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ご挨拶
第55回日本眼炎症学会
![第55回日本眼炎症学会 会長](assets/images/page/kaicho_02.jpg)
会長:柳井 亮二(山口大学大学院医学系研究科眼科学)
このたび、2022年7月8日(金)~9日(土)に広島市におきまして第55回日本眼炎症学会定期学術集会を主催させて頂く栄誉を賜りました。日本眼炎症学会の評議員、会員の皆様に心より御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染禍により不透明な状況となっておりますが、通常開催を目指し、一方でWEBでの開催も視野に入れつつ準備を進めております。眼炎症学会は、一つ一つの演題に対して活発な質疑応答が繰り広げられることが最大の特徴ですので,感染が収束し、皆様とせとうち(広島)の地で一堂に会し、熱い議論を闘わせることが可能となることを切に願っております。
新型コロナウイルスの蔓延により、「免疫」に対する世界中の人々の関心が一気に高まり、免疫研究に対する熱い眼差しがあります。眼炎症疾患の研究を通して、全身の免疫反応の理解と病態解明に寄与することは、これまで以上に大切なものと実感できるようになってきました。新型コロナ禍で現地開催の学会が皆無となった今が、研究と発信のチャンスと考え、本会のプログラムを考案しています。
特別講演は、免疫記憶の制御に関する研究の第一人者で、病原性記憶Th細胞の提唱者である千葉大学学長の中山俊憲先生にお願いしました。
近年、海外での大規模臨床研究が増加しており、眼炎症分野における我が国の情報発信力を高めるためには、大規模な多施設共同研究を推進する必要があります。先を見据えた臨床研究を多施設で行うことができるよう、「今後の臨床研究のあり方」について議論を深めるシンポジウムを企画しています。教育セミナーでは、研究の成果を世界に向けて発信するためのスキルを磨く機会として「英語論文作成セミナー」の予定です。本学会が眼炎症分野における我が国の情報発信力を高める糧となるような有意義な学会となるよう最善を尽くす所存でおります。
新型コロナウイルス感染の1日も早い終息を祈念するとともに、フォーサム2022せとうちにご参加いただく皆様に満足いただけるよう、鋭意準備を進めて参ります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。