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第87回日本循環器学会学術集会(JCS2023)
プログラム
 
OCC-JCS Joint Symposium はオンデマンド配信に変更となりました(※3月7日)
日程表・プログラムを更新いたしました(※2月28日)
日程表 3月10日(金) 日程表 3月11日(土) 日程表 3月12日(日)
プログラム
March 10 am   March 10 pm
March 11 am   March 11 pm
March 12 am   March 12 pm
 
• 美甘レクチャー(日本心臓財団美甘基金) • 真下記念講演
• 会長講演 • 会長特別講演
• 代表理事講演 • プレナリーセッション
• シンポジウム • Invited Lecture
• Meet the Expert • Special Session
• 会長特別企画 • 会長企画シンポジウム
• パネルディスカッション • トピック
• アップグレードセミナー • モーニングレクチャー
• 海外ジョイントシンポジウム • 日本循環器連合up-to-dateセミナー
• 心不全療養指導士セッション • チーム医療セッション
• 教育セッション • 倫理に関する講演会(単位)
• 医療安全に関する講演会 • 日本循環器学会 委員会セッション
• オンデマンド配信のみのセッション • 市民公開講座
 美甘レクチャー(日本心臓財団美甘基金)
 
3月11日(土) 10:30~11:15 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
英 語
 
座 長: 堀 正二(大阪国際がんセンター)
演 者: Douglas L. Mann
  (Washington University School of Medicine, USA)
 真下記念講演
 
3月11日(土) 14:00~14:45 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
日本語
 
座 長: 大津 欣也(国立循環器病研究センター)
演 者: 中村 祐輔(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長)
 会長講演
 
3月11日(土) 13:15~13:55 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
日本語
 
心不全に挑む・患者を救う ~医師として・学会として~
座 長: 友池 仁暢(榊原記念病院/NTT物性科学基礎研究所)
演 者: 筒井 裕之(九州大学大学院医学研究院 循環器内科学 教授)
 会長特別講演
 
3月12日(日) 11:15~12:00 第05会場(福岡国際会議場 3F メインホール)
日本語
 
座 長: 瀧原 圭子(大阪大学キャンパスライフ健康支援センター)
演 者: ロバート キャンベル(日本文学研究者、早稲田大学特命教授)
 代表理事講演
 
3月10日(金) 13:30~14:00 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
日本語
 
座 長:
小室 一成( 東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)
演 者:
平田 健一( 神戸大学大学院 医学研究科 循環器内科学分野)
 プレナリーセッション(17セッション)
 
Plenary Session 1
英 語
 
3月10日(金) 9:40~11:10 第09会場(福岡国際会議場 2F 204)
PL1
  包括的高度慢性下肢虚血治療の展望
Future perspective of comprehensive CLTI management
   
座 長: 東 信良( 旭川医科大学外科学講座血管外科学分野)
  飯田 修( 関西労災病院 循環器内科)
   
State of the Art: 児玉 章朗
 
愛知医科大学血管外科)
   
演 者: 宮本 明 ( 総合高津中央病院 循環器内科)
  畑  陽介( 関西労災病院 循環器内科)
  三宅 啓介( 大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科)
  加藤 太門( 信州大学 循環器内科学)
  高田 卓磨( 東京女子医科大学 循環器内科学)

2022年に改訂された日本循環器学会ガイドラインにおいて 重症下肢虚血(critical limb ischemia: CLI)は包括的高度慢性下肢虚血(chronic limb-threatening ischemia: CLTI)という用語にアップデートされた。前者は主に虚血の観点からのみ定義であり、肢の自然予後が必ずしも正確に反映されない問題があった。その問題を解決すべく、後者は組織欠損・虚血・足部感染の3要素で評価・治療介入が必要な下肢を総称する概念と定義された。CLTI病型は、その主病態から重症度まで千差万別であり、単純に”血行再建術が第一選択”ということだけでは、決して解決しない。内科的治療、創傷治療、細胞治療、補助療法を用いた集学的アプローチにて、この難解な疾患に対して介入する必要がある。また昨今慢性疾患に対するlifetime managementを如何に考えるかが重要とされており、動脈硬化終末像ではあるがcommon diseaseになりつつあるCLTI症例に対しても例外ではない。本プレナリーセッションにおいては、各治療におけるエキスパートの先生方に御発表を頂き、CLTI長期予後改善の観点から 各治療における現状・限界・展望について深く議論できることができれば本望である。

 
Plenary Session 2
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第05会場(福岡国際会議場 3F メインホール)
PL2
  血管石灰化機序における新たな発見
Recent Discoveries in Vascular Calcification
   
座 長: Elena Aikawa (Brigham and Women's Hospital)
  的場 哲哉 (九州大学病院循環器内科)
   
State of the Art: Elena Aikawa
 
Brigham and Women's Hospital)
   
演 者: 渡邉 哲 山形大学 内科学第一講座 循環・呼吸・腎臓内科学)
  中村 一文 岡山大学 循環器内科学)
  西宮 健介 東北大学 循環器内科)

血管における異所性石灰化は、進行した動脈硬化病変、糖尿病、腎不全、老化によって生じ、その存在は心脳血管病の予後悪を示唆するとともに、インターベンション治療の短期および長期成績を制限する、極めて重大な臨床的課題である。本セッションでは血管石灰化のメカニズムに関する様々なアプローチの最先端の研究から、治療アプローチの可能性を見出したいと思います。

 
Plenary Session 3
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
PL3
  がん診療における腫瘍医との連携と循環器専門医の役割
Cooperation with Oncologists and the Role of Cardiologists in Cancer Care
   
座 長: 小室 一成 (東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)
  南  博信 (神戸大学大学院医学研究科腫瘍・血液内科)
   
State of the Art: Jun-ichi Abe
 
Department of Cardiology, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, US)
   
演 者: 杉村 宏一郎 国際医療福祉大学成田病院 循環器内科)
  金子 英弘 東京大学医学部 循環器内科)
  伊澤 毅 仙台厚生病院 循環器内科)
  藤崎 智礼 熊本大学 循環器病態学)

わが国では約40年間がんが死因のトップであり、2位が心血管病、4位が脳卒中です。しかし高齢者に限ると心血管病と脳卒中を合わせた循環器疾患とがんによる死亡者数はほぼ同じです。超高齢社会となり、がんと循環器疾患の患者数はともに急増しており、両疾患を合併する患者も増加しています。またがん治療の進歩により、がん患者の予後は大幅に改善し、緩解あるいは完治するケースも多くなってきましたが、抗がん剤や放射線による治療は高血圧、不整脈、心筋梗塞、心不全などあらゆる循環器疾患を発症しうることが知られています。特に抗がん剤の多くは心臓を傷害する結果、がんの治療中や治療後に心不全を発症することが増えてきました。またがん患者に血栓塞栓症の多いことは昔から知られていましたが、抗がん剤の中には血管を傷害するものがあり、がん患者が治療中に血栓塞栓症で亡くなったりがん治療に支障を来すケースも多いことが指摘されています。そこで、がん患者が十分ながん治療を受けられるように、また治療を受けたのちに循環器疾患で命を落とすことのないように、がん専門医と循環器専門医の連携が重要になってきました。今までがんと循環器疾患は最も離れた疾患と考えられていましたが、この2大疾患を包摂する学際領域として世界的にも腫瘍循環器学が注目されています。本プレナリーセッションにおいては、腫瘍医と循環器専門医がどのように連携していくべきか、腫瘍循環器学の現状と課題についてご講演いただきます。

 
Plenary Session 4
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第11会場(福岡国際会議場 4F 413+414)
PL4
  遺伝性不整脈の診断と治療の最前線
Frontiers in diagnosis and Treatment of Hereditary Arrhythmias
   
座 長: 中野 由紀子 (広島大学循環器内科)
  Kui Hong (The Second Affiliated Hosptial of Nanchang University)
   
State of the Art: Kui Hong
 
The Second Affiliated Hosptial of Nanchang University)
   
演 者: 鎌倉 令 国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
  上岡 亮 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 循環器内科学)
  鈴木 啓資 仙台市立病院 循環器内科)
  岡村 祥央 広島大学 循環器内科学)
  福山 恵 滋賀医科大学 循環器内科)

遺伝性不整脈は、J波症候群 (Brugada 症候群、早期再分極症候群)、QT延長症候群、 カテコラミン誘発多形性心室頻拍、QT短縮症候群、進行性心臓伝導障害の総称である。若年突然死の主要な原因であるが、早期発見と介入により突然死を予防しうる。遺伝子解析を含む基礎研究の発展や、数多くの臨床研究により、その原因、病態、診断、リスクの層別化、個々により適した管理、治療が行われるようになってきているが未だ解明されていない部分も多い。今回のセッションでは、最前線の病態、診断、治療に関する研究をエクスパートの先生から講演頂いて、今後の進むべき方向性についても検討を行いたい。

 
Plenary Session 5
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
PL5
  心臓カテーテル治療による脳卒中予防対策
Cardiac catheter-based interventions for stroke prevention
   
座 長: 近藤 祐介 (千葉大学大学院医学研究院循環器内科学)
  山﨑 浩 (筑波大学医学医療系循環器内科)
   
State of the Art: Gregory Y H Lip
 
Liverpool Centre for Cardiovascular Science, University of Liverpool and Liverpool Heart & Chest Hospital, UK)
   
演 者: 原 英彦 東邦大学大橋医療センター 循環器内科)
  赤木 禎治 岡山大学 循環器内科学)
  福永 真人 小倉記念病院 循環器内科)
  龍崎 智子 千葉大学大学院医学研究院 循環器内科学)
  大久保 健史 横須賀共済病院 循環器内科)

2019年に脳塞栓症予防に有効な心臓カテーテル手術用の2つのデバイスが、本邦において薬事承認された。ひとつは、卵円孔開存閉鎖術用のデバイスAMPLATZER™ PFO Occluderであり、卵円孔開存の関与がありうる潜因性脳梗塞症例を対象として、抗血小板療法と比較して、脳梗塞の再発予防における経皮的PFO閉鎖術の有効性と安全性が明らかとなり承認された。もうひとつは、左心耳閉鎖デバイスWATCHMAN™であり、CHADS2スコアまたはCHA2DS2-VAScスコアから、脳梗塞の高リスクで長期的な抗凝固療法が必要である非弁膜症性心房細動症例において、大出血の既往がある場合やHAS-BLEDスコア3以上など出血のリスクが高く、抗凝固療法の継続が危惧される場合の代替療法としての左心耳閉鎖術に使用される。経皮的左心耳閉鎖術は、抗凝固薬療法を超える塞栓症予防効果は確認されていないが、出血性脳卒中や致死的合併症を伴う虚血性脳卒中合併症の低減は示されている。さらに新世代デバイスであるWATCHMAN FLX™も登場し、手技の安全性が向上し、手術数は増加傾向である。一方で、術後の抗血栓療法やデバイス関連血栓症などの新たな課題も明らかになってきている。いずれの治療も臨床成績が徐々に出てきており、日本人のエビデンスをもとに、真に恩恵を得る患者層について熱く議論したい。本セッションが、今後のブレインハートチームによる脳卒中予防のための診療に役立つことを期待したい。

 
Plenary Session 6
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第19会場(マリンメッセ福岡A館 3F サブアリーナ)
PL6
  心不全の在宅治療-multidisciplinary approach・モニタリング・DT・終末期
Home monitoring, advanced heart failure, destination therapy, palliative care
   
座 長: 絹川 弘一郎 (富山大学第二内科)
  Joann Lindenfeld (Vanderbilt University)
   
State of the Art: Joann Lindenfeld
 
Vanderbilt University)
   
演 者: 岡田 将 千葉大学大学院医学研究院 循環器内科学)
  麻野井 英次 富山西総合病院 内科)
  塚本 泰正 国立循環器病研究センター 移植医療部)
  弓野 大 医療法人社団ゆみの)

