 「303」

第7会場
8:00 - 10:00

ワークショップ 呼吸器3

COPD合併肺癌の外科治療

概要

COPD合併肺癌は術後合併症が多く、手術適応の決定にも慎重を要する。各施設で施行されている術後合併症予防対策のための周術期、術式における様々な工夫について発表していただきたい。

 
13:20 - 14:50

テクノアカデミー 呼吸器2

非悪性気道病変に対する外科療法

概要

胸郭変形、胸部手術後、良性腫瘍等による気道狭窄の病態は治療方針に悩むことが多い。それぞれに行った外科治療について発表、討論して頂きたい。

 
16:10 - 18:10

パネルディスカッション 食道

内視鏡外科手術時代における開胸手技の意義

概要

胸腔鏡下食道切除術に続いて縦郭鏡下食道切除術、ロボット支援下食道切除術が保険収載され、食道悪性腫瘍に対する鏡視下手術が実臨床において多数実施されている。鏡視下手術の急速な普及に伴い、開胸手術を経験せずに鏡視下手術トレーニングを積む時代が到来しつつある。一方で食道癌患者の状態は一様ではなく、近接臓器への浸潤を伴う食道癌症例や想定外の大きな出血をきたした場合など様々な難しい状況にも対応する必要がある。今後、食道癌のエキスパートを目指す若い外科医にとって開胸での手術修練の位置づけを含め、手術手技トレーニングの具体的な現況から将来展望まで、幅広く議論していただきたい。

 

会議センター 3F 「304」

第8会場
8:00 - 9:30

ビデオワークショップ 食道

ロボット特有の手技を活かした食道癌手術

概要

2018年4月の保険収載により、ロボット支援下食道癌手術の症例数が飛躍的に増加している。一方、胸腔鏡下食道切除術は食道癌手術の60%以上で行われるようになり、ある程度完成されつつある術式とも言える。多関節機能、安定した3D拡大視野、エネルギーデバイスなどロボット特有のメリットを活かした手技や場面をビデオ提示いただき、従来の胸腔鏡手術を凌駕する可能性について提案していただきたい。

 
13:20 - 14:50

シンポジウム 領域横断2

胸部外科領域における大量輸血および抗凝固・抗血小板療法に関する諸問題

概要

近年、患者の高齢化が進み、循環器系疾患を有する患者の手術が増えている。 薬剤溶出ステントを留置された後の肺・食道手術もよく経験されるところである。このような症例の経験やエビデンスを紹介していただくとともに、心臓血管外科領域でのルーチンな管理法を示していただきたい。

 
16:10 - 17:40

ワークショップ 食道1

Health-related Quality of Lifeからみた食道癌手術のbest practice

概要

食道癌に対する食道切除再建術は侵襲の大きな手術であり、術後は呼吸機能や嚥下機能の低下を来すことが少なくない。また、食道再建に伴う摂食機能の低下や栄養障害は長期に及ぶ。近年、長期的な手術成績の評価に、身体症状のみならず精神、情動、社会活動を含めた多面的な生活の質を包括的に評価するHealth-related quality of life (HR-QOL)を用いることが主流となってきた。今回、このHR-QOLの観点から、食道癌手術の適応基準、術式の選択、周術期管理等を含めた食道癌手術のbest practiceについて提示していただきたい。

 

10月8日(土)

会議センター 1F 「メインホール」

第1会場
8:00 - 10:00

シンポジウム 領域横断4

臨床研究の立案・進め方 / データベースの構築法

概要

医学倫理の重要性が認識されて久しいが、臨床医学の発展のための手段としての臨床研究を実現させるための方策を語ってもらい、また臨床研究に不可欠なデータベース構築の手順と運営について発表いただく

 
10:10 - 11:10

特別企画 食道

食道癌取扱い規約 第12版の解説

概要

2022年改訂に伴う食道癌外科手術に関連する項目に関し、解説していただく。

 

会議センター 5F 「501」

第2会場
8:00 - 9:30

Symposium (Lung) 3

Advanced techniques in thoracic surgery: lessons learned from lung transplantation

