放射線フォーラム
新・X線撮影法ガイドライン改訂に向けて
- 司会:
萩原 武(JA北海道厚生連札幌厚生病院 消化器科)
鈴木 康雄(北海道対がん協会 札幌がん検診センター 放射線技術部)
司会の言葉
本学会より『新・X線撮影法ガイドライン【改訂版2011年】』が発行されてから早12年が経ちます。この間、2013年には慢性胃炎に対するピロリ菌除菌の保険適用、対策型検診としての内視鏡検診の導入やバリウム胃X線検診の検診間隔及び対象年齢の変更等、胃がん検診をめぐる背景も大きく変わってきております。他にも背景粘膜診断によるピロリ菌の感染診断、読影におけるカテゴリー分類の導入、被ばく診断参考レベル(DRL2015、2020)の策定、胃がん検診専門技師認定の上位認定としての読影補助認定制度も2020年度より始まる等、現在のガイドラインも現状にそぐわなくなって来ている部分もあるかと思います。また一方でNPO日本消化器がん検診精度管理評価機構の解散に伴い2024年度より胃がん検診専門技師の認定試験も本学会主体で実施される事が決定しております。現在、ガイドラインの改訂、試験問題のカリキュラム作成等に向けて準備を進めているところではありますがそのためにはNPOと学会でダブルスタンダードとなっている撮影法の統一等が必要となってくるのではと考えられます。 今回の放射線フォーラムではガイドラインの改訂に向けその改訂ポイントとなる部分についてある程度コンセンサスを得られるよう議論、討論いただけると幸いに思います。
演者:
入口 陽介(東京都立病院機構 東京都立がん検診センター)
加藤 勝章(宮城県対がん協会がん検診センター
重松 綾(医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ)
見本 真一(公益財団法人神奈川県予防医学協会 放射線技術部)
小田 丈二(医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ)
撮影法ガイドライン(改訂版)に関するコンセンサスミーティング
- 司会:
- 萩原 武(JA北海道厚生連札幌厚生病院 消化器科)
鈴木 康雄(北海道対がん協会 札幌がん検診センター 放射線技術部)
症例検討16:30~17:30
北海道厚生連札幌厚生病院
田内 慎一(医療法人渓仁会 渓仁会円山クリニック)
久保田 憲宏(岩手県予防医学協会 医療技術部 放射線課)
北海道厚生連札幌厚生病院