一緒に考えよう!健康・スポーツ・共生社会
日 時 |
2023年7月2日(日)13:10 ~ 15:30(12:30受付開始) |
会 場 |
第12会場 福岡サンパレス 2F パレスルーム (〒812-0021福岡県福岡市博多区築港本町2番1号 TEL:092-272-1123)
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定 員 |
400名(入場無料) 先着順で定員になり次第受付を終了します。 |
後 援 |
福岡市 |
※当日は他の会場にて第60回日本リハビリテーション医学会を開催しておりますが、
そちらへのご参加はいただけませんのでご了承ください。
1) |
リハビリテーション医学の考え方 才藤 栄一 先生(藤田学園 最高顧問 相談役、藤田医科大学 教授)
紹介文
1940年代、障害児の療護園に始まったリハビリテーション医学は、超高齢社会となった現在、欠くことのできないユニークで普遍的な医学になりました。
リハビリテーション医学は、一言で言えば、生活を直視する「活動の医学」です。生活を構成する「活動」に焦点を当て、「活動」を使って治療する、という二重の意味においてです。
個々の臓器の病理を超えて活動という視点で患者を治療します。疾病各ステージで、活動視点を駆使して患者を治療します。
病理と社会の間に位置する活動は、多層の階層システムであるため、チームワーク医療を基本とします。重複しながら棲み分けする複数の専門職種が活躍します。
リハビリテーション医学は、活動障害を治療するために、活動関連の包括的医学管理のもと、活動機能構造連関、支援システム、治療的学習という3つの活動を使う方法論を駆使します。
本講演では、わかりやすそうでわかりにくいリハビリテーション医学を活動という視点で整理します。
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2) |
すごく密な青春を守る!青少年の投球障害に対する予防的・治療的リハビリテーション 村木 孝行 先生(東北大学病院リハビリテーション部 技師長)
紹介文
青少年スポーツ選手にとって高校時代のスポーツ活動は大きなハイライトであり、青春を彩るものになります。それに向けて高校生以前から準備されている選手や保護者、指導者は少なくありません。 一方で、この時期は心身が大きく変化しやすく、ケガをしやすい時期でもあります。高校だけであれば約2年半の時間しかなく、ケガの内容によっては大半の時間を治療やリハビリテーションに割かれることもあります。まずはケガをしないようにどのように取り組めばよいかを考える必要があります。 そして、ケガした場合もどのように競技復帰までの道筋を立てるかが重要になります。場合によっては十分に治癒しないまま競技復帰を目指さなければならないかもしれません。そして、ケガが治る=競技復帰ではありません。選手と医療者だけでなく、保護者やチーム関係者もリハビリテーションの理念を理解して取り組めるかが大きな鍵となります。本講演では青少年野球選手に対する筆者を含めたチームでの取り組みを例に、投球障害のリハビリテーションについてお話いたします。
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