Advance care planningや緩和ケアが標準となってきた昨今、今後は心不全患者のQOLを維持したまま、いかに終末期を迎えるかが大きなテーマとなる。このセッションでは重症心不全の在宅治療に様々な側面からスポットを当てた議論を目指す。心不全患者のQOLに大きく影響する再入院予防の視点ではmultidisciplinary teamによる介入とCardioMEMSを用いた肺動脈圧測定の組み合わせが現状おそらく最高品質のモニタリングであるが、既にその限界も示されており、新たなモダリティの開発が期待される。最近保険償還された重症心不全患者に対するdestination therapy (DT)は長期在宅治療が可能であり、再入院を繰り返す患者に対してQOLを加味した費用対効果を精査すれば、対象をexpandする余地は大いにあると考える。また治療のwithdrawalを含めた終末期医療もDTの導入と同時に部分的には議論を進めてきた経緯があるものの、我が国ではまだ成熟段階にない。米国で施行されたGUIDE-HF試験のprincipal investigatorであるJoAnn Lindenfeld先生をお迎えして国内外の多職種の先生とともに活発な議論を期待したい。

 
Plenary Session 7
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ)
PL7
  心不全診療のための画像診断
Diagnostic Imaging for Heart Failure
   
座 長: 坂田 泰史(大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学)
  Carsten Tschöpe
 
German Heart Center at Charité(DZHK))
   
State of the Art: Carsten Tschöpe
 
German Heart Center at Charité(DZHK))
   
演 者: 齋藤 佑記 日本大学医学部 内科学系循環器内科)
  多田 篤司 北海道大学 循環病態内科学)
  大門 雅夫 東京大学 検査部)
  八島 聡美 千葉大学 循環病態医科学)

心不全は、「なんらかの心臓機能障害、すなわち、心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果、呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群」と定義される。よって、心不全診療のための画像診断の目的は、心臓器質的異常、機能的異常、うっ血と臓器低灌流の存在、運動耐容能低下と多岐にわたる。さらに、目の前の患者さんの重症度評価から目に見えない予後推測に至る幅広い目的がある。 加えて、治療手段も多様化している。従来のレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系や交感神経活性を抑制する薬剤に加え、脈拍のみを低下させる薬剤、cGMPの産生を促すと考えられる薬剤、腎臓にしかないと考えられているSGLT2を阻害する薬剤など、さまざまな作用機序を有する新しい薬剤が出現した。また、心房細動や僧帽弁逆流、肺高血圧などをターゲットとした非薬物治療も充実してきた。さらに、AIを取り入れ、我々が見えているのにわからなかった現象を明らかにすることができるようになった。 本セッションでは、このような診断・治療手段の多様化に応じて、心不全の病態評価、治療への応用に画像検査をどう活用するかについて最新の知見をもとにディスカッションしたい。

 
Plenary Session 8
英 語
 
3月11日(土) 8:00~9:30 第05会場(福岡国際会議場 3F メインホール)
PL8
  血管の老化/非老化の表現型:基礎的/臨床的知見をまとめる
Phenotypes of vascular aging and non-vascular aging: Their experimental and clinical findings
   
座 長: 冨山 博史 (東京医科大学 循環器内科)
  南野 徹 (順天堂大学大学院医学研究科循環器内科)
   
State of the Art: 冨山 博史
 
東京医科大学 循環器内科)
   
演 者: 横山 真隆 千葉大学 大学院医学研究院分子病態解析学)
  勝海 悟郎 順天堂大学 循環器内科学)
  東 幸仁 広島大学・原爆放射線医科学研究所 再生医療研究開発)
  椎名 一紀 東京医科大学 循環器内科学分野)
   
State of the Art: 南野 徹
 
順天堂大学大学院医学研究科循環器内科)

最近の基礎研究では、血管老化の機序に関して多くの知見が報告され、非老化への方策も示されている。老化は生理的現象であるが、臨床的には3つの血管老化の表現型(暦年齢より早い血管老化、遅い血管老化、そして暦年齢相応の血管老化)が存在すると考えられる。しかし、その呼称や評価方法・定義は確立されてなく、それら評価の有用性や評価結果に対する対応も明らかでない。弾性動脈-筋性動脈-小動脈から形成される血管樹のいずれの部位でも血管老化は生じ、構造的・機能的に異常を呈する。血管樹の異常は画像(IMT肥厚、プラーク、石灰化など)および生理学・生化学指標(内皮機能、脈波解析、ABI、ミオシン、Troponin T、炎症・酸化ストレスマーカーなど)にて評価される。例えば、いつくかの疫学研究で頸動脈IMTは血管老化の指標として用いられている。また、動脈の硬さを血管老化の一表現型として捉えると、最近の前向き観察研究では血管早期老化症例では脳心血管疾患発症が有意に高く、逆に非老化症例では有意に少ないことが報告されている。このように血管早期老化を予防すると同時に、血管非老化を維持することも重要と考えられる。しかし、血管早期老化・非老化に関する臨床的知見やそれを支持する基礎的知見は十分でない。本セッションでは、血管早期老化・非老化の臨床的評価方法、血管早期老化・非老化の機序(動脈硬化危険因子や炎症・酸化ストレスとの関わりなど)、両評価の重要性(臓器障害・予後との関連など)、早期老化予防・非老化への方策などに関して基礎的・臨床的見地から多くの発表を期待する。

 
Plenary Session 9
英 語
 
3月11日(土) 8:00~9:30 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
PL9
  imagingとphysiologyで心血管イベントを予測する
Prediction of future cardiovascular events by imaging and physiology
   
座 長: 赤阪 隆史 (和歌山県立医科大学・リハビリテーション医学講座)
  Khung Keong Yeo (National Heart Centre Singapore)
   
State of the Art: Khung Keong Yeo
 
National Heart Centre Singapore)
   
演 者: 疋田 浩之 横須賀共済病院 循環器センター 循環器内科)
  三友 悟 新東京病院 循環器科)
  佐藤 嘉洋 藤田医科大学病院 循環器内科)
  久米 輝善 川崎医科大学 循環器内科学)

循環器領域の画像診断・機能診断の進歩は目覚ましく、数多くの新しい診断法が開発され、日常臨床に導入されている。これらの診断法は、①疾患の病態評価による治療適応決定、②治療結果の判定と治療最適化のための手技中ガイド、③治療の種類・有無による予後予測、などに広く用いらている。とりわけ近年のコンピューター技術の急速な進歩により、ビッグデータを用いたメタ解析や人工知能(AI)を用いた画像解析による予後予測に関する報告が多数みられる。また、画像診断と機能診断は、時にどちらがより優位か・有用かというように対立する診断法のように論じられるが、実際は互いに補完的で、両者を併用することでさらに治療適応決定・手技中ガイド・予後予測の改善が期待される。さらに、画像診断から機能を推定する方法が提唱され、従来の機能診断法に匹敵する診断率も報告され、画像から推定された機能診断ガイドによる前向き無作為化試験も行われ、単なる画像診断による治療よりも良好な成績が報告されるようになり、従来の機能診断の代用となる可能性も報告されている。このような現状を踏まえて、本セッションでは循環器領域の新しい画像診断や機能診断による心血管イベント予測の現状とさらなる向上を目指した将来展望に関して議論したい。

 
Plenary Session 10
英 語
 
3月11日(土) 10:30~12:00 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
PL10
  ISCHEMIA後の虚血性心疾患におけるハートチームの在り方
The Heart Team in Ischemic Heart Disease in the Post ISCHEMIA Trial Era
   
座 長: 大野 貴之(三井記念病院心臓血管外科)
  Yoshiya Toyoda
 
Temple University School of Medicine)
   
State of the Art: Yoshiya Toyoda
 
Temple University School of Medicine)
   
演 者: 水野 友裕 東京医科歯科大学大学院心臓血管外科)
  沼田 智 京都府立医科大学心臓血管外科)
  中埜 信太郎 埼玉医科大学国際医療センター心臓内科)
  上田 恭敬 国立病院機構大阪医療センター循環器内科)
  真鍋 晋 国際医療福祉大学成田病院心臓外科)

ISCHEMIA試験(安定狭心症に対する血行再建先行戦略は予後を改善しない)を受け、米国では「2021 ACC/AHA/SCAI Guideline for Coronary Artery Revascularization」が発表された。この新しいガイドラインでは心機能良好な安定多枝病変に対するCABG適応が推奨クラスIからIIbへと2段階ダウングレードされており、発表直後にヨーロッパと米国、ラテンアメリカ、日本の心臓外科系学会はこれを支持しないことを表明した。しかしISCHEMIA試験結果の循環器内科業界へのインパクトは大きく、新しいガイドラインにより「安定狭心症に対してはまず薬物治療開始して様子をみてみる、それでも症状あればカテーテル検査→血行再建を考える」というパラダイム変換が起こる可能性がある。ISCHEMIA試験計画のポイントはCABG/PCI選択は各施設のハートチームが決定することで、結果的にCABGは26%にしか施行されていない。恐らく心臓外科医にとってのISCHEMIA試験の真の問題点はハートチームが決定したCABGの頻度ではCABGによる心筋梗塞・全死亡予防効果が発揮できなかったことであり、ハートチームの方針は治療効果に影響することが判明したとも言える。このセッションではそれぞれの立場(CABG専門・PCI専門・薬物治療専門)からISCHEMIA試験後のハートチームの現状と将来の方向についてオーバービューをお願いしたい。

 
Plenary Session 11
英 語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
PL11
  循環器疾患患者コントロールのためのPersonal Health Record
Personal Health Records for Patients with Heart Disease
   
座 長: 中山 雅晴(東北大学大学院医学系研究科 医学情報学)
  岡田 佳築(大阪大学大学院 医学系研究科 医療情報学)
   
State of the Art: Mark H Drazner
 
University of Texas Southwestern Medical Center)
   
演 者: 小西 正三 大阪大学大学院医学系研究科 医療情報学)
  後岡 広太郎 東北大学大学院 循環器内科学)
  伊東 紀揮 医療法人社団ゆみの)
  中山 敦子 榊原記念病院 循環器内科)

近年スマートフォンを利用したPersonal Health Record(PHR)に注目が集まっている。ウェアラブルデバイスを用いた脈拍や歩数などのデータ収集に加え、機器と接続することで血圧や体重の測定結果を取り入れるアプリケーションも充実してきている。個人の情報を集めるだけでなく、医療機関や地域医療連携ネットワークシステムによっては、採血検査結果や処方などのデータと連携できる取り組みもあり、患者個人の診療情報と日常のバイタルデータとが結びつくことが現実のものとなっている。スマートフォンや測定デバイス、アプリケーションそのものの進化のみならず、データ共有の基盤としても、次世代データ交換規約と呼ばれているFast Healthcare Interoperability Resources (FHIR)は国際的に整備が進められており、主だったヘルスクラウドサービスでも既に対応がなされている。本邦においても、日本版FHIRの実装ガイドが公開され、標準規約としての準備が進んでいる。こういったPHR活用における環境が充実するなか、心不全をはじめとした患者の日常生活における疾病コントロールを主眼とする循環器疾患の治療目的に用いられる利点への期待は大きい。一方で、集積するデータの活用やビジネスモデルの確立などの課題も散見される。本プレナリーセッションでは、実際のPHR活用例やそれに伴う問題点を明らかにし、今後の動向および展望について議論を深めたい。

 
Plenary Session 12
英 語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
PL12
  成人期に達したFontan症例の課題
Challenges in the care for an emerging adult population after Fontan procedure
   
座 長: 三谷 義英(三重大学大学院医学系研究科小児科学)
  Erwin N Oechslin
 
Peter Munk Cardiac Centre, and University of Toronto)
   
State of the Art: Erwin N Oechslin
 
Peter Munk Cardiac Centre, and University of Toronto)
   
演 者: 大内 秀雄 国立循環器病研究センター 小児循環器)
  坂本 一郎 九州大学 循環器内科学)
  田中 篤 帝京大学医学部 内科学講座)
  島田 衣里子 東京女子医科大学 循環器小児・成人先天性心疾患科)

