遺伝カウンセリングロールプレイ
腎泌尿器疾患に関する遺伝カウンセリングロールプレイ
遺伝子解析の精度上昇と遺伝学的検査が保険収載された疾患の増加により、診断や治療を目的とした遺伝学的検査が日常診療でも広く行われるようになっています。遺伝情報は生涯変化せず、疾患発症を予測できる可能性があります。また、血縁者間で一部共有されており、個人の遺伝情報に十分配慮する必要があることから、その検査の前後で遺伝カウンセリングを行うことが推奨されています。本企画では腎泌尿器科領域における遺伝カウンセリングのロールプレイを通じて、遺伝カウンセリングの持つ意味や提供体制等について習得していくことを目的としています。
第1部で遺伝カウンセリング等について解説した後、第2部でロールプレイを実施します。参加者によるロールプレイの参加は事前登録申込制とさせていただきますので、ご希望の方は2025年4月10日(木)までにお申込みください。なお、聴講のみの場合には、事前申込は不要ですので、直接会場へお越しください。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
主催
実行委員 |
市川 智彦(千葉大学大学院医学研究院 花岡 一成(東京慈恵会医科大学附属第三病院 宇津野恵美(千葉大学医学部附属病院 田村 賢司(コミュニティーホスピタル 滝澤 奈恵(関西医科大学附属病院 上原 朋子(愛知県医療療育総合センター中央病院 森貞 直哉(兵庫県立こども病院 加藤 繭子(JCHO東京新宿 伊藤 秀一(横浜市立大学大学院医学研究科 |
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日時 | 2025年4月18日(金)8:30~10:30 |
場所 | 第12会場(福岡国際会議場 5F 501) |
対象 | 泌尿器科医師および看護師・薬剤師等の医療従事者 |
参加費 | 無料(第112回日本泌尿器科学会総会参加者に限る) |
ロールプレイ 参加者定員 |
先着24名(事前登録制) ※空き枠がある場合は、当日参加可能です。 ※申込多数の場合は各施設1名とさせていただく場合があります。 ※ロールプレイに参加せず聴講のみの場合には、事前申込は不要です。 |
プログラム
開会挨拶
市川 智彦
(千葉大学大学院医学研究院
泌尿器科学)
第1部
座長
市川 智彦
(千葉大学大学院医学研究院
泌尿器科学)
花岡 一成
(東京慈恵会医科大学
附属第三病院
総合診療内科・遺伝診療部)
1)「遺伝カウンセリングの概要と重要性」
講師:花岡 一成 (東京慈恵会医科大学
附属第三病院
総合診療内科・
遺伝診療部)
2)「認定遺伝カウンセラーの役割」
講師:宇津野恵美(千葉大学医学部
附属病院
遺伝子診療部)
3)「模擬症例と遺伝カウンセリングのポイント」
講師:加藤 繭子(JCHO東京新宿
メディカルセンター/
千葉大学)
第2部「遺伝カウンセリングロールプレイ」
ファシリテーター:
森貞 直哉
(兵庫県立こども病院
臨床遺伝科)
上原 朋子
(愛知県医療療育総合
センター中央病院
小児内科・遺伝診療科)
田村 賢司
(コミュニティーホスピタル
甲賀病院 泌尿器科)
滝澤 奈恵
(関西医科大学附属病院
泌尿器科)
内容
事前討論参加者によるロールプレイ
振り返り
全体討論
解説
講評
ロールプレイの手順
ファシリテーターからの説明自己紹介
役割分担
RP開始
各テーブルでの討論
模擬症例について
- 模擬症例
66歳男性、前立腺癌、職業:嘱託社員。転移性前立腺癌に対し、新規ホルモン剤を使用した薬物療法施行。画像検査で転移巣の増悪を認めたため、去勢抵抗性前立腺癌と診断された。BRACAnalysisⓇ診断システムを施行し、BRCA2に病的バリアントを検出した。
遺伝カウンセリングを勧められ、妻と遺伝子診療部に来談した。 - 遺伝カウンセリング
(場面 1) 来談者:本人、妻。BRACAnalysisⓇ診断システムで指摘されたBRCA2 に関する情報提供と遺伝カウンセリング
(場面 2) BRCA2 遺伝子とシングルサイト検査に関する情報提供と遺伝カウンセリング(長男、長女も同席)。その後、長男・長女もシングルサイト検査を実施し、いずれも結果陽性。
(場面 3) 長女(あるいは長男)の結果開示と遺伝カウンセリング。
全体のまとめ
森貞 直哉
(兵庫県立こども病院
臨床遺伝科)
参加者によるロールプレイへのお申込み
先着:24名
申込締切:2025年 4月10日(木)
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