第45回日本高血圧学会総会

公募シンポジウムのご案内

以下、4つのシンポジウムを公募いたします。
「テーマ」と「公募趣旨」は以下の通りでございます。
皆様のご応募、お待ちいたしております。

演題募集期間

2023年3月2日(木)~3月23日(木)

公募シンポジウムの採否は4月中旬までに通知いたします。
不採択の場合は、原則として一般演題(口演)の応募演題に加えて対応いたします。

★ご応募は「演題募集のご案内」ページよりお願いいたします。

S2(仮)

テーマ

高血圧の成因を再考する~温故知新の高血圧~

公募趣旨

Page博士のモザイク説に代表されるように高血圧の成因は複雑です。生理学、分子生物学、実験動物学、遺伝学、バイオインフォマティクスといった様々な学問分野における研究技術の進歩が新しい成因仮説を提示し続けています。新たな降圧薬・降圧治療法の開発標的も期待される分野です。本シンポジウムでは、新しい研究手法による高血圧の成因研究に関して演題を一部公募いたします。

S4(仮)

テーマ

血圧変動性を再度考える

公募趣旨

血圧変動性には、心拍毎の変動、日内変動、日間変動、季節変動、来院ごとの変動などが様々な形で評価されてきました。Rothwell博士らのvisit-to-visit variabilityと予後との関係に関する報告は特に大きなインパクトがありました。変動性の要因についての血圧調節系の異常の観点や室内温度のような環境要因による影響、降圧薬の種類による変動性への影響の違い、周波数解析への応用など様々な研究がなされています。さらに、ウエアラブルデバイスの登場によって血圧変動性を生体情報そのものとして解析することも可能になりつつあります。本シンポジウムでは、血圧変動性の本質に迫る研究、臨床応用を目指した研究、新たな解析法に関する研究などもう一度血圧変動性を議論しようという研究者からのご応募をお待ちしています。

S5(仮)

テーマ

Digital Hypertensionとヘルスケア:デジタルを活かすために

公募趣旨

日本高血圧学会みらい医療計画の柱として、当時の伊藤裕理事長がDigital Hypertension Conferenceを立ち上げられ、本研究領域は目覚ましい進歩を見せています。2022年の京都での国際高血圧学会において設定された3つの大きなテーマのうち、AIはまさにDigital Hypertensionを意識したもので多くの議論がなされました。日本高血圧学会が中核となって進めているAMED事業「デジタル技術を活⽤した⽣涯にわたる⾎圧管理に関する指針の研究開発」も進行中です。デジタルを用いた高血圧の研究と診療に関して様々な角度からの演題を公募いたします。新しい学問領域の確立に熱意のある研究者からのご応募をお待ちします。

S9(仮)

テーマ

心腎連関を意識した高血圧の包括的治療戦略

公募趣旨

高血圧の発症・増悪や高血圧に伴う臓器合併症に関して、様々な臓器連関が研究されています。中でも心臓と腎臓の関連についての研究は盛んで、治療においても心腎連関を意識した治療戦略が提案されることが多々あります。降圧薬ではありませんがSGLT2阻害薬は血圧を下げることが知られています。ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)やアンジオテンシンⅡ受容体阻害・ネプリライシン阻害薬(ARNI)についても様々な臓器保護作用の研究がなされています。心腎連関を意識した基礎・臨床研究ならびに、様々な降圧薬やその他の治療薬に関する心腎連関への影響など幅広い観点から高血圧の包括的な治療戦略を議論します。様々な角度からの研究のご応募を期待いたします。

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