Fontan手術は、機能的に単一の心室を持つ複雑な先天性心疾患を対象に、肺循環への駆出心室(右心)をバイパスする手術(右心バイパス術)である。その目的は、低酸素血症の解消と心室容量負荷の軽減である。1971年の最初の報告から50年余りが経過し、術式の改良で成績が向上した。現時点で、30年生存率は約85%、2018年で国際的にFontan術後例は約5-7万人と推定される。Fontan術後成人の対応が、循環器内科の重要な課題となっている。Fontan循環は、中心静脈圧の上昇による鬱血と体心室の前負荷低下と後負荷増大による低拍出を特徴とした慢性心不全を伴う。術後遠隔期の合併症として、心室機能の障害、不整脈、蛋白漏出性胃腸症、血栓症、短絡による低酸素血症、成人期には、体血管抵抗の低下による高拍出型心不全、糖脂質代謝異常、Fontanに関連した肝硬変、肝細胞癌など肝疾患(Fontan-associated liver disease: FALD)が発生する。合併症に対する画像診断、内科治療、初期の術式から最近の心外導管を用いた上下大静脈肺動脈吻合(total cavopulmonary connection)法に転換するFontan conversion、Fontan後女性の妊娠、出産など課題が多い。本セッションでは、循環器内科の実臨床で遭遇するFontan術後成人の現在の課題を議論したい。

 
Plenary Session 13
英 語
 
3月11日(土) 15:45~17:15 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
PL13
  SGLT2阻害薬の循環器疾患における基礎と臨床
New horizon in heart failure: clinical update on SGLT2 inhibitors and the basic mechanisms
   
座 長: 瀧本 英樹(東京大学・循環器内科)
  Subodh Verma
 
Division of Cardiac Surgery, University of Toronto, St. Michael's Hospital)
   
State of the Art: Subodh Verma
 
Division of Cardiac Surgery, University of Toronto, St. Michael's Hospital)
   
演 者: 百村 伸一 さいたま市民医療センター)
  鈴木 裕太 東京大学 循環器内科、
国立保健医療学院 保健医療経済評価研究センター)
  前嶋 康浩 東京医科歯科大学 循環制御内科学)
  近藤 秀和 オックスフォード大学 心臓血管部門)

心不全の薬物治療はこの数年で大きく進歩し、新たな時代にはいったといえます。SGLT2阻害薬はそのゲームチェンジャーであり、HFrEF治療において使用すべき4剤(ファンタスティックフォー)のひとつに位置付けられています。さらに2021年に発表されたEMPEROR-Preserved試験では左室駆出率40%以上の心不全に対する有効性も示され、2022年AHA/ACCのガイドライン改定ではHFpEF治療薬として初めてSGLT2阻害薬がClass IIaで推奨されました。抗心不全効果の機序は未だに明らかでない部分もありますが、浸透圧利尿、Na利尿による血行動態への影響、腎保護を介した交感神経系への影響、ケトン体利用による代謝への影響など、多面的な作用が複合的に働いていることが推定されています。本セッションでは国内外のエキスパートに参加していただいて、SGLT2阻害薬のエビデンスを読み解き、臨床および基礎の両面から情報をアップデートしながら、議論を深めたいと思います。本セッションが皆さんの心不全診療のお役にたてば幸いです。

 
Plenary Session 14
英 語
 
3月12日(日) 8:00~9:30 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
PL14
  大動脈瘤・大動脈解離 From Bench to Bedside
Aortic Aneurysm and Aortic Dissection From Bench to Bedside
   
座 長: 横山 詩子(東京医科大学・細胞生理学分野)
  Lynn Sakai
 
Oregon Health & Science University)
   
State of the Art: Lynn Sakai
 
Oregon Health & Science University)
   
演 者: 尾野 亘 京都大学大学院医学研究科 循環器内科学)
  八木 宏樹 東京大学 循環器内科)
  井上 大志 神戸大学大学院医学研究科 心臓血管外科学)
  青木 浩樹 久留米大学 循環器病研究所)

近年のレジストリにおいて大動脈瘤のみならず大動脈解離の発症率も人口10万人あたり年間10件を超えており、これらの疾患の院内死亡率はいまだ極めて高い。ステントグラフト等のデバイスの開発に基づく血管内治療の進歩は目覚ましいものがあるが、疾患の進行を抑制する治療法はいまだ存在しない。 大動脈壁は多様な細胞集団と細胞外マトリックスとが精密な多層構造をとっており、変化する生体力学的環境に適応するためにその構造と機能を常に調節している。これらの調節機構の破綻は、平滑筋や内皮、線維芽細胞のシグナルトランスダクションの異常や形質転換、弾性線維やコラーゲンをはじめとした細胞外基質の破壊やリモデリング、炎症、などを長期間に渡って進行させ、最終的に破裂や解離といった急激な転帰につながる。また、エピジェネティック制御やmicroRNA等による遺伝子発現変化による平滑筋細胞の収縮能異常、平滑筋細胞のclonal expansion、プロテオグリカンの代謝異常と疾患の関連など、新たな知見も報告されてきている。 高度なメカニカルストレス存在下で多様な大動脈の構成細胞と細胞外基質がどのように時空間的に制御されているのかを理解し、その破綻の機序を解明して疾患進行を抑制する治療法の開発の礎とするために、本セッションでは大動脈瘤・大動脈解離の最新の研究成果について取り上げる。

 
Plenary Session 15
英 語
 
3月12日(日) 8:00~9:30 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
PL15
  HFpEFの分子機構
Molecular mechanisms underlying the development of HFpEF
   
座 長: 桑原 宏一郎(信州大学医学部循環器内科)
  David Kass  (Johns Hopkins University School of Medicine)
   
State of the Art: David Kass
 
Johns Hopkins University School of Medicine)
   
演 者: 小板橋 紀通 群馬大学 循環器内科)
  佐藤 大樹 東北大学 循環器内科)
  藤生 克仁 東京大学 循環器内科)
  泉家 康宏 大阪公立大学 循環器内科学)
  有馬 勇一郎 熊本大学 国際先端医学研究機構 心臓発生研究室)

収縮力の保たれた心不全の高齢社会の進展と共に世界的に増加しています。HFpEFにはHFrEFとは異なる分子機構、病態が関与すると考えられます。いくつかの新しいしい治療薬がHFpEFによる入院抑制効果を示していますが、その予後改善のための治療オプションは十分とは言えません。HFpEFの発症・進展に関与する分子機序を明らかにすることは新しい治療法の開発につながるものと考えられます。本セッションでは最新のHFpEFの発症・進展にかかわる分子機構について紹介いただき、議論を深めたいと思います。

 
Plenary Session 16
英 語
 
3月12日(日) 10:30~12:00 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
PL16
  植込み型心臓電気デバイス治療の新エビデンスとアドバンステクノロジー
New Evidence and Advanced Technology in Implantable Cardiac Electrical Device Therapy
   
座 長: 栗田 隆志(近畿大学病院心臓血管センター)
  草野 研吾(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
   
State of the Art: 草野 研吾
 
国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
   
演 者: 成瀬 代士久 浜松医科大学 第三内科)
  南口 仁 大阪警察病院 循環器内科)
  宮崎 裕一郎 国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
  石田 祐司 弘前大学 心臓病遠隔管理システム開発学講座)
  野田 崇 東北大学 循環器内科)

植込み型心臓電気デバイス(Cardiac electrical implantable device: CIED)の進歩は一部で私たちの想像を超えた展開を見せている。しかし、その一方で高度に緻密化されたデバイスの機能を使いこなすのは至難の業と言える。また、様々なデバイスを用いた臨床的エビデンスも百花繚乱、これらに精通するのは容易ではない。 心臓に対する電気的治療は徐脈性不整脈に対する古典的な適応を超え、心不全患者の生命予後改善さらには心不全の予防をもその視野にとらえている。とくに、心収縮同期を目的として新たに誕生した刺激伝導系ペーシングは電気治療の恩恵を最大化し、次世代のパラダイムシフトをもたらした。 頻拍に対するペーシング機能も新たな展開を見せている。ICDは頻拍回路までの距離を自動計測し、最適なペーシング数で心室頻拍を停止させる機能を獲得した。また、心房不整脈に対する抗頻拍ペーシングの有用性も確立された。 遠隔モニタリングは患者が自宅に居ながらにしてデバイスや生体情報を早期に発見、伝達することを可能にし、予後改善や外来受診回数の低減などに貢献している。 これ以外にも房室同期性を獲得したリードレスペースメーカ、レートレスポンス機能の改善など多くの領域でCIEDは発展し続けている。わが国の研究者も遅れをとることなく、新しいエビデンスを数多く創出し、世界に向けて発信している。本プログラムはこれらの最新情報を会員の皆様に提供できる絶好の機会になること請け合いである。乞うご期待。

 
Plenary Session 17
英 語
 
3月12日(日) 13:15~14:45 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
PL17
  循環器疾患における再生医療の現状と将来
Current status and future of regenerative medicine in cardiovascular disease
   
座 長: 福田 恵一(慶應義塾大学医学部・循環器内科)
  Wolfram-Hubertus Zimmermann
 
Institute of Pharmacology and Toxicology, University Medical Center, Georg-August-University, Germany)
   
State of the Art: Wolfram-Hubertus Zimmermann
 
Institute of Pharmacology and Toxicology, University Medical Center, Georg-August-University, Germany)
   
演 者: ジャンタラー ナーウィン
    自治医科大学 分子病態治療研究センター 再生医学研究部)
  遠山 周吾 慶應義塾大学循環器内科)
  吉田 善紀 京都大学 iPS細胞研究所)
  松浦 勝久 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)

世界の循環器領域の再生医学の基礎研究は著しく発展し、臨床応用への加速に大きな貢献をしている。ES・iPS細胞からの心筋細胞への分化誘導系はほぼ確立し、心室筋心房筋への選択的分化も可能になった。また、心筋細胞を試験管内で成熟化する技術も徐々に開発され、創薬への応用も期待されている。さらに様々な遺伝性心疾患に対して疾患モデルiPS細胞が作出され、病態解明や創薬ターゲットの解析に使用されるに至っている。また、再生医療の臨床応用を見据えた大動物モデルでの研究や、組織工学的手法を用いたミニ心筋組織の開発も行われている。臨床応用を見据えた大量製造法の開発や、心筋細胞の純化精製法に関する研究も大きな成果を上げている。線維芽細胞等に心筋特異的遺伝子を導入することにより、心筋様細胞を作出するダイレクトリプログラミング法に関しても技術開発が進み、作出効率も向上している。臨床試験も既に開始され、その成果が期待されるところである。本プレナリーセッションではこれらの心筋再生医療を牽引する基盤技術の開発にフォーカスをあて、近未来の心筋再生医療の将来像を見通すことを目指す。

 シンポジウム(24セッション)
 
Symposium 1
日本語
 
3月10日(金) 8:00~9:30 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
SY1
  血圧のウェアラブルデバイスとSociety5.0
Wearable Devices for Blood Pressure in the Era of Society5.0
   
座 長: 木村 穣( 関西医科大学健康科学センター)
  岸 拓弥( 国際医療福祉大学大学院医学研究科循環器内科)
   
演 者: 内田 亮子( 東京大学 循環器内科)
  鈴木 秀明( 東北大学病院 循環器内科)
  谷口 琢也( 地方独立行政法人 市立大津市民病院 循環器内科)

高血圧は、循環器病の最大の危険因子かつ発症予防に最も寄与しうる治療標的である。しかし、日本国内に4300万人もの患者がいると推測され、降圧目標達成率が27%に過ぎない。この状況を打破することは、Society5.0時代の命題と言っても過言ではない。Society5.0とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立させ、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すものである。医療はSociety5.0において重要な領域であり、新たな対策が求められる高血圧で注目されるのは、ウェアラブルデバイスによる血圧測定である。接触型だけではなく非接触型のウェアラブルデバイス開発も進み、日常生活とリンクした血圧ビッグデータの人工知能による解析は、これまで考えられなかった高血圧のindex開発や事前予測など、個別最適化された高血圧診療が期待される。さらに高血圧治療アプリやpersonal health record化が進めば、「高血圧にならない町づくり」も期待できる。本シンポジウムでは、ウェアラブル血圧計や高血圧治療アプリなど、Society5.0時代の高血圧診療のVision・Mission・Valueを討論したい。

 
Symposium 2
日本語
 
3月10日(金) 9:40~11:10 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
SY2
  AIが変える循環器領域
Transformation of Field of Circulation by Artificial Intelligence
   
座 長: 中島 直樹 (九州大学病院メディカル・インフォメーションセンター)
  武田 理宏 (大阪大学大学院医学系研究科 医療情報学)
   
演 者: 鍵山 暢之 順天堂大学 循環器内科)
  遠山 岳詩 九州大学大学院 ARO次世代医療センター)
  荷見 映理子 東京大学 循環器内科)
  中尾 梨沙子 東京女子医科大学病院 循環器内科)
  岡田 興造 横浜市立大学附属病院市民総合医療センター 心臓血管センター内科)
  中村 啓二郎 東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科)

