患者・市民参画プログラム参加の皆様へ
日本乳癌学会の患者・市民参画委員会は、「患者や市民の参画により、高質な乳がん医療の提供、効果的なサバイバーシップ支援、適切な情報発信などを充実させる」ことを目的として活動しています。本委員会は、第31回・第32回総会に引き続き、第33回日本乳癌学会学術総会においても、患者さん・ご家族のためのBC-PAP(Breast Cancer Patients and Advocates Program)を、ウェブ参加を含めたハイブリッド形式にて企画しております。
是非多くの方々にご参加いただき、明日の乳がん医療について学び、語りあえることを心から楽しみにしています。
第33回日本乳癌学会学術総会 会長 石川 孝
日本乳癌学会学術集会 患者・市民参画プログラム、通称「BC-PAP(ビーシー・パップ:Breast Cancer Patients and Advocates Program)」は、乳がんの体験者やご家族など一般の方々を対象に、乳がん治療に関する基本から最新の情報までを分かりやすく提供し、患者さん・ご家族と医療者が、乳がん診療の課題について議論しつつ交流を図る場として企画しました。なかでも「BC-PAPセッション」は、ご自身の学びはもちろんのこと、ほかの患者さんへの支援活動に役立てること、より良い乳がん医療の実現につなげていくことを目的としたプログラムです。
本プログラムの実施が、一人でも多くの乳がん患者さん、ご家族の学びや、日ごろの患者支援活動への一助となることを願っています。
申込期間
現地参加 |
:5月27日(火)正午(予定)~ (ランチョンセミナー参加ありの場合) ~7月12日(土)正午 (ランチョンセミナー参加なしの場合) |
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ウェブ参加 | :5月27日(火)正午(予定)~8月29日(金)17:00 |
2025年7月10日(木)~7月12日(土)
2025年7月11日(金)、7月12日(土)(学術総会 第2日目、3日目)
受付・本大会 京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿2丁目2-1)
BC-PAPプログラム 工学院大学新宿キャンパス(東京都新宿区西新宿1丁目24-2)
第10会場 工学院大学新宿キャンパス3F アーバンテックホール
※学術総会終了後のオンデマンド配信は7月17日(木)~8月29日(金)を予定しています。
参加を希望する方で、参加基準を満たし、注意事項を遵守していただける方は、下記の「A」~「D」いずれかのコースにご参加いただけます。すべてのコースは5月27日(火)正午(予定)から参加申込を受け付けます。
「本大会」とは、BC-PAPプログラム以外の学術総会の医療者向けプログラムのことです。ただし、企業共催セミナー(一部を除く)への参加・視聴や、企業展示会場への立ち入りはできません。
BC-PAPのみ参加 | BC-PAP+本大会 に参加 |
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<ウェブ参加> ライブ配信およびオンデマンド配信の視聴 |
A 1,000円 | B 5,000円 |
<現地参加> 会期終了後のオンデマンド配信の視聴も可能 |
C 1,000円 | D 5,000円 |
※現地参加のCコース、Dコースの方へ:参加申込時の入力フォームでランチョンセミナーへ参加を希望されるか否かを伺います。お弁当の手配の都合上、ランチョンセミナー参加希望の方は必ず6月24日(火)正午までにお申し込みください。参加希望とされた方は、食品ロスの観点からも申し込まれた日のランチョンセミナーに参加をお願いします(体調などの理由がある場合はその限りではありません)。ランチョンセミナーに参加を希望されない方へのお弁当の支給はありませんので、ご自身でご用意ください。会場周辺には飲食店や食品販売店がたくさんございます。
※ポスター閲覧について:
Bコースの方はオンデマンド配信期間中にポスターディスカッションおよびe-Posterのデータ視聴が可能です。
Dコースの方は現地のポスターディスカッション会場にて聴講、並びにオンデマンド配信期間中にポスターディスカッションおよびe-Posterのデータ視聴が可能です。
※感染予防対策について:現地参加の方のマスク着用は個人の判断となりますが、治療中の方はマスク着用をするなど、ご自身で十分な感染対策を講じてご参加ください。また、発熱や体調不良の場合は、現地参加はお控えください。少しでも体調に変化があったときは無理をせず、ウェブ配信、後日オンデマンドでご視聴ください。
各セッションの詳しい内容は、学会HPの「患者市民のみなさまへ」の患者・市民参画プログラムに掲載 の抄録をご参考ください。
