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ご挨拶
 山口県臨床整形外科医会は、平成27年7月19日(日)20日(月・海の日)に第28回日本臨床整形外科学会学術集会(維新学会・山口)を、本州と九州をつなぐ関門橋のたもと、海峡メッセ下関において開催いたします。

  テーマは「整形外科の明日に架ける橋」です。医療や整形外科を取り巻く環境が厳しさを増す時代に、我々整形外科医の明日はどうあるべきか、今学術集会が架け橋となるように企画を考えております。

  「明日」を担う若者のために、スポーツ整形や学校保健への整形外科医としての取り組みは重要な課題です。これからの「高齢化の明日」に対する整形外科医の責任も重要であり、われわれは従来にもまして疼痛管理に習熟し、薬剤、徒手療法、心療内科的アプローチ、リハビリテーションなどの進歩に力を注ぐ必要があります。ロコモティブシンドローム、骨粗鬆症もさらに研究を深め知識をより広く一般にも普及させなくてはなりません。臨床整形外科医の「明日」を考えるとき、介護保険、有床・無床診療所、病診連携、手術適応などにも理解を深めたいものです。また、誤解を招く可能性のある「非特異的腰痛」に対する我々の対応も検討課題でしょう。

  会場の海峡タワーからのぞむ対岸の北九州市との間をフェリーで行き来するなどはなかなかの風情があります。また下関は、福岡空港、宇部空港などから意外と近く、さらには海の幸山の幸そして歴史にも恵まれた町です。折から平成27年のNHK 大河ドラマは吉田松陰の妹「文」の人生を描いた「花燃ゆ」となりました。明治維新から150年を迎える維新のふるさとで臨床整形外科の明日に寄与する学術集会を開催できますことをうれしく思い、私たち山口県臨床整形外科医会は質実の気風の中におもてなしの気持ちも大切に準備を進めております。

ご家族を含め会員の皆様の多数のご参加を、こころよりお待ち申し上げます。
第28回日本臨床整形外科学会学術集会
会長 丘  茂樹
実行委員長 瀬戸 信夫
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