7月10日(木)11:20-12:20
第3会場(京王プラザホテル 本館
5F コンコードB)
座長: | 遠山 竜也 | (名古屋市立大学大学院 医学研究科 乳腺外科学分野) |
---|---|---|
石黒 洋 | (埼玉医科大学 国際医療センター・乳腺腫瘍科) | |
演者: | 山内 智香子 | (滋賀県立総合病院 放射線治療科) |
澤木 正孝 | (国立病院機構 名古屋医療センター ブレストセンター・乳腺外科) | |
枝園 忠彦 | (岡山大学病院 乳腺・内分泌外科) | |
坂東 裕子 | (筑波大学 医学医療系 乳腺内分泌外科) | |
石黒 洋 | (埼玉医科大学 国際医療センター・乳腺腫瘍科) |
7月10日(木)17:00-17:50
第3会場(京王プラザホテル 本館 5F
コンコードB)
日本乳癌学会では、評議員選出制度のさらなる透明性・公正性を確保し、多様な人材が適切に参画できる体制の整備に向けて、今後の制度のあり方を多角的に検討しています。その一環として、他学会における選出制度の運用実態を学ぶことは、制度設計における重要な参考になります。
本企画では、日本消化器外科学会において導入されている業績評価に基づく評議員選出制度について、その制度設計や評価項目の設定、実際の運用、得られた成果や課題について、第一線で取り組まれている江口晋教授にご講演をいただきます。
本委員会企画は、他学会の先行事例の一つとして、制度の設計・改訂を検討する際の参考材料とすることを目的としています。会員の皆様におかれましては、本企画を通じて多様な視点からご意見をお寄せいただき、今後の選挙制度のあり方について、建設的な議論が深まることを期待しております。
座長: | 林田 哲 | (慶應義塾大学医学部 一般・消化器外科) |
---|---|---|
久保 真 | (九州大学病院・乳腺外科) | |
演者: | 高橋 將人 | (北海道大学病院乳腺外科) |
江口 晋 | (長崎大学大学院 移植・消化器外科学/ |
7月10日(木)9:00-10:30
第5会場(京王プラザホテル 南館
4F 扇)
医療DX-AI委員会は、乳癌診療の診断・治療における医療DXおよび人工知能(AI)を用いた研究や開発、その活用・臨床・検診における適正使用を支援促進すべく、関連情報の収集・検索・共有、基盤整備、そのための調査・指針・提言などを行うことを目的としている。委員会としては半年の活動であるが、昨今の当該分野の発展及び医療への影響は日進月歩であり、委員会としての取り組みを通じて様々な課題も明らかになってきた。本企画では法的側面、企業、臨床の3つの立場の演者を招き医療AIに関して専門の立場からの情報や意見をいただき、乳癌診療とのかかわりの中での医療DX-AIの可能性や課題について、その中で乳癌学会の果たすべき役割について、会員の皆様と共に議論を共有したい。
座長: | 片岡 正子 | (京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座(画像診断学・核医学)放射線診断科) |
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井上 謙一 | (湘南記念病院) | |
演者: | 柿沼 太一 | (STORIA法律事務所) |
山並 憲司 | (株式会社Smart Opinion) | |
黒住 献 | (国際医療福祉大学医学部乳腺外科学/群馬大学医学部総合外科学) |
7月10日(木)11:00-12:00
第5会場(京王プラザホテル 南館
4F 扇)
近年、リキッドバイオプシーは乳癌の検診から診断、再発モニタリングおよび治療選択や治療効果判定に至るまで、低侵襲的かつ動的評価を可能とする革新的手法として注目されています。この技術は、ctDNAや循環miRNAなどのバイオマーカーを評価し、低侵襲で包括的なゲノムプロファイルを提供してくれることで、乳がんの早期発見や転帰を向上させる可能性が期待されています。
この委員会企画では、乳がんにおけるリキッドバイオプシーの検診・微小残存病変による術後モニタリング・転移再発での活用についての最新の情報と、各フェーズでの今後の展望について会員の皆様に提供いたします。是非御参加ください。
座長: | 上野 貴之 | (がん研有明病院 乳腺センター) |
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多田 寛 | (東北大学大学院医学系研究科 外科病態学講座 乳腺・内分泌外科学分野) | |
演者: | 下村 昭彦 | (国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター) |
内藤 陽一 | (国立がん研究センター東病院 総合内科) | |
多田 寛 | (東北大学大学院医学系研究科 外科病態学講座 乳腺・内分泌外科学分野) |
7月10日(木)9:00-10:30
第6会場(京王プラザホテル 南館
4F 錦)
