次回大会会長挨拶

第33回日本心血管インターベンション治療学会 年次学術集会（CVIT2025）を開催させて頂くにあたり、御挨拶申し上げます。会期は2025年7月17日から19日（木曜日から土曜日）までの3日間、会場は大阪府立国際会議場（グランキューブ大阪）および隣接するリーガロイヤルホテル大阪です。くしくも学術集会は大阪・関西万国博覧会2025（以下EXPO）の会期中に開催されることとなります。多くの外国人が来訪し、交通手段や宿泊施設の確保が困難となる可能性がありますが、会期が半年間にわたることもあり、オリンピックほどの混乱はないかと想定しています。

近年、人口の高齢化や医薬品、診療材料費の価格高騰により、総医療費は増大し、いかに医療費を削減するかということが、国の命題になっています。また、働き方改革の導入により、医師の過剰労働に対する変革も求められています。そのような中でカテーテルインターベンションは、どのように未来を切り開いていくべきなのか、社会貢献や費用対効果、仕事効率等も考えながら展開していく時期が来ているように思います。そのため、CVIT2025ではEXPO関係者や医療関係者以外の方々をお招きし、カテーテルインターベンションの社会での役割および未来像について議論できればと思います。

また、CVIT大会中を含む1週間ではEXPO開催会場内のフューチャーライフパークにて「CVITブース」を出展することとなりました。CVITブースではカテーテル等の機器展示や未来のカテーテル治療についての紹介ビデオ、シュミレーターを用いた治療体験コーナー等を催し、未来を担う子ども達にアピールする、社会に開かれたCVITとなるように企画したいと思います。

学術集会においては、従来から行われている研究発表や症例提示、教育セッション、ライブデモンストレーション、機器展示等を踏襲し、参加者の皆様が知識を共有し、技術レベルの向上が得られるように、多くの企画をしていきたいと思います。

CVIT2025の開催テーマは　“未来を開こう　CVIT-EXPO”　です。

会員のみならずご家族の皆さんを大阪「CVIT-EXPO」でお迎えすることを心よりお待ちしております。