3度の人工知能(AI)ブームを経て、現在は4度目のAIブームを迎えている。深層学習の登場で、今度こそAIが医療を大きく変えることが期待される。既に自動読影、予後予測、治療選択、など実用化に近いAIが次々に世に出ているが、AIの本当の力とはそのようなものに留まらない。 各専門領域別に医療が高度なるにつれ、医師に必要なその知識は莫大となり、その領域を深堀はできるものの、全人的な医療の視野/知識を見失いがちである。AIにはこれを再統合し、「疾患」を治すことに頭がいっぱいの医師に「人間」を治す/癒すことを思い出させる力がある。また、AIを現在の医療スタイルからのみ考えるべきではない。情報革命(DX)の文脈の中での活躍を期待するべきである。スマートフォンに代表される個人端末で医療と患者が強く繋がることにより、情報の主権は患者/市民へと移る。つまり患者はより深く医療にcommitすることとなり、決定することとなる。つまり医療AIの主たるユーザは患者/市民ともなり得る。 それらの可能性の一方、危惧も多い。AIの発展に社会倫理感の転換が追い付かないことが挙げられる。また、AIは活用により情報を得てさらに精緻となるが、その際にアカデミアの基盤から外れるべきではない。理論がブラックボックス化しがちなAIを競争の中で高度化させ続けることは、結果的に非効率かつ非科学的なものとならざるを得ない。 本セッションでは、単にAIが現在進めている循環器領域の変化のみならず、AIが目指すべき循環器領域の変化についての議論を促したい。

 
Symposium 3
日本語
 
3月10日(金) 9:40~11:10 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
SY3
  未来の医療機器・デバイスのために
For future medical device
   
座 長: 挽地 裕 (佐賀県医療センター好生館 ハートセンター)
  岩崎 清隆 (早稲田大学大学院先進理工学研究科共同先端生命医科学専攻)
   
演 者: 高田 淳平 早稲田大学理工学術院 創造理工学部 総合機械工学科)
  進藤 智彦 東北大学大学院 医学系研究科 循環器内科学)
  野々口 紀子 杏林大学)
  伊勢 孝之 徳島大学 循環器内科学)
  岩﨑 雄樹 日本医科大学 循環器内科)
  森村 隼人 早稲田大学 先進理工学研究科 共同先端生命医科学専攻)

健康寿命延伸を実現するために、診断の高度化・高精度化、Quality of Liveの向上に資する低侵襲治療機器・治療技術、これまでにない新価値をもたらす治療機器の研究開発等、医療機器に対するニーズは大きい。また、Digital Therapeuticsや診断補助を行うSaMD (Software as Medical Device)関連のデバイスの研究開発も盛んになってきている。 本セッションでは、未来の医療デバイスの実現に向けた研究開発や取り組みについて演題を募り、未来の医療機器開発を加速化し迅速に臨床現場に届けるための課題について議論する場としたい。

 
Symposium 4
日本語
 
3月10日(金) 9:40~11:10 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
SY4
  より良いACS診療体制の構築
Challenges for building a better medical service system
   
座 長: 伊苅 裕二 (東海大学循環器内科)
  天野 哲也 (愛知医科大学 循環器内科)
   
演 者: 髙橋 潤 東北大学 循環器内科)
  油布 邦夫 大分大学医学部附属病院 循環器内科・臨床検査診断学講座)
  児玉 翔 茅ヶ崎市立病院 循環器内科)
  吉岡 吾郎 佐賀大学 循環器内科)
  庄司 聡 日野市立病院 循環器科)
  金岡 幸嗣朗 国立循環器病研究センター 情報利用促進部)

急性冠症候群(ACS)に対する初期治療である緊急血行再建術(primary PCIなど)においては、その生命予後改善効果は議論の余地はないと思われる。しかし一方で、ここ数年間の急性心筋梗塞院内死亡率は必ずしも低下しておらず、緊急血行再建術施行率の地域格差、院外トリアージ、心筋梗塞回復期~慢性期における医療提供体制等々、死亡率低下に向けた診療体制の構築が急務である。また、平成30年制定された「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病に係わる対策に関する基本法」(法律第百五号・平三〇・一二・一四)においても、循環器病に係わる予防、診断、治療、リハビリテーションなどの死亡率の低下等に資する事項についての時間軸を意識した議論取り組みが要求されている。さらには、コロナ禍においては、急性心筋梗塞を含むACS患者の死亡率が上昇しているとの報告もあり、時代背景が虚血性心疾患治療に与える影響なども加味しなければならない。本セッションでは、リアルワールドデータなどをもとに急性心筋梗塞の現状を再考しつつ、院内・院外の死亡率低下に向けて、予防から急性期、回復期~慢性期に渡る、“時間軸を意識した”心筋梗塞死亡率低下に向けた取り組みを議論する場としたい。

 
Symposium 5
英 語
 
3月10日(金) 13:30~15:00 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
SY5
  多疾患併存・ポリファーマシー・認知症時代の循環器疾患診療のあり方を考える
Facing the challenge of multimorbidity and polypharmacy in the management of older patients
   
座 長: 安田 聡(東北大学 医学系研究科循環器内科学分野)
  Petar Seferovic
 
Cardiology, University of Belgrade Faculty of Medicine and Heart Failure Center, Belgrade University Medical Center)
   
Keynote Lecture: Petar Seferovic
 
Cardiology, University of Belgrade Faculty of Medicine and Heart Failure Center, Belgrade University Medical Center)
   
演 者: 鈴木 豪 ゆみのハートクリニック三鷹)
  藤橋 敬英 秋田県立循環器・脳脊髄センター 循環器内科)
  元木 博彦 信州大学医学部 循環器内科学教室)
  中尾 一泰 国立循環器病研究センター 心臓血管内科)

循環器疾患患者では高齢と多疾患併存から、ポリファーマシーが問題となる。ポリファーマシーとは、使用薬剤数が多いことに加えて、不適切な処方が含まれていること、同効薬が重複していること、本来使用されるべき疾患に対して必要な薬剤が処方されていないこと と定義される。薬物相互作用から認知症発病にも繋がることが懸念されている。本シンポジウムでは、ポリファーマシーの現状とその適正化のための介入について議論したい。

 
Symposium 6
日本語
 
3月10日(金) 13:30~15:00 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
SY6
  循環器領域における保険診療の課題と対策:CCU加算と費用対効果
Insurance medical care issues and countermeasures in the cardiovascular field: "CCU addition" and "cost effectiveness"
   
座 長: 池田 隆徳 (東邦大学大学院医学研究科循環器内科学)
  田倉 智之 (東京大学大学院医学系研究科医療経済政策学)
   
演 者: 伊藤 智範 岩手医科大学 内科学講座 循環器内科分野
/医学教育学講座 地域医療学分野)
  大倉 宏之 岐阜大学大学院 医学系研究科循環器内科学)
  小寺 聡 東京大学 循環器内科)
  山根 禎一 東京慈恵会医科大学 循環器内科)
  木庭 新治 昭和大学 内科学講座 循環器内科学部門)

日本循環器学会の保険診療委員会は、医療の進歩・発展に寄与する循環器系主要学会の責務として、多くの関連学会が希望する技術提案をまとめ、内科系あるいは外科系学会社会保険連合を介して、厚生労働省に2年毎に診療報酬改定に関する提案書を提出している。現在、国民に役立つ医療技術の導入・強化をスローガンにして、これまで医薬品、デバイス、カテーテルといったいわゆる「モノ」に対しての評価から、医師が自らの医療技術で担う「技術」を重視した評価への転換を目指している。その方針に従って、重症心疾患の治療における「特定内科診療」や「説明と同意」についての診療報酬における加点を厚生労働省に要求している。また、「医療連携」と「在宅医療」を推進し、地域医療を支援する「遠隔医療」を確立し、それに対する診療報酬の新設を要求している。さらには、「チーム医療」の推進と「医師負担」の軽減を目的とした医療制度の構築に伴う医療費の新設も要請している。このような状況のなか、循環器診療において「CCU加算」を診療報酬として得ることが必須の課題となっており、加えて循環器治療は高額な医療費がかかる傾向にあるため、「費用対効果」について検討しなくてはならなくなった。  本シンポジウムでは、今後の技術評価の時代を迎えるにあたって、循環器領域における保険診療の課題である「CCU加算」と「費用対効果」の対策に焦点を当てて議論する予定である。

 
Symposium 7
日本語
 
3月10日(金) 13:30~15:00 第19会場(マリンメッセ福岡A館 3F サブアリーナ)
SY7
  三尖弁逆流症の現状と新たな治療戦略
Current status of tricuspid regurgitation and new treatment strategies
   
座 長: 江石 清行 (白十字病院 心臓・弁膜症センター)
  泉 知里 (国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
   
演 者: 吉田 彩乃 近畿大学 循環器内科)
  伯野 大彦 川崎市立川崎病院 循環器内科)
  中川 頌子 国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門 心不全科)
  佐々木 晴香 千葉大学医学部附属病院 循環器内科)
  杉浦 淳史 ボン大学 ハートセンター)

三尖弁逆流症(TR)は、長い期間、注目されることはありませんでしたが、最近になってTRは予後不良の疾患であり、積極的な治療介入が必要だと認識されるようになりました。また高齢者の増加とともにTRも増加しているといわれています。一方で、それらの現状やエビデンスは乏しく、TRの重症度や右心機能の評価、TRのメカニズム、慢性心房細動によるTRの実態なども十分には明らかになっていません。侵襲的介入に関しても、必要性と安全性のバランスが十分に理解されておらず、そのタイミングや方法に迷うことも少なくありません。従来は症状に応じた利尿剤中心の保存的治療が長期間行われ、内科的治療が困難となった時点で手術が検討されていましたが、すでに肝不全を始めとする多臓器不全が進行している場合も多く、三尖弁手術の成績は不良とされてきました。2020年度版の弁膜症治療のガイドラインでは「内科治療困難な右心不全」の末に手術適応と判断されてきたものが「右心不全を繰り返す」と判断された時点での早期の手術が推奨されることとなりました。また、右室拡大が強くtetheringを起こし、これまでは術後再発率が高かったTRの末期に対しても、新たな形成術式が開発され、治療戦略が見直されています。 本セッションでは、TRの現状や診断、また外科治療、カテーテル治療まで、TRの最新の診断・治療戦略について熱い議論を行いたいと思います。

 
Symposium 8
日本語
 
3月10日(金) 13:30~15:00 第22会場(マリンメッセ福岡B館 2F 会議室1)
SY8
  高齢者の心房細動治療:非薬物療法を中心に
Treatment of Atrial Fibrillation in the Elderly: Focusing on non-pharmacologic Therapy
   
座 長: 夛田 浩 (福井大学医学部 循環器内科学)
  副島 京子 (杏林大学医学部付属病院)
   
演 者: 向井 靖 福岡赤十字病院・循環器内科)
  柳澤 哲 名古屋大学大学院医学系研究科 循環器内科学)
  井上 耕一 大阪医療センター 循環器科)
  近藤 祐介 千葉大学大学院医学研究院 循環器内科学)
  福嶌 五月 国立循環器病研究センター心臓外科)

心房細動は心不全や心原性脳塞栓症の主要な原因であり、本邦では高齢者人口の増加に伴ってその患者数が急増している。  心房細動のリズムコントロールとしてカテーテルアブレーションが急増し、外科的手術(メイズ手術、肺静脈隔離術)も行われている。抗凝固が困難で脳塞栓症のリスクの高い持続性心房細動症例に対しては塞栓予防のために左心耳閉鎖デバイス留置あるいは低侵襲左心耳切除/閉鎖術が選択されることも増えている。その他、心不全あるいは徐脈を伴う患者では心臓再同期療法やペースメーカ等のデバイス植込みも行われる。高齢の心房細動患者においてもこれらの非薬物療法の施行件数は右肩上がりに増加している。  高齢の心房細動患者では若年の心房細動患者と異なり、サルコペニア・フレイルあるいは併存疾患を有する症例が多い。上記の非薬物療法をどのような患者にどこまでおこなうか、逆にどのような患者は適応外と判断するべきかなどについて定まった見解はない。本シンポジウムでは高齢心房細動患者における非薬物療法の現状・適応・問題点について討論したいと考えている。