医学研究は福利厚生を向上し、国民の生活を豊かにするために必要不可欠な活動である。臨床研究を取り巻く環境は時代と共に変化し、ガイドラインや規制・法律に従った研究計画や施行が求められるようになった。このため研究の運用は時に複雑で困難な手続きを要し、研究者や関係者の負担となっている。この様な状況の中で、乳癌に関する臨床試験数の増加や質の改善、また、登録の促進を目指して、国内を代表する臨床試験グープの責任医師らによる講演、質疑応答、パネルディスカッションを計画した。本シンポジウムでは実在する臨床試験の計画や運用に求められたプロセスや手順などについて解説を行い、臨床研究の実施に求められる体制構築や人材育成について議論を行う。
座長: | 山下 年成 | (神奈川県立がんセンター・乳腺外科) |
---|---|---|
木川 雄一郎 | (関西医科大学総合医療センター 乳腺外科) | |
演者: | 酒井 瞳 | (昭和医科大学) |
小野 麻紀子 | (がん研究会有明病院 総合腫瘍科・先端医療開発科) | |
久芳 さやか | (長崎大学病院 乳腺内分泌外科) | |
吉波 哲大 | (大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科学) |
ディスカッサント: | ||
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酒井 瞳 | (昭和医科大学) | |
小野 麻紀子 | (がん研究会有明病院 総合腫瘍科・先端医療開発科) | |
久芳 さやか | (長崎大学病院 乳腺内分泌外科) | |
吉波 哲大 | (大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科学) |
7月10日(木)11:20-12:20
第6会場(京王プラザホテル 南館
4F 錦)
座長: | 平 成人 | (川崎医科大学 乳腺甲状腺外科学) |
---|---|---|
新倉 直樹 | (東海大学 医学部 乳腺・腫瘍科学) | |
演者: | 寺尾 まやこ | (東海大学医学部医学科外科学系乳腺・腫瘍科学系) |
小池 良和 | (川崎医科大学 乳腺甲状腺外科学) | |
丸谷 早紀子 | (東京科学大学病院 乳腺外科) | |
石場 俊之 | (東京科学大学病院 乳腺外科) | |
成井 一隆 | (横浜市立大学附属市民総合医療センター・乳腺・甲状腺外科) | |
坂根 純奈 | (大阪医科薬科大学 乳腺・内分泌外科) |
7月10日(木)9:00-9:50
第7会場(京王プラザホテル 南館
3F グレースルーム)
専門医制度の標準化を目的に日本専門医機構が設立され、各学会が独自に認定してきた専門医制度は横断的に統一されつつある。日本乳癌学会も機構の基準に沿った「乳腺外科専門医研修カリキュラム」を2022年に開始した。この制度では、基幹・連携施設での研修、症例経験、学術業績に加え、指導医数や手術数で研修可能な専攻医の数が規定され、研修修了時の責任者署名などが定められている。2025年には本制度で初めての受験者が出るため、その概要と留意点を改めて周知する必要がある。また、これまでの認定医制度は専門医取得の前段階的資格であり、専門医取得は認定医の更新が行われていない場合も多い。これに対し、日本乳癌学会は2024年より新たに乳腺診療の質を保証する認定医制度を導入した。この新認定医は認定医として新規申請、更新が可能なだけでなく、専門医更新や新規取得の際に取得可能としている。専門医維持が仮に困難な場合でも、新認定医の条件を満たせば認定医としては認められるため、乳腺医療の質が保証されることになり会員にとってメリットも大きいと考える。本委員会企画では、これらの新制度について解説し、参加者との質疑応答を通して、会員の理解を得ることを目的としている。
座長: | 高橋 將人 | (北海道大学病院乳腺外科) |
---|---|---|
演者: | 徳永 えり子 | (国立病院機構 九州がんセンター・乳腺科) |
高橋 將人 | (北海道大学病院乳腺外科) |
7月10日(木)10:05-11:05
第7会場(京王プラザホテル 南館
3F グレースルーム)
日本乳癌学会では、2024年に「日本乳癌学会乳がんチーム医療看護師制度」を制定した。この制度は、乳がん看護に関心をもつ看護師の乳がん治療および看護における知識と技能を高め、乳がんチーム医療の向上を図ることにより、乳がん医療の向上に貢献することを目的としている。日本乳癌学会チーム医療推進委員会の乳がんチーム医療看護師制度WGが中心となり、研修の企画・実施を行っている。
研修の第一弾として、2025年7月1日から9月30日まで、スタンダードレベル研修を開講している。この研修はe-learningで、看護師のみならずメディカルスタッフの誰もが受講可能であり、乳がんの検査・診断・治療の知識の向上が期待されている。次年度以降は、アドバンストレベル研修の企画と「乳がんチーム医療看護師」の認定に向けて準備を進めていく。
