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会長挨拶

テーマ:革新的消化器がん検診を目指して

第63回日本消化器がん検診学会総会
会長 廣岡 芳樹
藤田医科大学医学部 消化器内科学講座

 この度、第63回日本消化器がん検診学会総会会長を拝命致しました藤田医科大学医学部消化器内科学講座の廣岡芳樹と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。名古屋での本学会総会の開催は、2006年6月開催の第45回総会(会長:芳野純治先生)以来、実に18年ぶりとなります。2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことで日常が“コロナ前”に戻りつつあります。このような状況で、私どもは、新型コロナウイルス感染症が消化器がん検診に及ぼした影響を慎重に分析し、その結果を社会に還元していく責務を負っていると思います。一方では、増加する消化器がんによる死亡者数を少しでも減少させるべく努力することが本学会に課せられた重大な責務であると考えております。そのためには、日本消化器がん検診学会の会員数増加を目指して、魅力ある学会にしてゆく必要があると考えております。

 “がんの統計 2023”によれば、2021年にがんによる死亡者数は約38万人であり、部位別の死亡数は、男性では肺が最も多くがん死亡全体の23.9%を占め、次いで大腸(12.6%)、胃(12・2%)、膵臓(8.7%)、肝臓(7.2%)の順、女性では大腸が最も多く(15.3%)、次いで、肺(14.4%)、膵臓(12,1%)、乳房(9.3%)、胃(9.1%)の順になっています。全体では、肺についで、大腸、胃、膵臓、肝臓となっています。さらに、胆のう・胆管、食道と続きます。このように、がんによる死亡者数は消化器がんが多数を占めます。 新しい治療方法も多く臨床に導入されつつありますが、進行がんでは根治することは稀です。どうしても、より早い段階のがんを見つける必要があります。この意味において本学会の重要性はもっと高く評価されるべきです。伝統的な手法を継承しながらこれまでに無かった新たな方法を開発・社会実装できるかが今後の日本消化器がん検診学会の発展の鍵の一つになると思います。形態診断にAIを組み入れること、形態診断で早期発見が困難なものではゲノム診断・微生物叢分析・代謝物を用いた診断等々を視野に入れるべきです。このような診断法を用いれば、発病する前の“未病”を見つけ出し“先制医療”を行うことも可能になり得ます。

 こうした思いを込めて、第63回日本消化器がん検診学会総会のテーマを“革新的消化器がん検診を目指して”とさせていただきました。私の個人的な感覚ではありますが、日本消化器がん検診学会は他のいくつかの学会に比してやや“地味な学会”というイメージが拭い切れません。決して“派手さ”が良いという訳ではありませんが、最新の知見を学ぶことが出来る学術集会でなければいけないと思います。臨床に導入されている進行がんに対する新規治療法は高額なものが大半です。早期に発見することは我が国の医療経済を好転させることでもあります。目指したものは高いところにあり、簡単には到達出来ないかもしれません。しかしながら、高みを目指さない限り目的は達成出来ません。本総会では、高みを目指して“じたばた”したいと考えております。何卒、よろしく御願い申し上げます。学会開催様式は、対面とオンデマンドの組み合わせを予定しております。会場は、名古屋駅と地下でつながっている交通至便な“ウインクあいち”です。是非とも、多数の演題ご応募と総会へのご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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