 
Symposium 9
日本語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第22会場(マリンメッセ福岡B館 2F 会議室1)
SY9
  HFpEFに対するこれからの標準治療
The future standard therapy for HFpEF patients
   
座 長: 山本 一博(鳥取大学 循環器・内分泌代謝内科)
  土肥 薫 (三重大学大学院医学系研究科 循環器・腎臓内科学)
   
演 者: 衣笠 良治 鳥取大学 循環器内科学)
  中川 彰人 尼崎中央病院 循環器内科)
  岸原 誠 埼玉県済生会加須病院 循環器内科)
  彦惣 俊吾 大阪大学 循環器内科学)
  北田 修一 名古屋市立大学大学院 医学研究科 循環器内科学)

左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)は、高血圧症、糖尿病、心房細動など併存疾患の合併率が高く、フレイルを有する高齢者が多いといった特徴があり、左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)に比べて非心臓関連イベントによる入院・死亡リスクが高いことが報告されている。近年、SGLT2阻害薬がHFpEF 患者の管死亡と不全院の複合アウトカム抑制効果を示す大規模臨床研究が発表されるなど、薬物療法の新たな展開が期待される。他方、薬物療法の生命予後改善に対するエビデンスは未だ乏しく、栄養療法・運動療法といった非薬物療法の重要性に益々注目が集まっている。また、HFpEF は病態が多様であるため、類似したグループに分けて(phenotyping)、phenogroupに応じた治療を実現させることが、今後のHFpEF治療の標準化に向けて非常に重要なコンセプトとなる。本セッションでは、HFpEFに対するこれからの標準治療について、多角的にディスカッションしたい。

 
Symposium 10
英 語
 
3月11日(土) 8:00~9:30 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
SY10
  Progress in Diagnosis and Treatment of CTEPH
   
座 長: Harm J Bogaard(VU University Medical Center, Amsterdam)
  阿部 弘太郎(九州大学病院・循環器内科)
   
Keynote Lecture: Harm J Bogaard
 
VU University Medical Center, Amsterdam)
   
演 者: 山口 智大 大阪公立大学大学院医学研究科 循環器内科学)
  山崎 誘三 九州大学 臨床放射線科)
  細川 和也 九州大学 循環器内科学)
  石田 敬一 東千葉メディカルセンター 心臓血管外科)
  伊波 巧 杏林大学 循環器内科学)

慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対して、肺動脈血栓内膜摘除術(PEA)、肺動脈バルーン形成術(BPA)、肺動脈血管拡張薬が承認され、それぞれの治療成績と問題点が明らかとなってきた。PEAは主に中枢性のCTEPH症例に対して第一選択の治療法であるが、比較的高い手術死亡率や遺残肺高血圧症が周術期および長期生存に影響し、取り組むべき課題とされてきた。PEA後の遺残肺高血圧症に対してはBPAや肺血管拡張薬の効果が確立され、長期生存の改善が期待される。しかしながら、high risk症例に対して肺血管拡張薬をPEA術前導入するbridging therapyやBPAを術前に施行するcombined therapyについては、十分なデータがない。また、BPAにおいては、本邦から非手術例において良好な肺動脈圧正常化効果および長期予後と生活の質の改善効果が示されたが、治療を行っても息切れを訴える症例や心拍出量が改善しない症例が存在することが明らかとなっている。肺血流シンチなどの検査が遅れることで、適切な時期に治療介入がされていないケースも散見される。このセッションでは、最新の早期診断法および治療戦略について議論を深め、CTEPH治療の今後進むべき方向性を探ってみたい。

 
Symposium 11
日本語
 
3月11日(土) 10:30~12:00 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
SY11
  薬物治療可能な心筋症の非侵襲的画像診断:早期診断のための活用法
Utilization of newly developed technologies of non-invasive diagnostic cardiac imaging in early diagnosis of drug-treatable cardiomyopathies
   
座 長: 諸井 雅男(東邦大学医学部内科学講座循環器内科学分野(大橋))
  佐久間 肇(三重大学・大学院医学系研究科・放射線医学)
   
演 者: 木村 公一 東京大学 医科学研究所附属病院 検査部/循環器内科)
  宇宿 弘輝 熊本大学病院 中央検査部)
  西條 良仁 徳島大学病院 循環器内科学)
  真鍋 徳子 自治医科大学さいたま医療センター放射線科)
  北川 覚也 三重大学 先進画像診断学講座)

近年、Fabry病やアミロイドーシスに対する治療薬が登場してきている。これらの治療薬は心筋組織の線維化が進行する前、すなわち早期に開始できれば効果的であることが知られている。心臓サルコイドーシスにおいてもステロイド治療は心筋組織の線維化が進行する前に開始できればより高い治療効果を得ることができる。しかしながら現実には心不全の進行した状態であるStage C,Dに至って診断されることが多い。老人性アミロイドーシスに至っては90歳台での診断では治療薬を使用すべきかどうか迷う場合もある。早期に診断されずに治療が遅れたことが心不全患者の増加の一因となっている可能性もあり、原因治療が可能である心筋症の早期診断・早期介入はますます重要性が高まっている。しかしながらこれらの心筋症の早期診断は容易ではない。心内膜下心筋生検は有力であるが侵襲性があり、心不全の程度が軽い場合には施行が躊躇されることもある。また、心筋組織のごく一部の採取のためサンプリングエラーもある。治療可能な心筋症に対する早期診断には低侵襲である心エコーや心臓MRI、心臓核医学検査は有力である。もちろん診断には病歴や診察所見及び心電図、胸部エックス線写真が基本であるが、これらの情報に加えて最新の低侵襲画像診断技術の活用は重要である。本シンポジウムではこれらの最新の画像診断技術の紹介とともに、早期診断のためにはどのような患者に対してどのタイミングで試みるのが効果的であるのかについても議論したい。

 
Symposium 12
日本語
 
3月11日(土) 10:30~12:00 第09会場(福岡国際会議場 2F 204)
SY12
  心筋疾患に合併した不整脈の診断と治療
Diagnosis and Treatment of Arrhythmias Associated with Cardiomyopathy
   
座 長: 清水 渉 (日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野)
  高橋 尚彦(大分大学 医学部 循環器内科・臨床検査診断学)
   
演 者: 近藤 秀和 大分大学医学部 循環器内科・臨床検査診断学)
  金澤 尚徳 熊本大学病院 不整脈先端医療寄附講座)
  邉 泰樹 榊原記念クリニック 循環器内科)
  千葉 俊典 千葉大学大学院医学研究院 循環器内科学)
  園田 桂子 国立循環器病研究センター 分子生物学部)
  村田 広茂 日本医科大学 循環器内科)

心筋症は“心機能障害を伴う心筋疾患”と定義され、JCS心筋症ガイドライン(2018年改訂版)では、肥大型心筋症(HCM)、拡張型心筋症(DCM)、拘束型心筋症(RCM)、不整脈原性右室心筋症(ARVC)の4つに分類されている。いずれの心筋症も頻脈性心室不整脈(心室頻拍(VT)/心室細動(VF))から心臓突然死(SCD)をきたし得る。SCDの予防には、個々の病態に応じた治療が重要である。例えば、ラミンA/C遺伝子変異によるラミノパチーは予後不良であり早期のICDやCRT-D治療が望ましい。心臓サルコイドーシスではVT/VFによるSCDが多く、ICDのクラスⅠ適応である。一方、心アミロイドーシスのSCDは無脈性電気活動(PEA)によることが多く、現時点でICDのクラスⅠ適応はない。しかし早期に診断し、タファミジスやパチシランによる適切な薬物治療を行えばICDの適応が拡がるかもしれない。上室不整脈の合併も臨床的に大きな問題である。HCMに合併する心房細動(AF)は心不全や血栓塞栓症を高率に惹起する。最近行われたCASTLE-AFは、HFrEF(病因としてDCMが多い)を合併したAF患者において、AFアブレーションが薬物治療よりも全死亡および心不全悪化による入院を改善させる可能性を示唆した。ARVCは最近不整脈原生心筋症(ACM)の概念で、またその他の二次性心筋症としてファブリー病でも、頻脈性不整脈との関連が報告されている。本シンポジウムでは、各心筋疾患の最新の診断および治療の進歩を踏まえ、合併する上室/心室不整脈の診断および治療(薬物/非薬物)をいかに行うべきか議論したい。

 
Symposium 13
英 語
 
3月11日(土) 10:30~12:00 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
SY13
  Big Data Utilization in Cardiovascular Medicine~present and future
   
座 長: Soko Setoguchi(Rutgers Robert Wood Johnson Medical School)
  井手 友美(九州大学循環器内科)
   
Keynote Lecture: Soko Setoguchi
(TBA)
Rutgers Robert Wood Johnson Medical School)
   
演 者: 白戸 崇 東北大学 循環器内科学)
  石井 秀樹 群馬大学大学院医学系研究科 内科学講座循環器内科分野)
  桑原 政成 虎の門病院 循環器センター 内科)
  大野 龍征 東京大学医学部循環器内科)
  松岡 聡志 新東京病院 心臓内科)

心疾患の克服は、世界的にも重要な課題であり、特に多くの国々で高齢化が進む昨今、その発症予防、疾患介入について多面的な個別化医療の重要性が認識されています。多くの大規模臨床試験、疫学調査、レジストリー研究、診療データ、遺伝子データベース、ウェラブルディバイス、画像技術、ソーシャルネットワークなど、多種多様なビッグデータを活用した医療が実現することで、心疾患を含めた現代医療に前例のない新たな展望の道が開かれ、これまで実現できなかった個別化医療につながることが期待されます。一方で、ビッグデータを利用した医療の実現には、倫理的側面や、方法論的課題を解決する必要があります。本シンポジウムでは、ビッグデータを活用した医療の現状と課題、未来の展望について議論を深めることを期待します。

 
Symposium 14
英 語
 
3月11日(土) 10:30~12:00 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
SY14
  心不全における骨格筋異常と心臓リハビリテーション
Skeletal muscle abnormalities and cardiac rehabilitation in heart failure
   
座 長: Volker Adams(Heart Center Dresden, TU Dresden, Germany)
  絹川 真太郎(九州大学大学院医学研究院・循環器内科)
   
Keynote Lecture: Volker Adams
 
Heart Center Dresden, TU Dresden, Germany)
   
演 者: 降旗 高明 順天堂大学)
  横田 卓 北海道大学)
  柴田 敦 大阪公立大学 循環器内科学)
  小西 正紹 横浜市立大学 循環器・腎臓・高血圧内科学)

心不全患者では運動耐容能が低下しており、予後悪化と密接に関連している。運動耐容能を規定する因子として心機能、肺機能などと共に骨格筋機能が重要な役割を果たしている。過去の臨床研究の結果からは、心不全患者では種々の骨格筋異常を呈していることが明らかにされている。近年、高齢心不全患者が増加しており、サルコペニアやフレイルを合併する症例が増えており、ますます骨格筋異常に注目が集まっている。一方、この様な心不全における骨格筋異常の機序は不明のままであり、骨格筋をターゲットとした治療法は運動療法以外にはない。これまで骨格筋は運動器として捉えられてきたが、最近の研究では種々のホルモン(マイオカイン)を分泌する内分泌器官と考えられるようになった。 本シンポジウムでは、臨床・基礎を問わず幅広い立場から心不全における骨格筋異常機序解明とそれをターゲットとした運動療法を含む治療法に関する最新の研究について論じたい。

 
Symposium 15
英 語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
SY15
  心不全における細胞死のバイオロジー
Biology of Cell Death in Heart Failure
   
座 長:
山口 修( 愛媛大学大学院医学系研究科・循環器・呼吸器・腎高血圧内科学講座)
  Junichi Sadoshima
 
Rutgers New Jersey Medical School, US)
   
Keynote Lecture: Junichi Sadoshima
 
Rutgers New Jersey Medical School, US)
   
演 者: 矢野 俊之 札幌医科大学医学部 循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座)
  大宮 茂幹 国立循環器病研究センター 心不全病態制御部)
  池田 昌隆 九州大学循環器内科学講座)
  種池 学 大阪大学 循環器内科学講座)