本企画では、まず、スタンダードレベル研修の概要や受講者の状況を報告する。そして、高度化する乳癌医療において、医師・看護師を含むメディカルスタッフや他の医療職から成る乳がんチーム医療の今後の在り方について意見を交わしていく。
座長: | 阿部 恭子 | (東京医療保健大学 千葉看護学部) |
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渡邊 知映 | (昭和医科大学保健医療学部) | |
演者: | 山本 瀬奈 | (大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻) |
徳永 えり子 | (国立病院機構 九州がんセンター 乳腺科) | |
寺田 かおり | (秋田大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科) | |
恵美 純子 | (広島市立北部医療センター安佐市民病院 乳腺外科) | |
山本 紗織 | (社会医療法人敬愛会 中頭病院 薬剤部) | |
大椛 裕美 | (独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院 看護部) | |
正木 純 | (静岡県立静岡がんセンター 認定看護師教育課程) |
7月10日(木)13:50-15:20
第7会場(京王プラザホテル 南館
3F グレースルーム)
乳癌取扱い規約第19版が発刊されました。実に7年ぶりの改訂となります。今回の改訂では、日本の乳腺診療診断におけるグローバル化をテーマに掲げ、世界の潮流の中で、できる限り世界標準に準じることを目指しました。
本企画では、第19版の臨床編および病理編における改訂点について概説いたします。また、本総会においては、病理編に関する改訂点がシンポジウムでも取り上げられる予定です。
是非、いずれのセッションにもご参加いただき、新規約を相補的にご理解いただくとともに、忌憚のないご意見を賜れましたら幸甚に存じます。
座長: | 川端 英孝 | (虎の門病院・乳腺内分泌外科) |
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二村 学 | (岐阜大学医学部附属病院 乳腺外科) | |
演者: | 山口 倫 | (長崎大学病院 乳腺センター/病理診断科・病理部) |
小塚 祐司 | (三重大学医学部附属病院がん支援センター/病理診断科) | |
高橋 かおる | (静岡県立静岡がんセンター乳腺外科) | |
黒田 一 | (東京女子医科大学附属足立医療センター病理診断科) | |
杉江 知治 | (関西医科大学香里病院化学療法センター) | |
坂谷 貴司 | (東京慈恵会医科大学 病理学講座・病院病理部) |
7月10日(木)13:50-15:20
第8会場(京王プラザホテル 本館
42F 高尾)
若手医師の学会参画とネットワーク形成は、将来の専門医育成と学会の持続的発展に不可欠です。本セッションでは、日本乳癌学会において約2年前に発足した若手医師グループ「MIRAY1」の活動報告に加え、サマーセミナー参加報告を通じて、これまでの取り組みと今後の方向性を共有します。また、産婦人科・集中治療領域において若手支援の枠組みを構築してきた他学会の先生方をお招きし、グループ設立の経緯、活動体制や財政面の工夫、若手の主体的関与を促すための工夫などについて具体的にご紹介いただきます。ディスカッションでは、各領域での知見をもとに、活動の意義や評価、今後の展望について多角的に意見交換を行い、乳癌学会における若手の教育・研修体制のあり方について実践的な示唆を得ることを目的とします。
座長: | 山内 智香子 | (滋賀県立総合病院 放射線治療科) |
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増田 紘子 | (がん・感染症センター都立駒込病院 乳腺外科) | |
ディスカッサント: | 立花 和之進 | (福島県立医科大学 乳腺外科学講座) |
コメンテーター: | 石田 孝宣 | (東北大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科学分野) |
演者: | 村上 朱里 | (愛媛大学医学部附属病院 乳腺センター) |
阿部 祐也 | (徳島大学 胸部・内分泌・腫瘍外科) | |
小松 宏彰 | (鳥取大学医学部附属病院 女性診療科群) | |
佐藤 佳澄 | (秋田大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学講座) |
7月10日(木)15:45-17:15
第8会場(京王プラザホテル 本館
42F 高尾)
サンアントニオ乳癌シンポジウムは基礎研究から予防、診断、治療まで幅広い重要な知見が報告される国際的な学会であり、世界中から多くの乳癌専門家が参加し、活発な議論が行われる。乳癌を専門とする若手医師が自らの研究成果を発表し、著名な専門家と直接交流することは極めて有意義である。