English Session

概要

肺移植術では、通常の肺癌手術ではあまり機会のない、気管支、肺動静脈の吻合を要するが、それらは局所進行肺癌の手術にも応用可能である。本セッションでは、日常的に肺移植術に携わらない呼吸器外科医にも興味を持っていただけるよう、肺移植術の技術的な側面にfocusした。 気管支粘膜の虚血を回避する気管支吻合テクニック、肺動脈再建における心膜パッチ形成、肺動脈幹〜主肺動脈再建、心嚢内での左心房や肺静脈の取り扱いなどをじっくり映像で見せていただき、そのコツや注意点について討議したい。

 
9:40 - 11:10

Panel Discussion (Lung) 1

Why is it so good? Mystery of Japanese lung transplantation

English Session

概要

日本の肺移植の成績が5年生存率70%以上と、世界の平均、50-60%と比べて良好であることはよく知られている。しかしこの理由を検証した研究はなく真剣に議論されたこともほとんどない。日本人の謙虚さゆえ自分のよいところに触れたくないのかもしれないが、単なる自画自賛ではなく、なぜ成績がよいのか考察することは意義がある。つまり、理由を解明することで肺移植全般の進歩につながる可能性がある一方、日本特有のバイアス(例えば待機期間が長く、移植しなくても生存率の高い患者が移植されている)が存在する可能性も否定できない。移植件数が増えてきた今こそ、われわれの肺移植の実情について様々な視点から考察し、世界に向けて発信するきっかけとなれば幸いである。

 
14:20 - 16:20

パネルディスカッション 呼吸器2

肺癌低侵襲手術のニューウエーブ:RATS、Uniportal VATSの適応拡大とピットフォール

概要

近年低侵襲肺癌手術のアプローチとしてRATS、Uniportal VATSが急速に普及してきている。当初は分葉の良い早期症例が適応とされていたが、不全分葉、リンパ節転移を伴う進行症例、そして気管支形成等の複雑な手技を伴う症例にも適応が拡大されてきている。一方難易度の高い症例ではトラブルが増加する事も危惧される。 現状でどこまで適応が拡大できているのか、それに伴い蓄積されてきたコツとピットフォールをビデオで共有して頂き、適応拡大と安全の担保に役立てて頂きたい。

 

会議センター 5F 「502」

第3会場
8:00 - 10:00

シンポジウム 領域横断5

大動脈-食道瘻の治療戦略

概要

大動脈食道瘻は血行動態の破綻の対処に加え、迅速で的確な診断、局所および全身感染の評価と制御を必要な集学的治療を必須とする病態である。食道抜去、再建の適応、人工血管の前処置、ホモグラフト置換の適応、大網や筋肉弁充填、などについては患者の重症度や感染の進展度、また大動脈病変の範囲などから高度な判断を要し、領域を超えた治療連携が必要となる。各施設や外科医の経験を集約した治療戦略を発表していただくとともに教育的なセッションとなることを期待する。

 
10:10 - 11:10

ワークショップ 心臓6

TEVARやFET法後の再人工血管置換術

概要

TEVARやfrozen elephant trunk(FET)法による手術後の再人工血管置換術について議論する(TEVARによる再治療は除く)。

 
14:20 - 15:20

Techno-Academy (Cardiac) 6

Repair technique for aortic bicuspid valve. How to avoid furure stenosis.

English Session

概要

大動脈弁二尖弁に対する形成術では、遠隔期の狭窄による再手術が問題点の一つである。二尖弁を保って形成する場合にどのような工夫が必要であるか。また、very asymmetricの場合は三尖弁化するオプションもあるかなど。手術手技の詳細について議論を深める。

 
15:20 - 16:20

ワークショップ 心臓7

心筋保護を再考する

概要

近年の開心術の進歩に伴う術式の変遷や複雑化の中、至適な心筋保護法はどうあるべきかを再考する。さらに低侵襲心臓手術を含めた最近の手術における心筋保護法の現状(晶質液/血液、投与法)について演題を募集し議論する。

 

会議センター 3F 「301」

第5会場
8:00 - 9:30

Panel Discussion (Cardiac) 7

Mastering the aortopulmonary shunt procedure

English Session

概要

体肺動脈短絡手術は肺血流を維持するための姑息手術として確立された手技であるが、手術時期、アプローチ、人工血管径の選択、pulmonary coarctationへの対応など、手術に際して考慮しなければならない点は多い。本セッションでは短絡手術の仔細なノウハウについて代表的施設からの発表をもとに、これから術者となる若手に裨益する討論を行う。