心不全発症においては様々な現象が関与していると考えられる。その中でも細胞死の関与やその形態については長く議論が続いていた。細胞死がType Iアポトーシス、Type II オートファジー性細胞死、Type IIIネクローシスに大別され、アポトーシスの分子機構解明が全盛期だった時代は遠く過ぎた。機能面に基づいてaccidental cell death(ACD)とregulated cell death(RCD)に分類され、様々なRCDが明らかにされてきた。そこにはpyroptosisやferroptosis以外に、非制御性細胞死と考えられてきたネクローシスの一部もnecroptosisとしてRCDに含まれた。この中で細胞死の疾患における役割が示される中、循環器疾患や心不全への関わりが報告されてきた。本シンポジウムでは、近年明らかにされてきた種々のRCDと心不全との関わりに関する最新の知見についてディスカッションを深めたい。

 
Symposium 16
英 語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
SY16
  ミトコンドリア心血管疾患の病態メカニズム
Advances in mitophagy research: Toward maintaining mitochondrial function and overcoming cardiovascular disease
   
座 長: 的場 聖明(京都府立医科大学大学院 医学研究科 循環器内科)
  Gary D Lopaschuk
  (Department of Pediatrics, University of Alberta, Canada)
   
Keynote Lecture: Gary D Lopaschuk
 
Department of Pediatrics, University of Alberta, Canada)
   
演 者: 清水 逸平 順天堂大学医学部内科学教室 循環器内科学講座)
  徳山 剛士 自治医科大学 再生医学研究部)
  齋藤 恒徳 日本医科大学 多摩永山病院 循環器内科)
  星野 温 京都府立医科大学大学院 医学研究科 循環器内科)

ミトコンドリアは、エネルギー産生のみならず、細胞内シグナルの検知・処理・発信という高次機能を制御するオルガネラである。ミトコンドリアは、細胞内環境に応じて、融合や分裂など極めてダイナミックな動態を示し高次機能を維持している。マイトファジーは、ミトコンドリアを除去する選択的オートファジーで、このダイナミックな動態のひとつとして、機能が低下した異常ミトコンドリアを除去している。近年マイトファジーの研究が進み、その異常と心血管疾患との関連が明らかになってきた。また新たな網羅的解析により、これまで知られていなかったマイトファジーの制御機構や疾患とのつながりが判明し、今後増加する心不全、神経疾患、癌を含む加齢に伴う全身疾患の予防や診療に生かせる日が近づいている。本シンポジウムでは、マイトファジー研究の最新の研究成果を議論することで心血管病の病態解明と克服を目指した発表・討論いただく場となることを期待したい。

 
Symposium 17
日本語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
SY17
  わが国にあるべきdestination therapyとは
What is an ideal destination therapy in Japan?
   
座 長: 小野 稔 (東京大学大学院医学系研究科心臓外科学)
  竹石 恭知(福島県立医科大学 循環器内科)
   
演 者: 絹川 弘一郎 富山大学 第二内科)
  三好 徹 愛媛大学大学院医学系研究科 循環器・呼吸器・腎高血圧内科学)
  小澤 敬子 医療法人社団ゆみの)
  吉岡 大輔 大阪大学 心臓血管外科)
  望月 宏樹 国立循環器病研究センター 移植医療部)

2021年5月にdestination therapy(DT)が保険医療として承認され、これまで移植への橋渡し(BTT)に限定されたために治療の恩恵に浴することができなかった65歳以上の重症心不全患者に対する治療が米国におけるDTと同様に急速に拡大することが期待された。しかしながら、新型コロナウイルス感染症による適切な候補患者スクリーニングの制約や治験実施経験のある7施設に初期実施施設が限定された状況による影響は少なからずあるとは考えられるものの、当初に予想されたほどの植込み症例数の伸びは見られていない。2022年3月に発表されたJ-MACS statistical reportによると、平均年齢は53.4歳とBTT適応患者(43.6歳)よりは年齢が高いものの、70歳以上の患者の植込みはなく、比較的若年者への植込みが多く見られた。植込み前の重症度ではJ-MACS profile 2と3が多く、これはBTTの場合と異なってはいない。それでは、今後のわが国DTはどうあるべきなのか、またどのような方向に進んでいくのであろうか。現DT実施施設のみならず、DT実施施設を目指す施設からも積極的な提言を含めた発表と活発な議論を期待したい。

 
Symposium 18
英 語
 
3月11日(土) 15:45~17:15 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
SY18
  肥満・異所性脂肪と心臓血管病:心代謝連関からみた病態と治療戦略
Obesity, ectopic fat and cardiovascular disease: pathophysiology and treatment strategies from the cardiometabolic linkage
   
座 長: 島袋 充生(福島県立医科大学・糖尿病内分泌代謝内科学講座)
  福田 大受(大阪公立大学 循環器内科学)
   
演 者: 古橋 眞人 札幌医科大学 循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座)
  中西 弘毅 東京大学医学部附属病院 循環器内科)
  八木 秀介 徳島大学病院 循環器内科)
  安部 一太郎 大分大学 循環器内科・臨床検査診断学講座)
  坂井 淳 大阪府済生会中津病院 循環器内科)

過体重、肥満者は、脂質異常症、耐糖能障害、高血圧症といった心臓血管病リスクを合併しやすい。なかでも内臓脂肪型肥満は皮下脂肪型肥満に比べ、心臓血管病リスクを重積しやすく心臓血管病をおこしやすい。近年、肥満症にともなう心臓血管病発症の機序・病態として、脂肪細胞以外の臓器における脂肪蓄積「異所性脂肪 ectopic fat」が注目されている。心臓血管周囲にみられる異所性脂肪は「心臓脂肪・血管周囲脂肪」と称される。「心臓脂肪・血管周囲脂肪」の量的、質的変化は、様々な心臓血管病、すなわち動脈硬化性心臓血管病、慢性心不全、心房細動等の発症、重症化、治療反応性と関連する。本シンポジウムでは、肥満・異所性脂肪と心臓血管病に関して注目すべき知見を発信するオピニオンリーダーの方々をお招きし「心臓脂肪・血管周囲脂肪」と心代謝連関のクロストークについて学び、議論したい。

 
Symposium 19
英 語
 
3月12日(日) 8:00~9:30 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
SY19
  循環器救急診療における近年の補助循環の役割
Roles of mechanical circulatory devices in cardiac intensive care
   
座 長: 佐藤 直樹(かわぐち心臓呼吸器病院 循環器内科)
   
Keynote Lecture: Holger Thiele
 
Heart Center Leipzig at University of Leipzig, Germany)
   
演 者: 西 毅 川崎科大学 循環器内科学)
  渡邉 琢也 国立循環器病研究センター 重症心不全・移植科)
  中村 牧子 富山大学 第二内科)
  嘉嶋 勇一郎 信州大学 救急集中治療医学)
  三角 香世 済生会宇都宮病院 救急・集中治療科、循環器内科)

心原性ショックを含む急性心不全に対して1980年以降大動脈内バルーンパンピングが使用されるようになり、重症心不全に対する補助循環装置は、1990年以降、着実に進歩を遂げている。さらに、2017年から本邦でも補助循環用ポンプカテーテル (IMPELLA) が使用できるようになり、心原性ショックに対して新たな循環補助が可能となった。V-A ECMOと併用するいわゆるECPELLAも行われるようになり、血行動態的な観点から改めて心負荷を念頭においたアプローチの重要性も認識されるようになった。現在では、植込み型人工心臓の新規機器の使用可能になるとともに、重症心不全に対して心移植を前提としないDestination therapyとしての導入が開始された。一方で、心不全薬物療法も新たな展開を迎える中で、心原性ショックおよび重症心不全に対する補助循環の役割について改めて議論する必要がある。今回は、日本集中治療医学会とのジョイントセッションで、補助循環管理を行う上で循環器集中治療の観点からも情報共有が必須である。このような現状を踏まえて、本セッションでは、補助循環導入・管理の現状および実践的な導入・管理の仕方、さらには今後の展開について幅広い観点からその役割について循環器および集中治療の双方の観点から議論する。

 
Symposium 20
日本語
 
3月12日(日) 8:00~9:30 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
SY20
  透析患者に対するTAVIの成績
Outcomes of Transcatheter Aortic Valve Implantation for Hemodialysis patients in Japan
   
座 長: 島村 和男(大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科)
  神﨑 秀明(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
   
演 者: 長澤 淳 社会保険小倉記念病院 心臓血管外科)
  大西 隆行 川崎幸病院 心臓病センター 循環器内科)
  神波 裕 済生会熊本病院 心臓血管センター)
  宍戸 晃基 湘南鎌倉総合病院 循環器科)
  前田 孝一 大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科)

慢性維持透析症例に合併した大動脈弁狭窄症の予後は非常に不良であり、生命予後改善には大動脈弁置換術が必要となる。しかし透析症例は手術リスクが高く、低侵襲な代替治療としてTAVIの有用性が期待されてきた。欧米ではTAVI承認当初から透析症例の適応除外がなされておらず、近年では比較的大規模なコホート研究にて良好な初期成績が報告されている。 一方、本邦においては2013年のTAVI保険承認時には透析症例は適応除外とされ、国内治験を経て2021年1月、慢性透析患者に対するTAVI及び機能不全に陥った外科的生体弁に対するTAV in SAVが保険承認となった。現在は約40施設の限定的な認可となっていることもあり、欧米と異なる患者背景を有する本邦の透析症例におけるTAVIの成績については、未だ十分に認知されていない。 そこで本セッションでは、本邦における透析症例に対するTAVIの成績を示していただき、透析症例におけるTAVIの有効性および問題点や対応策(高度石灰化弁に伴う合併症、不良なアクセス、低心機能など)について議論いただきたい。また、透析症例に対する外科的生体弁置換術では遠隔期に生体弁機能不全の頻度が高くなることが報告されており、TAVI弁の遠隔期機能不全も見据えた適応についての知見を深めたい。

 
Symposium 21
英 語
 
3月12日(日) 10:30~12:00 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
SY21
  CCSの診断と治療はどうあるべきか?
What is the ideal management of CCS patients in diagnosis and treatment?
   
座 長: 上田 恭敬(国立病院機構大阪医療センター 循環器内科)
  Hadley Wilson
 
Sanger Heart & Vascular Institute)
   
Keynote Lecture: Hadley Wilson
 
Sanger Heart & Vascular Institute)
   
演 者: 香坂 俊 慶應義塾大学 循環器内科)
  土肥 智貴 順天堂大学大学院医学研究科 循環器内科学講座)
  安田 聡 東北大学 医学系研究科循環器内科学分野)
  奥津 匡暁 新東京病院 心臓内科)

CCS患者の診断・治療については、昨今Optimal Medical Therapyの重要性が強調されるようになった。また、ISCHEMIA試験の結果から、診断初期からの侵襲的治療は必要ないという意見が強くなっており、PCI/CABGの適応を制限するような議論が多く見られる。これらの議論は安定冠動脈疾患患者が対象であり、ACS患者は対象外である。しかし、CCSは次にACSを発症するまでのインターバルであり、CCS患者はいつACSを発症するかわからない。「2022年JCSガイドラインフォーカスアップデート版安定冠動脈疾患の診断と治療」においても、near ACSを診断して適切に保存的治療から侵襲的治療へ治療方針を転換することは困難であると指摘している。実際、ISCHEMIA試験においても、初期から侵襲的治療戦略を取る方が、心筋梗塞の発症は少なくなっており、初期に保存的治療戦略を取りながら必要時に適切に侵襲的治療戦略へ切り替えることはできていない。一旦心筋梗塞を発症すると、入院前死亡が多く致死率が高いことや、生存退院しても心不全の原因となることから、心筋梗塞の発症を予防することがCCS管理における重要な目標の一つである。このような観点からCCSの診断と治療がどうあるべきかについて議論したい。

 
Symposium 22
日本語
 
3月12日(日) 10:30~12:00 第21会場(マリンメッセ福岡B館 1F アリーナ特設会場)
SY22
  マルチモダリティを用いた右室機能評価Update
Evaluation of right ventricular function using multi-modality imaging
   
座 長: 村田 光繁(東海大学医学部付属八王子病院臨床検査学)
  井口 信雄(公益財団法人榊原記念財団附属榊原記念病院学)
   