※諸事情により、テーマ、演者およびスケジュールを予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
8:45~9:00(15分)
BC-PAP参加にあたっての注意事項や、当日の連絡事項についてお伝えします。参加必須ではありませんが、現地参加の方もウェブ参加の方も、可能であればご参加ください。
9:00~9:40(40分)
脱毛や皮膚、爪の変化など、がん治療で起こる外見(アピアランス)の変化に悩む方を支援(ケア)する「アピアランスケア」。単に治療前に近い外見に整えることではない、本当の目的とは。支援によって目指すゴールと、その手法について学びます。
座長: | 片岡 明美 | (がん研究会有明病院 乳腺センター) |
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菅原 祐美 | (Pink Ring東北支部) |
講師: | 藤間 勝子 | (国立がん研究センター 中央病院 アピアランス支援センター) |
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9:55~11:15(80分)
平成29年、平成30年と相次いで改訂された小・中学校、高等学校の学習指導要領では、生活習慣病などの予防と回復等について学習する際に、「がんについても取り扱う」ことが明記され、各学校で児童生徒の発達段階に応じた「がん教育」が実施されています。体験者が教育現場で話をするときの役割、注意すべきことを考えつつ、それぞれの地域での取り組みや進め方についてみんなで話し合います。
座長: | 恵美 純子 | (広島市立北部医療センター安佐市民病院 乳腺外科) |
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菅原 裕美 | (Pink Ring東北支部) |
講師: | 三好 綾 | (NPO法人がんサポートかごしま) |
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パネリスト: | 大友 明子 | (メンタル・スパ) |
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※このセッションでは「がん教育」についてみなさまからの事前質問を受け付けます。当日も質問を受け付けますが、参加申し込み時にぜひがん教育について知りたいこと、疑問などをご記入ください(時間の関係上、すべての質問にお答えできないことをご了承ください)。
※他のセッション同様、学術総会終了後のオンデマンド配信では、ご講演部分のみを配信し、パネルディスカッションや質問へのご回答部分は割愛させていただきますので、ご了承ください。
11:30~12:15(45分)
「ドラッグラグ」は、海外で承認された薬が日本で承認されるまでに時間がかかっていることを、また、「ドラッグロス」は海外で承認されている薬が日本では全く開発されないために使えない状態を言います。こうした課題が、乳がん治療にも広がりつつあります。どういう問題が背景にあるのか、何ができるのかについて、みんなで考えます。
座長: | 徳田 恵美 | (福島県立医科大学 腫瘍内科学講座) |
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桜井 なおみ | (一般社団法人CSRプロジェクト) |
講師: | 坂東 裕子 | (筑波大学 医学医療系 乳腺内分泌外科) |
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12:35~13:25(50分)
BC-PAP参加者が聴講可能なランチョンセミナーがあります(別途ご案内します)。現地参加で事前にランチョンセミナーに申し込まれた方には当日整理券をお配りします。
14:55~16:05(70分)
乳がんの手術前、手術後に行われる薬物療法を、医療者とともにどう決めていくのか。その最前線について、ステージ(病期)やサブタイプ別に分かりやすく解説していただきます。
座長: | 原田 成美 | (東北大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科) |
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寺田 真由美 | (一般社団法人日本癌医療翻訳アソシエイツ) |
講師: | 下村 昭彦 | (国立国際医療研究センター病院 がん総合内科/乳腺・腫瘍内科) |
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永橋 昌幸 | (兵庫医科大学 乳腺・内分泌外科) |
16:20~17:50(90分)