乳癌学会国際委員会では毎年、若手医師が国際舞台で活躍することを促進するための援助を実施しており、今回も公募により4名の若手医師に対し支援を行った。本企画ではこれらの医師による研究報告を行うとともに、国際委員会として今後取り組むべき活動について発表・議論する。
座長: | 原 文堅 | (愛知県がんセンター) |
---|---|---|
上野 貴之 | (がん研有明病院 乳腺センター) | |
表彰式 | ||
演者: | 工藤 麗 | (公益財団法人がん研究会 NEXT-Gankenプログラムがん細胞社会成因解明プロジェクト) |
井上 有香 | (がん研究会有明病院 乳腺センター乳腺外科) | |
蒔田 真基 | (東北大学病院 乳腺外科) | |
河村 千登星 | (筑波大学医学学位プログラム・医学医療系) | |
原 文堅 | (愛知県がんセンター) |
7月11日(金)14:50-16:50
第7会場(京王プラザホテル 南館
3F グレースルーム)
臨床研究や臨床試験を行う際に、統計解析はなくてはならない手段になっています。一方で、統計に関してよくわからないまま、統計ソフトを使って結果をそのまま使用する場面もよくみられます。しかし、統計はうまく使えばすごいパワーを発揮する一方で、間違った使い方をすることで、全く逆の結果を導いてしまうこともあります。
そこで本企画では、会員のみなさんの臨床研究を促進し、また様々な医学情報を適切に解釈することができるよう、一流の統計家でありながら、一般人にも非常にわかりやすく統計の解説をしてくださる新谷歩先生(ベストセラー著書もあります)をお招きし、一般の医療者が統計を扱う際のコツや注意点についてお話いただくことといたしました。また、その後みなさんの質問も受けながら、新谷先生を交えてBreast Cancer編集委員によるディスカッションも行います。みなさま奮ってご参加ください。
座長: | 上野 貴之 | (がん研有明病院 乳腺センター) |
---|---|---|
Best of Breast Cancer 受賞者: | ||
Akira Nakamura | (Iwate Prefectural Central Hospital) | |
Pascal Jézéquel | (Institut de Cancérologie de l'Ouest, France) | |
Run-Jie Wang | (The First Affiliated Hospital of Xiamen University) | |
Yoichi Koyama | (Tokyo Medical University Hospital) | |
Chiara Bellini | (Azienda Ospedaliero-Universitaria Careggi, Florence, Italy) | |
Hisanori Kawamoto | (St. Marianna University School of Medicine) | |
Mika Nashimoto | (l Kameda Medical Center) | |
演者: | Yoshitaka Nishikawa | (Kyoto University School of Public Health) |
Hiromi Okuyama | (Showa University School of Medicine) | |
新谷 歩 | (大阪公立大学 医療統計学) | |
パネリスト: | ||
角舎 学行 | (島根大学医学部附属病院 乳腺センター) | |
千葉 知宏 | (がん研有明病院 病理部 細胞診断部) | |
柏木 伸一郎 | (大阪公立大学 乳腺外科) | |
増田 隆明 | (高知大学医学部外科学講座 乳腺腫瘍外科) | |
Reviewer賞 受賞者: | ||
Takaaki Fujii | (Graduate School of Medicine, Gunma University) | |
Yu Koyama | (Niigata University Graduate School of Health Sciences) | |
Hajime Abe | (Shiga University of Medical Science) | |
Hiroki Kusama | (Tokyo Medical University: Tokyo Ika Daigaku) | |
Kei Koizumi | (Hamamatsu University School of Medecine) | |
Takashi Kuwayama | (Showa Univrsity school of medicine) |
7月11日(金)9:00-10:30
第8会場(京王プラザホテル 本館
42F 高尾)
座長: | 鈴木 真彦 | (北村山公立病院・乳腺外科) |
---|---|---|
平 成人 | (川崎医科大学 乳腺甲状腺外科学) | |
久保 真 | (九州大学病院・乳腺外科) | |
演者: | 大坪 竜太 | (長崎大学病院) |
原田 成美 | (東北大学病院) | |
