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会長挨拶
 
 
 
第46回日本骨折治療学会学術集会開催のご挨拶
-人口ピラミッド変動時代の骨折治療-
  会長 神宮司 誠也
(独立行政法人労働者健康安全機構 九州労災病院 副院長)
 
 この度、第46回日本骨折治療学会学術集会を2020年7月3日(金)と4日(土)に、北九州市JR小倉駅側の西日本総合展示場新館・AIM3Fにて開催させていただきます。九州労災病院は、戦後復興の中で昭和24年に日本で初めて設立された労災病院です。開設当初から整形外科や理学診療科を有し、労災外傷患者の治療を行ってきました。今年70周年を迎えましたが、現在も地域中核病院として多くの外傷治療を行っております。今回、本学会を開催させていただくことになりましたことを大変光栄に思って居ります。

 近年、我が国では高齢者増加と社会を支える生産年齢人口減少という、人口ピラミッドの急激な変化が起こっています。医療分野への影響は大きく、特に高齢者の脆弱性骨折増加により骨折治療事情は著明に変化しています。団塊の世代が75歳となる2025年を目途として医療効率化をめざす地域医療構想が進められていますが、高齢者骨折患者を含めて入院患者は、なるべく早く自宅や施設等へ退院することを求められるようになっています。一方、生産者年齢人口世代の入院患者は、少なくなっている為か、早期退院早期職場復帰の傾向が強くなっています。すなわち、高齢者の骨折も働く世代の骨折も、より良い、かつより早い社会復帰が求められようになってきました。これまでの骨折治療に関する知識や技術をさらに発展させるだけでなく、骨折治癒過程そのものを促進する新たな分野の治療法(骨折に対する積極的保存療法)の発展が重要になっていくものと考えています。

 このような人口ピラミッド変動時代における骨折治療の話題を含めて、参加者のお役に立つような、さらには社会に役立つような学術集会となることを目指します。会場は、全ての新幹線が止まるJR小倉駅から徒歩の範囲にあります。北九州空港は羽田便を中心に朝早くから夜遅くまでの便が豊富であり、評判の高い地元航空会社が主に就航しており、アクセスが良好です。さらに、北九州市は昨年日本三大夜景に選ばれ、今春リニューアルした小倉城門司港駅舎など観光名所も多く、開催時期は国の重要無形民俗文化財に指定された小倉祇園太鼓の季節です。下関も近く、海産物を始め美味しいものも沢山あります。是非、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
 
令和元年7月吉日
 
 
事務局     独立行政法人労働者健康安全機構 九州労災病院 
〒800-0296北九州市小倉南区曽根北町1-1
TEL:093-471-1121 FAX:093-473-0627
 
運営事務局     株式会社コングレ九州支社内
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TEL:092-716-7116 FAX:092-716-7143 E-mail:jsfr2020@congre.co.jp
 
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