乳がん手術を選択、決定までのプロセスと手術法の最新トレンドについて、また、乳房・乳頭乳輪再建手術における最新情報と周術期、再建途中、再建後の下着選びについて、各専門医に解説していただきます。さらにパートナーシップでは乳がん治療によるからだの変化と、話題にしにくいけれどとても大切な、セクシャリティについて話し合います。
座長: | 永橋 昌幸 | (兵庫医科大学 乳腺・内分泌外科) |
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山崎 多賀子 | (NPO法人キャンサーリボンズ) |
講師: | 片岡 明美 | (がん研究会有明病院 乳腺センター) |
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小宮 貴子 | (東京医科大学病院 形成外科) |
パネリスト: | 菅原 祐美 | (Pink Ring東北支部) |
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9:00~10:10(70分)
次々に新薬が登場して複雑化している乳がん薬物療法。なかでも転移再発治療の最前線について、分かりやすく解説していただきます。
座長: | 柏葉 匡寛 | (ハートライフ病院 乳腺外科センター) |
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大友 明子 | (メンタル・スパ) |
講師: | 尾崎 由記範 | (がん研有明病院 乳腺センター、先端医療開発科) |
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齋藤 亜由美 | (国立がん研究センター中央病院 腫瘍内科) |
10:25~11:15(50分)
乳がんの転移治療のうち、特に、乳がんに多い骨転移の放射線治療の考え方を中心に、骨転移における抗がん治療や骨修飾薬、口腔内ケアの重要性など幅広く学びます。
座長: | 千島 隆司 | (昭和医科大学横浜市北部病院 乳腺外科) |
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山崎 多賀子 | (NPO法人 キャンサーリボンズ) |
講師: | 山内 智香子 | (滋賀県立総合病院 放射線治療科) |
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11:30~12:00(30分)
乳がん経験者や乳がんの啓発を行う方々にとっても、大変関心の高い「乳がん検診」。このセッションでは、2007年に開始されたJ-START(乳がん検診における超音波検査の有効性を検証する比較試験)の成果を振り返りながら、乳がん検診の最新情報と効果的な検診方法について、お話しいただきます。
座長: | 徳田 恵美 | (福島県立医科大学 腫瘍内科学講座) |
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寺田 真由美 | (一般社団法人日本癌医療翻訳アソシエイツ) |
講師: | 原田 成美 | (東北大学大学院医学系研究科 乳腺・内分泌外科) |
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12:20~13:10(50分)
薬が私たちの手元に届くまでの間には、どんな道のりがあるのでしょうか。同意説明文書には何が書いてあるの?倫理はなぜ必要?薬が私たちの手元に届くまでの流れについて学習します。
座長: | 徳田 恵美 | (福島県立医科大学 腫瘍内科学講座) |
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桜井 なおみ | (一般社団法人CSRプロジェクト) |
講師: | 立花 和之進 | (福島県立医科大学 乳腺外科)
「薬剤開発から臨床試験の流れについて」 |
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坂東 裕子 | (筑波大学 医学医療系 乳腺内分泌外科)
「説明同意文ってなあに?」 |
※このセッションは、ライブ配信はありますが、学術総会終了後のオンデマンド配信はありません。
13:30~15:10(100分)
私たちがいま受けている標準治療は、多くの患者さんが臨床試験、治験に参加をし、研究者とともにつくりあげてきたものになります。事例をもとに、もしあなたが研究に参加をするなら、どんなところが気になるのか。グループに分かれたワークショップを開催します。
※このセッションは、現地参加の方で事前申し込みの先着55名とさせていただきます。希望者は参加登録時マイページからお申込みをお願いいたします。なお、ライブ配信、オンデマンド配信はありません。みんなで意見交換をしましょう。
※このセッションに参加される方は、この前のランチョンセミナーに可能な限り参加をお願いします。