演 者: 泉 佑樹 榊原記念病院 循環器内科)
  尾池 史 熊本大学病院 循環器内科)
  河窪 正照 九州大学 保健学部門)
  横川 哲朗 福島県立医科大学 循環器内科学講座)
  守山 英則 東京歯科大学市川病院循環器内科)

心機能評価において左室機能は重要であるが、右心不全の存在がその予後予測において重要であることが示されるようになった。右心不全の診療においては原疾患の精査のみならず肺循環や右室機能の正確な評価が重要であり、治療によるその重症度の推移を見る必要性から高い再現性も求められる。またこれまで三尖弁閉鎖不全の治療はあまり重要視されず、『忘れられた弁』とも言われてきたが、日本でも経皮的カテーテル治療を含めた侵襲的・非侵襲的治療が注目されようになった。こうした治療適応を考える上でも精度の高い右室機能評価が望ましく、右室の収縮および拡張能、三尖弁機能および肺高血圧の有無などを含めた包括的な評価が必要である。画像診断においては心エコー図検査が最もエビデンスがあり2D心エコー図によるspeckle tracking法や3Dエコー評価などが報告されているが、右室の複雑な3次元構造が評価を難しくしていることも少なくない。一方、心臓MRI検査は、右室の容積や駆出率などで高い再現性が示されており、日常臨床での活用が期待される。こうしたことからも、放射線画像診断も含めたマルチモダリティによる評価の考え方が今後必要であろう。 本シンポジウムではマルチモダリティによる右室機能評価の現状について再認識し、その課題と今後の方向性について議論を深めていきたい。

 
Symposium 23
日本語
 
3月12日(日) 13:15~14:45 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
SY23
  心疾患を伴う周産期の薬物治療
Managements and medical treatments in cardiac problems in pregnancy
   
座 長: 石津 智子(筑波大学循環器内科)
  椎名 由美(聖路加国際病院 心血管センター 循環器内科)
   
演 者: 篠原 徳子 東京女子医大 循環器小児・成人先天性心疾患科)
  前田 佳紀 榊原記念病院 産婦人科)
  杜 徳尚 岡山大学 循環器内科)
  五十嵐 都 筑波大学 循環器内科)
  加藤 倫子 国際医療福祉大学成田病院 循環器内科)

一般的に心疾患合併妊娠の管理は循環器内科医が苦手とする分野である。欧米と異なり国内では未だ教育プログラムが確立されていない、比較的新しい分野であり、このような学会での学習や意見交換が日常診療には大変有用であると考える。本セッションにおいては産科医・循環器内科医・小児循環器医混合のシンポジウムを行うことで、それぞれの立場と経験からの有益なディスカッションができることを期待する。

 
Symposium 24
日本語
 
3月12日(日) 13:15~14:45 第21会場(マリンメッセ福岡B館 1F アリーナ特設会場)
SY24
  大動脈緊急症からいかに患者を救命するか?
:最新の知見と集学的診療体制
How to save patients from aortic emergency?
: Latest knowledge and multidisciplinary medical care system
   
座 長: 荻野 均  (東京医科大学 心臓血管外科)
  加地 修一郎 (東京医科大学 心臓血管外科関西電力病院 循環器内科)
   
演 者: 倉林 学 横浜市立みなと赤十字病院 循環器内科)
  今村 浩 信州大学 救急集中治療医学)
  高橋 寿由樹 東京都CCUネットワーク学術委員会、東京都済生会中央病院)
  齋藤 佑一 千葉大学医学部附属病院 循環器内科)
  圷 宏一 東京都CCUネットワーク学術委員会 日本医科大学)

突然に発症し極めて致死率の高い急性大動脈解離や大動脈瘤破裂からなる「大動脈緊急症」は、循環器病対策基本法の下に策定された脳卒中と循環器病克服5カ年計画において、克服すべき重要疾患である。救命率の向上に向けた診療体制の整備が提唱され、行政を含めた体制作りが各地で計画、実施されている。迅速な診断、適切な治療、新治療法の導入、新デバイスの導入、技術的進歩、経験の蓄積などにより、死亡率がこの20年で半減するなど、最近では治療成績の著しい向上をみている。しかしながら、死亡原因として出血や心タンポナーデに伴うショックや心停止、脳や冠動脈などの灌流障害により、病院前死亡や、収容後ただちに死亡し治療に到達しない症例が少なからず存在し、病院収容前の患者搬送や救急隊到着後の初期対応など超急性期対応に改善の余地がある。したがって、大動脈緊急症からいかに患者を救命するか?の課題解決のためには、迅速かつ正確な搬送、診断を経て遅滞のない適切な治療へと、専門性の高いAorta Teamによる集学的かつシームレスな診療の流れが重要である。また、患者搬送を含めた救急診療は行政がらみの検討課題であり、行政、医師会、および循環器、心臓血管外科、救急、集中治療、麻酔科、放射線科の各学会による集学的アプローチが重要となる。大動脈緊急症の診断・治療における最近の治験および救急診療体制の構築を含めた集学的体制について議論する。

 Invited Lecture
 
Invited Lecture 1
英 語
 
3月10日(金) 14:15~15:00 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
座 長: 山本 剛 ( 日本医科大学付属病院 心臓血管集中治療科)
  的場 哲哉( 九州大学病院 循環器内科)
演 者: Navin Kapur( Tufts Medical Center, Boston, USA)
 
Invited Lecture 2
英 語
 
3月10日(金) 14:30~15:15 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
座 長: 赤木 禎治( 岡山大学 循環器内科)
演 者: Michael A. Gatzoulis( Royal Brompton Hospital, UK)
 
Invited Lecture 3
英 語
 
3月11日(土) 11:15~12:00 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
座 長: 筒井 裕之( 九州大学大学院医学研究院 循環器内科学)
演 者: Peter Seferovic( Belgrade University Medical Center, Serbia)
 
Invited Lecture 4
英 語
 
3月11日(土) 15:45~16:30 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
座 長: 室原 豊明( 名古屋大学大学院医学系研究科 循環器内科学)
演 者: Andrew J.S. Coats( Heart Research Institute, Sydney, Australia)
 
Invited Lecture 5
英 語
 
3月11日(土) 16:30~17:15 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
座 長: 絹川 真太郎( 九州大学大学院医学研究院循環器内科)
演 者: Junichi Sadoshima( Rutgers New Jersey Medical School, USA)
 
Invited Lecture 6
英 語
 
3月12日(日) 9:30~10:15 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
座 長: 廣岡 良隆( 高木病院/国際医療福祉大学)
演 者: Curt D. Sigmund Cardiovascular Center, Medical College of Wisconsin, USA)
  篠原 啓介 九州大学循環器内科学)
  桂田 健一 自治医科大学 内科学講座 循環器内科学部門)
 
Invited Lecture 7
日本語
 
3月12日(日) 10:30~11:15 第05会場(福岡国際会議場 3F メインホール)
座 長: 宮川 繁( 大阪大学 心臓血管外科)
演 者: Yoshiya Toyoda Temple University School of Medicine)
 
Invited Lecture 8
英 語
 
3月12日(日) 10:30~11:15 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
座 長: 絹川 弘一郎( 富山大学 第二内科)
演 者: Nir Uriel Division of Cardiology, Columbia University; Division of Cardiology,Weill Cornell Medicine, USA)
 
Invited Lecture 9
英 語
 
3月12日(日) 11:15~12:00 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
座 長: 斎藤 能彦( 奈良県西和医療センター 循環器内科)
演 者: John J.V. McMurray University of Glasgow, UK)
 Meet the Expert
 
Meet the Expert 1
日本語
 
3月10日(金)  8:00~9:00 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
住民コホート研究から日本の未来を読み解く
座 長: 二宮 利治( 九州大学大学院医学研究院 衛生・公衆衛生学分野)
  杜 隆嗣 ( 神戸大学大学院 医学研究科 立証検査医学分野)
演 者: 藤本 恒 淡路医療センター 循環器内科)
  秦 淳 九州大学大学院医学研究院 衛生・公衆衛生学分野)
 
Meet the Expert 2
日本語
 
3月10日(金)  9:05~10:05 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
静脈疾患への侵襲的治療の最前線
座 長: 横井 宏佳( 福岡山王病院)
  孟 真  ( 横浜南共済病院 心臓血管外科)
演 者: 孟 真   横浜南共済病院 心臓血管外科)
  横井 宏佳 福岡山王病院 循環器内科)
 
Meet the Expert 3
日本語
 
3月10日(金)  10:10~11:10 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
不整脈デバイスマネージメントのピットフォール
座 長: 庄田 守男( 東京女子医科大学 循環器内科)
  合屋 雅彦( 東京医科歯科大学循環器内科)
演 者: 西井 伸洋 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科先端循環器治療学講座)
  野田 崇 東北大学病院 循環器内科)
 
Meet the Expert 4
英 語
 
3月10日(金)  13:30~14:30 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
Circulation: Cardiovascular Imaging: Editor's Picks for 2022
座 長: Robert J Gropler Washington University of St. Louis; Editor-in-chief, Circulation Cardiovascular Imaging)
  渡邉 望 宮崎大学医学部 機能制御学講座 循環動態生理学分野)
演 者: Robert J Gropler Washington University of St. Louis; Editor-in-chief, Circulation Cardiovascular Imaging)
  渡邉 望 宮崎大学医学部 機能制御学講座 循環動態生理学分野)
  小保方 優 群馬大学医学部附属病院循環器内科)
  岡田 興造 横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター内科)
パネリスト: 瀬尾 由広 名古屋市立大学大学院 循環器内科学)
  楠瀬 賢也 徳島大学病院 循環器内科)
  宇都宮 裕人 広島大学大学院医系科学研究科循環器内科学)
 
Meet the Expert 5
英 語
 
3月10日(金)  15:45~16:45 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
State- of-the -art in  the  treatment of arrhythmia
座 長: David E Haines Oakland Univ. William Beaumont School of Medicine, Beaumont Hospital, USA)
  山根 禎一 東京慈恵会医科大学循環器内科)
演 者: David E Haines Oakland Univ. William Beaumont School of Medicine, Beaumont Hospital, USA)
  吉岡 公一郎 東海大学循環器内科)
 
Meet the Expert 6
英 語
 
3月11日(土)  13:20~14:20 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
Relationship between atrial fibrillation and sleep disordered breathing
座 長: John S. Floras Department of Medicine, Division of Cardiology, University of Toronto, Canada)
  村井 久純 金沢市立病院、金沢大学)
演 者: John S. Floras Department of Medicine, Division of Cardiology, University of Toronto, Canada)
  岩崎 雄樹 日本医科大学循環器内科)
  成瀬 代士久 浜松医科大学医学部附属病院)
 
Meet the Expert 7
英 語
 
3月11日(土)  14:20~15:20 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
BPA治療の限界に挑む/Pushing the Limits of BPA Treatment
座 長: 松原 広己 国立病院機構 岡山医療センター 循環器内科)
  Irene M. Lang Medical University of Vienna, Vienna, Austria)
演 者: Irene M. Lang Medical University of Vienna, Vienna, Austria)
  山下 淳 東京医科大学病院 循環器内科)
  下川原 裕人 国立病院機構 岡山医療センター 循環器内科)
 
Meet the Expert 8
日本語
 
3月12日(日)  8:00~9:00 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
INOCAと冠微小循環障害を診る:その胸痛、冠微小循環障害ではありませんか?
座 長: 安田 聡 東北大学 医学系研究科 循環器内科学分野)
  海北 幸一 宮崎大学 医学部内科学講座循環器腎臓内科学分野)
演 者: 的場 哲哉 九州大学 循環器内科)
  高橋 潤 東北大学 循環器内科)
  辻田 賢一 熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科学)
 
Meet the Expert 9
英 語
 
3月12日(日)  9:00~10:00 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
Palliative care in adult congenital heart disease
座 長: 犬塚 亮 東京大学 小児科)
  杜 徳尚 岡山大学 循環器内科)
演 者: Erwin N Oechslin Peter Munk Cardiac Centre, and University of Toronto, Canada)
  水野 篤 聖路加国際病院 循環器内科)
  石戸 美妃子 東京女子医科大学循環器小児科)
 Special Session
 
