会長挨拶

第31回日本乳癌学会学術総会
会長 大野 真司
がん研究会有明病院 副院長・乳腺センター長

会長 大野 真司

第31回日本乳癌学会学術総会を2023年6月29日から7月1日まで、パシフィコ横浜ノースにて開催させていただきます。がん研究会有明病院では、第6回の霞富士雄先生、第24回の岩瀬拓士先生に続き、7年ぶりに担当させていただくこととなりました。大変光栄に存じますとともに施設としても責任の重さを強く感じております。

本総会のテーマは「今輝き、未来を拓く~Evolution and Innovation~」です。乳癌医療は時には著しく、時には緩やかに、確実に進歩してきました。今の医療は先人たちの努力と経験があってこそ発展してきました。そして明日の医療は今日よりも進歩しているでしょうし、進歩していなければなりません。過去を大切に、今を生き、明日を望む「Standing on the shoulder of Giants」の精神で乳癌医療の発展Evolutionに寄与する必要があります。またDigital Transformation (DX)やArtificial Intelligenceなど科学の発展によって今後大きな飛躍Innovationが期待されます。一方、乳癌を患う人とご家族、乳癌に向き合う医療関係者、乳癌に関わる方々、そして社会全体は、今を生きています。今が輝くことで、未来はさらに拓けてくるでしょう。

その未来を担う若い医療者が活躍し、大きく飛躍する場となることを期待できる総会であるよう準備しています。総会は3日間ですが、第30回総会からの1年間を利用することができるよういくつかの企画を準備しております。オンライン会議・セミナーなどを利用したプレイベントを利用して総会がより良いものとなるよう考えています。

新型コロナウイルス感染拡大によって、人と人が直接会う機会が著しく減ったことは、社会にとっても大きなマイナスとなりました。コミュニケーションにとって何よりも大切な交流が復活できることを願っています。

皆さまの今と未来に役立ち、こころに残る総会となりますよう、ご支援を賜れればと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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