若原 誠 | (鳥取大学医学部附属病院) | |
新田 吉陽 | (鹿児島大学病院) | |
下田 雅史 | (兵庫医科大学病院) | |
利川 千絵 | (新潟市民病院) | |
鈴木 正人 | (独立行政法人 国立病院機構 千葉医療センター) | |
長尾 育子 | (岐阜県総合医療センター) | |
宇野 智子 | (市立室蘭総合病院) |
7月11日(金)9:00-10:30
第9会場(京王プラザホテル 本館
42F 富士)
2023年12月1日にラジオ波焼灼療法(以下RFA)の早期乳癌への適応拡大よび保険収載が承認された。乳癌RFAの承認条件として日本乳癌学会に適正使用指針の作成と会員/市民への周知が示された。日本乳癌学会は乳癌ラジオ波焼灼療法検討ワーキングを組織し、施設要件、術者要件、患者選択基準、標準的治療法と実施手順を作成し会員および市民へ公開した。また、RFA術者認定の条件を、①施設要件および術者要件を満たすこと、②e-ラーニング受講(術者用と病理医用)③NCD乳癌登録に実装したRFA症例登録システムへ症例登録すること(3年間目途)とし、術者申請内容を認定委員会にて審査することとした。保険収載後約1年半が経過した2025年4月24日時点で167人の乳腺専門医が認定を受け、全国111施設で実施可能となった。乳癌ラジオ波焼灼療法検討ワーキングの業務は新規医療機器評価小委員会に引き継がれることになった。新規医療機器評価小委員会ではRFAプロトコール治療で決められた術後病理診断や放射線治療での課題とRFA研修の実情について発表頂くとともに、全国のRFA導入施設より課題と現状をご報告していただく。
座長: | 高橋 將人 | (北海道大学病院乳腺外科) |
---|---|---|
木下 貴之 | (国立病院機構東京医療センター 乳腺外科) | |
演者: | 吉田 正行 | (国立がん研究センター中央病院・病理診断科) |
淡河 恵津世 | (久留米大学・放射線腫瘍センター) | |
二村 学 | (岐阜大学医学部附属病院乳腺外科) | |
雄谷 純子 | (大同病院 乳腺外科) | |
曳野 肇 | (松江赤十字病院・乳腺外科) | |
柏木 伸一郎 | (大阪公立大学大学院 乳腺外科学) | |
江幡 明子 | (東北大学病院 総合外科(乳腺・内分泌グループ)) | |
唐 宇飛 | (久留米大学病院 乳腺・一般外科) |
7月11日(金)11:15-12:15
第9会場(京王プラザホテル 本館
42F 富士)
近年、増加の一途を辿る乳癌罹患者数に加え、治療は年々複雑化している。一方で、乳癌治療を専門とする医師数は伸び悩んでいる。さらに、乳癌学会会員における若年層での女性医師の割合増加は顕著であり、これは、彼女たちがライフイベントに対応しながら専門性を発揮できる体制を早急に整備する必要があることを示唆している。このように医療現場全体で働き方改革が求められる中、その解決策の一つとして医療DXの活用が注目されている。
本企画では、まず「働き方コンテスト」において革新的なアイデアで選ばれた入賞チームの取り組みを発表し、その功績を表彰する。続いて、医療DXの最前線として、生成AIを用いた診療支援ツールの開発に関する報告を行い、その可能性を探る。さらに、現在当委員会で作成中の外来説明支援ビデオ(①HBOC、②乳房再建、③妊孕性温存)の進捗状況を紹介し、多忙な臨床現場での活用について議論する。
本企画を通じて、医療DXが複雑化する乳癌診療における医師の働き方改革にどのように貢献しうるのかを具体的に示し、より持続可能な医療提供体制の構築に向けた一歩としたい。
座長: | 明石 定子 | (東京女子医科大学 医学部 外科学講座 乳腺外科学分野) |
---|---|---|
久保 真 | (九州大学病院・乳腺外科) | |
演者: | 松井 早紀 | (大阪国際がんセンター 乳腺・内分泌外科) |
恵美 純子 | (広島市立北部医療センター安佐市民病院 乳腺外科) | |
塚部 昌美 | (大阪大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科学) | |
河合 由紀 | (淀川キリスト教病院 乳腺外科) |
7月11日(金)14:50-16:15
第9会場(京王プラザホテル 本館
42F 富士)
座長: | 平 成人 | (川崎医科大学 乳腺甲状腺外科学) |
---|---|---|
田辺 真彦 | (東京大学医学部附属病院・乳腺内分泌外科) | |
演者: | 満枝 怜子 | (相良病院 乳腺・甲状腺外科) |
石塚 由美子 | (順天堂大学医学部 乳腺腫瘍学講座) | |
前島 佑里奈 | (京都大学医学部附属病院) | |
岩谷 胤生 | (聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科学) | |
坂井 威彦 | (がん研究会有明病院 乳腺センター 乳腺外科) |
© 2024 The 33rd Annual Meeting of the Japanese Breast Cancer Society