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会長挨拶
第44回日本脊椎脊髄病学会学術集会を開催するにあたって
 
  第44回日本脊椎脊髄病学会学術集会
会長 田口敏彦
 
 第44回日本脊椎脊髄病学会学術集会を平成27年4月16、17、18日に福岡市で開催させていただくことを誠に光栄に存じております。

 今回のテーマを「脊椎・脊髄疾患の治療における承前啓後」とさせていただきました。脊椎・脊髄疾患の過去の医療を継続し、それを発展させながら将来を開拓していこうというテーマです。本学会は日本脊椎外科研究会の名称で1972年に発足し、日本脊椎外科学会を経て、日本脊椎脊髄病学会に改称して現在に至っています。本学会では、脊椎脊髄疾患の疫学から病態解明や治療法まで、脊椎脊髄疾患のあらゆる分野における基礎から臨床までの情報を提供し、議論する場になっています。世界的にもこのような学会は稀であり、大きな特徴です。この学会のもつ歴史的独自性を踏まえ、先人の業績を受け継いで、これを現在に生かして発展させ、さらには未来へと伝えられる学会にしたいと願っております。

 全登録演題数は1509題という過去最大の演題数の登録をいただきました。その中で厳正な審査をしていただき、シンポジウム採択18題、パネルディスカッション採択6題、主題採択60題、一般講演530題、ポスター438題を採択し、全体の採択率は70%になりました。
 
 我が国における脊椎脊髄疾患の診療水準の向上と普及・啓発に、本学会が果たしてきた役割は非常に大きいものと思います。また、いっぽうでは、痛みや運動麻痺のために不自由な生活を送られている脊椎脊髄疾患患者の数はなお膨大です。低いQOLによる社会的・経済的な損失は計り知れず、私達は解決しなければならない多くの課題を抱えています。しかも、患者さんはできるだけ手術的治療を避けたいと願い、さらに可能であれば、未然に予防することができる治療法を切望しております。

 現在、ロコモティブシンドロームの啓発運動が活発に行われております。ロコモティブシンドロームは、運動器の機能が低下し健康寿命を短くさせています。運動器のなかでも、脊椎脊髄は大切な構成要素です。ロコモティブシンドロームの啓発運動に積極的に参画し、脊椎脊髄の疾患の予防や病態の解明を通して、質の高い生活機能を提供することによって、国民の願いに応えることが私達の役割であると思います。「脊椎・脊髄疾患の治療における承前啓後」のテーマのもと、多くの方々にご参加いただき、活発な議論が展開されますことを期待しています。
 
 
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