座長: | 坂東 裕子 | (筑波大学 医学医療系 乳腺内分泌外科) |
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桜井 なおみ | (一般社団法人CSRプロジェクト) |
ファシリテーター: | 医療者委員、患者委員 |
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本大会開催期間中の3日間、参加者の交流の場「BC-PAPラウンジ」として、第10会場横のスペースにテーブルと椅子を設置します。全国の乳がん患者団体や個人の皆さんの交流の場として、休憩場所としてご利用ください。
期間 | 2025年7月10日(木)~7月12日(土) |
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場所 | 工学院大学新宿キャンパス3F アーバンテックホール横のスペース |
BC-PAPラウンジに「みんなの資料スペース」を設置します。BC-PAP参加者のみならず、医療者の皆さんも通られる場所です。ここに所属団体の活動紹介などを記した資料(パンフ、チラシ)や無料配布グッズ(バッジやシールなど記念品)を展示し、自由にお持ち帰りいただきます。ウェブ参加の方も資料の展示が可能です。
期間 | 2025年7月10日(木)~7月12日(土) |
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場所 | 工学院大学新宿キャンパス3F アーバンテックホール横のスペース |
展示規定は下記のとおりです。資料の展示配付を希望される方は、参加申し込み時に該当欄にチェックを入れてください。
※上記の資料は7月9日(水)午前着で、以下の住所あてにお願いいたします(送料はご負担ください)。
※備考欄に「患者団体名+BC-PAP展示資料(無料配布グッズ)」と必ず明記してください。
※会期前は搬入物で混雑するため、7月9日午前以外に届いたものについては、お引き受けできない可能性があります。必ず「お届け日時指定」で発送をお願いいたします。
〒160-8330 東京都新宿区西新宿2-2-1
京王プラザホテル本館4F けやき(運営本部)
TEL:03-3344-0111
送付の際は下記の送付状をご利用ください。
BC-PAPプログラムは、『ご自身やご家族のための学びや、ほかの患者さんへの支援活動に役立てること』を目的とした非営利活動です。プログラムの趣旨と目的をご理解いただき、以下参加基準を満たし注意事項を遵守していただける患者・家族・市民の皆さんが、参加の対象となります。ご確認のうえお申込みください。
※会員・準会員・非会員やメディア枠でご参加の方、初期研修医、学生の方も、お席に余裕があれば、BC-PAPセッションを聴講していただけます。
※上記の項目は、個人の信教の自由、及び政治活動の自由を妨げるものではありません。
※参加基準についてご質問がある場合は、下記の問い合わせ先にメールにてお尋ねください。
【重要】上記基準を満たしていない場合、参加手続き完了後でも参加ができないことがあり、その場合、すでにお支払いいただいた参加費の返金は致しかねますので、あらかじめご了承ください。
申込期間
現地参加 |
:5月27日(火)正午(予定)~ (ランチョンセミナー参加ありの場合) ~7月12日(土)正午 (ランチョンセミナー参加なしの場合) |
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ウェブ参加 | :5月27日(火)正午(予定)~8月29日(金)17:00 |
※オンライン参加登録について、詳しくは「参加者の皆様へ」をご確認ください。
※BC-PAP参加者で現地参加の方はネームカードを印刷し、京王プラザ本館4階のBC-PAP受付にお越しください。
委員長 | 海瀬 博史 |
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委員 | 柏葉 匡寛、片岡 明美、桜井 なおみ、千島 隆司、徳田 恵美、永橋 昌幸、原田 成美、坂東 裕子 |
患者委員 | 大友 明子、菅原 祐美、寺田 真由美、山崎 多賀子 |
※上記委員への個別の問い合わせはお受けできません。下記問い合わせ先にお尋ねください。
第33回日本乳癌学会学術総会運営事務局
jbcs2025@congre.co.jp
第33回日本乳癌学会学術総会参加登録事務局
jbcs2025-reg@congre.co.jp
※お問い合わせの際はお名前、ご所属団体名等を明記してください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
BC-PAPワーキンググループ一同
© 2024 The 33rd Annual Meeting of the Japanese Breast Cancer Society