Relay Neuronal Stem Cells and Adult Neurogenesis
Arturo Alvarez-Buylla
(University of California, San Francisco)
日時:9月12日(金)午後
会場:第1会場(メインホール)
座長:澤本 和延(名古屋市立大学)
Alvarez-Buylla博士は、発達神経科学および神経幹細胞生物学の分野における世界的な研究者です。主な研究テーマは、生後脳における神経幹細胞の制御とニューロン新生です。これまでに、齧歯類およびヒトの脳における神経幹細胞の存在とその機能を明らかにし、数々の顕著な成果を挙げてきました。さらに最近では、生後ヒト脳における未熟なニューロンの移動経路を多数同定するなど、新たな知見を提供しています。Alvarez-Buylla博士の研究は、生後脳におけるニューロン新生のメカニズムの解明を通じて、生後ヒト脳の発達や機能の理解を深めるだけでなく、神経疾患に対する新たな治療戦略の開発にも貢献するものとして、神経幹細胞生物学分野において極めて高く評価されています。(紹介文執筆:澤本和延)
レジェンドレクチャーは、我が国の神経化学の発展に多大なる貢献をされているレジェンド達に、大会の朝を彩るセッションとしてご登壇いただきます。
小胞体IP3受容体の新たな働き:細胞代謝の制御(ウイルス感染、癌のワールブルグ効果、小胞体ストレス応答) ―抗体細胞内導入による新規戦略―
ER-IP3 Receptor: a Novel Role in Cell Metabolism of Warburg Effect in Cancer, Virus Infection and ER-Stress Response
御子柴 克彦
(上海科技大学)
日時:9月12日(金)午前
会場:第1会場(メインホール)
座長:服部 光治(名古屋市立大学)
御子柴克彦先生は、マウスの遺伝子総数さえ不明だった1970年代に突然変異マウスの脳を生化学的に解析するという大変な研究に着手され、先駆的かつ独創的な成果をあげられました。その後、IP3受容体を世界に先駆けて同定され、これが小胞体上のCa2+チャネルであることも証明されました。90年代以降は神経系におけるIP3受容体とCa2+シグナリングの重要性に関して多くの大発見をされ、神経回路網の形成と機能発現の分子機構の理解に大きく貢献されました。80歳になられた今も上海で研究室を運営され、科学に対する情熱は変わりません。御子柴先生のお話は、科学を志す人には必ず参考になりますので、是非ご参集ください。(紹介文執筆:服部光治)
神経細胞間の接着と認識の仕組みを探る
Exploring the Mechanisms of Neural Cell Adhesion and Recognition
竹市 雅俊
(理化学研究所)
日時:9月13日(土)午前
会場:第1会場(メインホール)
座長:澤本 和延(名古屋市立大学)
竹市雅俊先生は、細胞接着分子カドヘリンの発見者であり、細胞生物学や発生生物学の分野において先駆的な業績を挙げてきた世界的な研究者です。特に、N-カドヘリンがシナプスに局在し、神経細胞の接着やシナプス形成に関与することを明らかにした研究は、神経回路の形成や機能の理解に大きく貢献しました。また、その知見は神経疾患の研究にも影響を与えています。竹市先生の卓越した研究に触れる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。(紹介文執筆:澤本和延)
ミクログリア移植による脳機能の制御
Regulation of Brain Functions by Microglial Transplantation
小泉 修一
(山梨大学)
日時:9月11日(木)午前
会場:第1会場(メインホール)
座長:準備中
iPS細胞技術を用いた脊髄損傷とALSの新規治療法の開発
Development of New Treatments for Spinal Cord Injury and ALS Using iPS Cell Technology
岡野 栄之
(慶應義塾大学)
日時:9月11日(木)午後
会場:第1会場(メインホール)
座長:準備中
哺乳類大脳皮質発生メカニズムの理解と神経発達症への洞察
Decoding Brain Development: Insights into Microcephaly and Neurodevelopmental Disorders
大隅 典子
(東北大学)
日時:9月12日(金)午前
会場:第1会場(メインホール)
座長:準備中
患者から始まる神経化学:臨床知が開く病態分子機構
Patient-centered Neurochemistry: Clinical Insight Guiding the Discovery of Molecular Pathogenesis
小野寺 理
(新潟大学)
日時:9月13日(土)午前
会場:第1会場(メインホール)
座長:準備中
神経疾患に対する創薬をどのように実現するか?
Our Attempt to Develop Therapeutic Drugs for the Treatment of Neurological Diseases
山下 俊英
(大阪大学)
日時:9月12日(金)午前
神経回路再編
Remodeling of Neuronal Circuits
鍋倉 淳一
(生理学研究所)
日時:9月13日(土)午前
© 2025 The 68th Annual Meeting of the Japanese Society for Neurochemistry