第60回日本医学放射線学会秋季臨床大会

イメージ・インタープリテーション・
セッション 症例

症例1(神経)

症例 60歳代、男性
主訴 発熱, 頭痛, 意識障害
現病歴 X日(発症推定日)39度台の発熱, 頭痛が出現.
X+4日発熱持続し近医受診. 採血で炎症反応の増加なく解熱剤・抗菌薬処方.
X+5日出先で体動困難となり救急搬送. 捕液と解熱剤で帰宅.
帰宅後から尿閉出現.
X+6日前医受診, 尿路感染症の疑いで入院. LVFX開始. 経過中に痙攣重積で鎮静・挿管管理となった.
X+10日 項部硬直を認め, 髄液検査施行. 細胞数150 /μL, 蛋白139 mg/dLの上昇. 髄液ADAの上昇も認め, 結核性をふくめた感染性髄膜炎の疑いとしてエンピリックな治療が開始.
X+12日 解熱. 抜管. その後, 再度発熱持続, 意識障害も遷延. 髄液細胞数も改善なし.
X+27日 精査・加療目的に当科転院.
既住歴 糖尿病(前医入院中に診断)
その他
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