 
9:40 - 11:10

シンポジウム 心臓6

周術期ショックに対するMechanical Circulatory Support

概要

術前低心機能や心原性ショックのために周術期に補助循環を要する症例を時に経験する。これらに対してIABP. PCPS, Impella, 体外式VAD等をどのように使い、心機能の回復あるいは長期植え込み型VADに繋げていくかなどを議論する。

 
14:50 - 16:20

シンポジウム 心臓7

君にもわかる!若手外科医のための再生医療講座

概要

各循環器疾患に対する多様な再生医療のレビューを行いながら、エキスパートの先生方に基礎研究から臨床応用の現状と未来に関する講演をいただき、若手外科医に対して再生医療に対する興味を喚起する。

 

会議センター 3F 「302」

第6会場
9:30 - 10:30

Workshop (Cardiac) 5

CABG patients having moderate ischemic MR ; How should be managed?

English Session

概要

CABGの際、合併する中等度虚血性MRに対する手術の有効性は明らかではない。2020年ガイドラインでは後下壁心筋バイアビリティの有無が介入の基準となっている。体外循環が安全に使用可能かつOPCABも可能な症例での、僧帽弁への介入の基準について議論する。

 
14:20 - 15:20

ディベート 食道

食道再建経路 胸骨後 vs 後縦隔

概要

胸部食道癌切除後の再建経路には胸壁前、胸骨後、後縦隔の3通りがあるが、そのうち胸壁前経路はハイリスク症例など限定的に選択される傾向にある。一方、胸骨後、後縦隔の2つの経路に関しては、それぞれの施設や術者で方針を決めている場合、症例ごとに使い分けている場合など、さまざまである。このディベートセッションでは、2人のエキスパートにそれぞれ胸骨後経路、後縦隔経路支持お立場で発表いただき、この古くて新しいテーマについて改めて深い議論を行って頂きたい。

 

会議センター 3F 「303」

第7会場
8:00 - 9:30

パネルディスカッション 心臓8

JATS NEXTセッション 若手育成と施設集約化問題,特に小児心臓外科の観点から

概要

胸部外科医の育成に関して、成人と先天性で育成の状況に違いが生じている。特に先天性を志望する専門医試験受験者の減少が顕著であり、小児循環器学会より理事長を招き、成人と先天性の修練状況の違いを明確にし、小児循環器学会からの提言を踏まえた若手育成と施設集約化につてい討論する。場合により厚労省よりオブサーバーを出席を求める

 

会議センター 3F 「304」

第8会場
8:00 - 9:30

ビデオシンポジウム 食道

進行胸部食道癌に対するMIEの適応と工夫

概要

胸腔鏡下食道切除術(MIE)は急速に普及し、術前化学療法後の進行癌症例や化学放射線療法後のsalvage手術に対しても拡大視効果が精細な手術を可能にあることから積極的に適応される時代となった。ただ、瘢痕化による層の不明瞭化や腫瘍の授動制限による術野展開の困難性から安全確実に切除するには、温存臓器面ぎりぎりの剥離や腫瘍全体像の把握に基づいたアプローチなど術野状況に対して臨機応変に対応して手術を進める必要がある。本セッションでは、進行胸部食道癌に対するMIEにおける剥離または術野展開の工夫やコツおよび注意点について論じていただきたい。

 
14:20 - 15:20

ワークショップ 食道2

cT3b症例の治療戦略

概要

明らかなT4と断定はできないが、気管・気管支、大動脈浸潤を否定できない、いわゆるT3.5と呼ばれてきた局所進行胸部食道癌の治療はさまざまな選択肢がある。集学的治療の中で、1次治療、2次治療とそれ以降のモダリティー選択とその理由、手術、放射線治療、化学療法の工夫やステントなどの組み込み、中長期成績などからcT3bの治療戦略を探る。遠隔転移のないcT3b症例に関し、その治療戦略を提示していただきたい。

 
15:20 - 16:20

テクノアカデミー 食道

食道外科専門医:手術ビデオ審査のポイント

会議センター 3F「311+312」

第9会場
9:30 - 10:00

クリニカルビデオセッション 心臓3

展示ホールA

ポスター・口演会場
9:40 - 10:10

クリニカルビデオセッション 心臓4