第60回日本医学放射線学会秋季臨床大会

イメージ・インタープリテーション・
セッション 症例

症例3(肝胆膵臓+消化管)

症例 70代男性
主訴 なし
現病歴 X-1年より、逆流性食道炎およびバレット食道に対し、近医にて精査・加療が行われていた。
X年2月、近医にて施行された上部内視鏡検査で食道に強いびらんが認められ、生検を施行したところ腺癌と診断された。
X年3月、当院消化器内科へ紹介となり、全身精査の目的で造影CTを撮影したところ、肝S3に19mmの結節性病変が指摘された。
既住歴 糖尿病(内服のみ)、高血圧、慢性閉塞性肺疾患
その他 【生活歴】
喫煙:10本/日、50年以上
飲酒:ビール1缶/日、毎日
職業:建築関係

【輸血歴】なし
(Hbs抗原・HCV抗体ともに陰性。)

【血液検査結果】()内は当院における基準範囲
AFP 3 ng/mL (0 - 10 ng/mL)
PIVKA-II  25 mAU/mL (0 - 39 mAU/mL)
CEA 2.5 ng/mL (0 - 5.0 ng/mL)
CA19-9 7 U/mL (0 - 37 U/mL)
そのほか血算・生化学に異常は認めなかった。
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