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第55回日本心臓血管外科学会学術総会
会長挨拶
 
第55回日本心臓血管外科学会学術総会
会長    濱野 公一
  山口大学大学院医学系研究科 器官病態外科学講座
 この度、第55回日本心臓血管外科学会学術総会を下関市で開催させていただくこととなりました。本会が山口県で開催されるのは、先代教授の江里健輔先生が2001年に第31回総会を宇部市で開催して以来、2度目となります。このような機会を頂きましたことは、私個人としても、教室としましても、大変光栄に感じております。ご指名・ご承認いただきました会員の皆様に心より感謝申し上げます。

 今回の学術総会のテーマは、「Beyond The WAVE!越えていけ!」とさせていただきました。我々心臓血管外科医は多くのハードルを越えて成長していかなければなりません。手術自体もリスクを冒さなければ十分な手術は出来ません。また、一人前になってからも、次々に波はやってきます。今回の学術総会がそれらを乗り越えるのに少しでもお役に立てればと願っています。

 世界の変化は、時代と共にその変化の速度も増し、さらに予想しがたい方向へ向かっています。過去の成功事例があまり参考にならず、様々な状況下で自らの頭で考え、方向を決定しないといけない時代になりました。個々人の基礎体力、知的体力を鍛えなくてはなりません。そのことは、心臓血管外科医においても同じです。今後、心臓血管外科がどのように変化するかを考え、それに対応し、自分なりに改良を加えていかなければ生き抜けません。

 日本の医療体制は、欧米に遅れる形で働き方改革が導入され、本会が開催される頃にはほぼ1年が経過しています。いかに医療従事者側と患者側の双方が共に混乱なくこの改革が導入されていくかが重要であり、このような点も学術総会で議論し、対応策、改善策を見出していこうと思っています。

 第55回学術総会では、このような課題を踏まえ、種々の企画を設け、皆様と一緒に考えそして学びたいと思っています。今回は、全領域を冠動脈、弁膜症、胸部大動脈、小児心臓、腹部・末梢血管の5領域に分け、それぞれにプログラム委員会を設け、上級演題の作成を行いました。また、昨年に引き続き、学会のさらなる国際化を目指し、EACTSとのjoint workshopも企画しております。学会参加は、会場での学術的な学びももちろん大事ですが、多くの参加者と意見交換をし、新たな情報を得ることや語りあうことも極めて大事です。そのような観点から、少し時間的余裕のあるスケジュールにしようと思っています。

 会期は、2025年2月20日(木)、21日(金)、22日(土)の3日間とし、会場は、関門海峡そばの海峡メッセ下関ほか、隣接する3会場において開催させていただきます。その内の1会場は関門海峡を渡ったプレミアホテル門司港に設定いたしました。移動に関門連絡船(約5分)を使用していただかなければなりませんが、「海賊と呼ばれた男たち」が活躍した関門海峡の波風を肌で感じていただければと思っています。地方都市での開催ということで、ご不便をおかけすることもあろうかと存じますが、多くの皆様のご参加をお待ち致しております。

 末筆となりますが、能登半島地震で被災された皆様にお見舞いを申し上げるとともに支援が早く十分に行き渡ること、世界を取り巻く環境が一刻も早く平穏を取り戻しますこと、また、皆様のますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
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