第34回日本内視鏡外科学会総会 The 34th Annual Meeting of the Japan Society for Endoscopic Surgery

会長挨拶

第34回日本内視鏡外科学会総会
会長:塩田 充
川崎医科大学 婦人科腫瘍学教室 教授

第34回日本内視鏡外科学会総会(JSES2021)開催に向けて

 この度、2021年12月2日(木)~12月4日(土)の日程で、神戸国際会議場・神戸国際展示場・神戸ポートピアホテルにて第34回日本内視鏡外科学会総会(JSES2021)を主催させていただきます。

 私が腹腔鏡手術を始めたのは1994年でした。そして婦人科のみならず他科での技術に興味があり、ほぼ同時に日本内視鏡外科学会にも参加させていただくようになりました。確か第8回の佐賀で開催された総会が最初であったと記憶しています。婦人科の中だけでは所詮“井の中の蛙”であり、その後も消化器外科を中心とする他科の先生方の刺激を受けながら切磋琢磨してまいりました。総会を産婦人科が担当させていただきますのは第15回の荒木  勤会長、第24回の星合 昊会長に次いで3人目となります。この上ない栄誉にあずかりまして、渡邊昌彦前理事長、坂井義治理事長はじめ理事、監事ならびに会員の皆様に厚く御礼申し上げます。

 第34回総会のテーマは「技を磨く Refining skills 」です。手術は技術の裏付け無くては成り立ちません。そして手術成績の科学的な分析が技を磨くことにつながっていきます。
新しいロボットも出てきました。すでに内視鏡手術の導入期は過ぎ、その質が問われる時代に入りました。全科の先生方に興味を持ってもらえるようなテーマを中心に展開してまいります。

 準備にあたり監事、理事、各種委員会委員ならびに学内委員の先生方を中心にプログラム委員会を設置し、プログラムに関するアンケート調査を行いました。多数のご意見をいただきました。そのご意見を可能な限り取り入れながら現在プログラムの最終調整中です。この場を借りて御礼申し上げます。
 領域横断シンポジウムとしては「ロボット支援下手術の最近のエビデンス」「AIとの融合」「技術認定制度」「安全管理」「教育と技術評価」「若手教育」「女性内視鏡外科医の本音」「チーム医療」「各科横断的標準化」などを取り上げます。シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップテーマも多数用意しております。例年に比しメディカルスタッフ関連のテーマの充実も図っております。すでに4月28日より公募演題募集を始めております。またCovid19関連のテーマも用意いたしております。ご期待ください。

 

 開催形式に関しましては現在のところハイブリッド形式を考えております。状況を見ながら会員の先生方にアナウンスさせていただきます。また、そのすべてを同時配信、そして後日オンデマンド配信するには膨大は費用が発生します。無理のない形で運営させていただきますので、ご了解いただけましたら幸いです。引き続き会員の皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。