Special Session 1
英 語
 
3月10日(金) 9:40~11:10 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
Cutting-edge therapeutic strategies targeting inflammation
/抗炎症治療のパラダイムシフト
座 長: 古賀 純一郎 産業医科大学 医学部 第2内科学)
  Masanori Aikawa Brigham and Women's Hospital, Harvard Medical School, USA)
演 者: Masanori Aikawa Brigham and Women's Hospital, Harvard Medical School, USA)
  吉田 雅幸 東京医科歯科大学先進倫理医科学分野)
  上田 和孝 東京大学医学部附属病院 循環器内科)
  香月 俊輔 九州大学病院循環器内科)
 
Special Session 2
英 語
 
3月10日(金) 13:30~15:00 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
Inflammatory cardiomyopathy, pathogenesis and treatment
座 長: Carsten Tschope Berlin Institute of Health, Germany)
  尾上 健児 奈良県立医科大学 循環器内科)
演 者: Carsten Tschope Berlin Institute of Health, Germany)
  中村 一文 岡山大学 循環器内科学)
  大郷 恵子 国立循環器病研究センター 病理部)
  甲木 雅人 Berlin Institute of Health at Charite - Universitatmedizin Berlin BIH Center for Regenerative Therapies(BCRT))
  永井 利幸 北海道大学 大学院医学研究院 循環病態内科学)
 
Special Session 3
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
Cutting edge Basic research on Myocardial Remodeling and Metabolism/心筋代謝・リモデリングの基礎研究最前線
座 長: Junichi Sadoshima Rutgers New Jersey Medical School, USA)
  桑原 宏一郎 信州大学 循環器内科学)
演 者: 清水 逸平 順天堂大学医学部内科学教室・循環器内科学講座)
  藤生 克仁 東京大学 循環器内科)
  野村 征太郎 東京大学医学部附属病院)
  有馬 勇一郎 熊本大学 国際先端医学研究機構)
  松島 将士 九州大学大学院医学研究院循環器内科学)
 
Special Session 4
英 語
 
3月11日(土) 8:00~9:30 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
The impact of Clonal Hematopoiesis in cardiovascular disease
座 長: 室原 豊明 名古屋大学循環器内科)
  竹石 恭知 福島県立医科大学医学部循環器内科学講座)
演 者: Matthias Nahrendorf Massachusetts General Hospital, Boston, USA)
  佐野 宗一 大阪公立大学大学院医学研究科循環器内科学)
  三阪 智史 福島県立医科大学 循環器内科学講座)
  由良 義充 名古屋大学医学部附属病院 循環器内科)
 
Special Session 5
英 語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第09会場(福岡国際会議場 2F 204)
Emerging Approaches to the genetic vascular diseases
座 長: 神吉 佐智子 大阪医科薬科大学 胸部外科・心臓血管外科)
  柳沢 裕美 筑波大学生存ダイナミクス研究センター)
演 者: Lynn Sakai Oregon Health & Science University, USA)
  神吉 佐智子 大阪医科薬科大学 胸部外科・心臓血管外科)
  斯波 真理子 大阪医科薬科大学)
  朝野 仁裕 国立循環器病研究センター/大阪大学大学院医学系研究科)
  伊藤 英樹 広島大学病院医療安全管理部)
  吉田 雅幸 東京医科歯科大学先進倫理医科学)
 
Special Session 6
英 語
 
3月12日(日) 10:30~12:00 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
Recent advance in repaired TOF
座 長: 山村 健一郎 福岡市立こども病院 循環器集中治療科)
  Rachel Wald University Health Network, Canada)
演 者: Rachel Wald University Health Network, Canada)
  福田 旭伸 神戸大学大学院医学研究科 内科学講座・循環器内科学分野)
  石北 綾子 トロント大学 ピータームンク循環器センター)
  板谷 慶一 名古屋市立大学心臓血管外科)
 
Special Session 7
英 語
 
3月12日(日) 10:30~12:00 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
Pathophysiology,Diagnosis, and Treatments of Pulmonary hypertenison and Right-Sided Heart Failure/肺高血圧症と右心不全の病態解明と治療への展望
座 長: 福本 義弘 久留米大学 心臓・血管内科)
  Sebastien Bonnet Laval University, Canada)
演 者: Sebastien Bonnet Laval University, Canada)
  矢尾板 信裕 東北大学病院循環器内科)
  池田 宏二 京都府立医科大学 長寿・地域疫学講座)
  中岡 良和 国立循環器病研究センター研究所血管生理学部)
 会長特別企画
 
会長特別企画 1
日本語
 
3月10日(金) 10:10~11:10 第11会場(福岡国際会議場 4F 413+414)
超高齢化社会で90歳以上のTAVIを考える
:TAVI実施施設と心不全管理施設それぞれの立場から~
座 長: 山本 一博 鳥取大学循環器・内分泌代謝内科)
  海北 幸一 宮崎大学医学部内科学講座 循環器・腎臓内科学分野)
演 者: 林田 健太郎 慶應義塾大学 医学部循環器内科)
  坂本 知浩 済生会熊本病院 循環器内科)
  西上 和宏 御幸病院 LTAC心不全センター)
パネリスト: 渡邉 望 宮崎大学医学部 機能制御学講座 循環動態生理学分野)
 
会長特別企画 2
日本語
 
3月10日(金) 13:30~15:30 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
U-40部会企画(JCS-ダイバーシティ推進委員会)JCS EARLY CAREER CHAMPIONSHIP
座 長: 佐藤 宏行 東北大学病院 循環器内科)
  田島 愛美 総合東京病院 循環器内科)
演 者: 北海道支部代表
  田丸 祐也(旭川医科大学病院 外科学講座 血管外科学分野)
  東北支部代表
  浅原 健人(石巻赤十字病院 教育研修センター)
  関東甲信越支部代表
  清原 悠嵩(横浜労災病院)
  東海支部代表
  間宮 章(大垣市民病院 循環器科)
  北陸支部代表
  川端 健新(金沢大学医薬保健学域 医学類)
  近畿支部代表
  光吉 佐織(彦根市立病院 循環器内科)
  中国支部代表
  松浦 秀樹(津山中央病院 循環器内科)
  四国支部代表
  本田 哲彬(高知大学医学部医学科 先端医療科学コース 医学科4回生)
  九州支部代表
  翁 安(国立病院機構 九州医療センター初期研修医)
 
会長特別企画 3
日本語
 

3月10日(金) 13:30~15:00 第21会場(マリンメッセ福岡B館 1F アリーナ特設会場)

Next Step beyond HEPT ~心不全緩和ケアの実践知を共有する~
(23JCS HEPTジョイントセッション)
(前半30分)
座 長: 北川 知郎 広島大学 循環器内科)
  河野 隆志 杏林大学 循環器内科)
演 者: 川松 直人 筑波大学循環器内科)
  相良 秀一郎 聖マリア病院救急科)
ディスカッサント: 古川 正一郎 株式会社麻生 飯塚病院)
  柏木 秀行 飯塚病院 連携医療・緩和ケア科)
(後半60分)
座 長: 水野 篤 聖路加国際病院 循環器内科)
  鈴木 敦 東京女子医科大学循環器内科)
症例発表: 西崎 公貴 弘前大学医療部附属病院 高度救急救命センター)
ディスカッサント: 岡田 健助 公立昭和病院 循環器内科)
  高麗 謙吾 小倉記念病院 循環器内科)
 
会長特別企画 4
日本語
 
3月11日(土) 8:00~9:30 第22会場(マリンメッセ福岡B館 2F 会議室1)
心房細動合併心不全のレートコントロール戦略 ~何が正しいか?~
座 長: 加来 秀隆 JCHO九州病院 内科・循環器科)
  佐藤 宏行 東北大学大学院医学系研究科 循環器内科)
症例提示: 西崎 公貴 弘前大学大学院医学研究科 循環器・腎臓内科学講座)
ディスカッサント: 三浦 正暢 岩手県立中央病院 循環器科)
  那須 崇人 岩手医科大学 循環器内科)
  黒田 俊介 順天堂大学)
  高麗 謙吾 小倉記念病院 循環器内科)
  逸見 隆太 小倉記念病院)
 
会長特別企画 5
日本語
 
3月11日(土) 17:20~18:20 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
循環器診療にまつわる医療訴訟その他の訴訟事例の紹介
座 長: 井澤 英夫 FJCS)(藤田医科大学)
演 者: 石上 晴康 石上法律事務所)
  山田 直樹 中はりま法律事務所)
  坂野 真一 ウィン綜合法律事務所)
  牧野 聡 ブライト法律事務所)
 
会長特別企画 6
日本語
 
3月12日(日) 8:00~9:30 第21会場(マリンメッセ福岡B館 1F アリーナ特設会場)
今こそ、心サルコイドーシス再考
座 長: 門田 宗之 徳島大学 循環器内科)
  藤本 恒 兵庫県立淡路医療センター 循環器内科)
症例提示/症例振り返り: 水野 雄介 浜松医科大学 循環器内科)
口 演: 石原 里美 奈良県立医科大学 循環器内科)
  折居 誠 岩手医科大学放射線医学講座)
  吉田 常恭 京都大学医学部附属病院 免疫・膠原病内科)
総 括: 末永 祐哉 順天堂大学 循環器内科)
 会長企画シンポジウム
 
会長企画シンポジウム 1
日本語
 
3月10日(金)  8:00~9:30 第05会場(福岡国際会議場 3F メインホール)
SHD治療に必要な最新の画像診断:近未来像を見据えて
座 長: 瀬尾 由広 名古屋市立大学 循環器内科学)
  渡邉 望 宮崎大学医学部 機能制御学講座 循環動態生理学分野)
演 者: 尾長谷 喜久子 長崎大学附属病院 心臓血管外科)
  磯谷 彰広 小倉記念病院 循環器内科)
  泉 佑樹 榊原記念病院 循環器内科)
  大野 洋平 東海大学医学部循環器内科)
  板谷 慶一 名古屋市立大学心臓血管外科)
  古川 貢之 宮崎大学医学部心臓血管外科)
 
会長企画シンポジウム 2
日本語
 
3月10日(金)  8:00~9:30 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
高血圧ガイドラインの改定に向けて
座 長: 大屋 祐輔 琉球大学大学院医学研究科 循環器・腎臓・神経内科学)
  野出 孝一 佐賀大学医学部循環器内科)
演 者: 平和 伸仁 横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科)
  三浦 克之 滋賀医科大学 NCD疫学研究センター)
  甲斐 久史 久留米大学医療センター 循環器科)
  苅尾 七臣 自治医科大学 循環器内科)
  岡村 智教 慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生教室)
 
会長企画シンポジウム 3
日本語
 
3月10日(金)  8:00~9:30 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
Beyond LDL:動脈硬化性疾患の残余リスクと闘う!
座 長: 小関 正博 大阪大学 循環器内科)
  香月 俊輔 九州大学 循環器内科)
演 者: 宮本 恵宏 国立循環器病研究センター)
  小関 正博 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学)
  香月 俊輔 九州大学 循環器内科学)
  佐藤 加代子 東京女子医科大学 循環器内科)
  池崎 裕昭 九州大学大学院医学研究院 連携総合診療内科学)
 
会長企画シンポジウム 4
日本語
 
3月10日(金)  9:40~11:10 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
Pulmonary Tumor Thrombotic Microangiopathy(PTTM)に挑む
~PTTMに対する集学的アプローチの必要性~
座 長: 波多野 将 東京大学 循環器内科)
  大倉 裕二 新潟県立がんセンター新潟病院 循環器内科)
演 者: 大郷 恵子 国立循環器病研究センター病理部)
  藤田 雅史 大阪国際がんセンター 腫瘍循環器科)
  新保 麻衣 東京大学医学部附属病院 循環器内科/コンピュータ画像診断学・予防医学講座)
  佐藤 希美 筑波大学臨床医学系 循環器外科)
 
会長企画シンポジウム 5
日本語
 
3月10日(金)  9:40~11:10 第17会場(マリンメッセ福岡A館 2F 大会議室)
薬物治療から心腎連関を考える 〜ARNIとSGLT2〜
座 長: 吉村 道博 東京慈恵会医科大学内科学講座循環器内科)
  井手 友美 九州大学循環器内科)
演 者: 眞鍋 一郎 千葉大学 疾患システム医学)
  名越 智古 東京慈恵会医科大学 内科学講座 循環器内科)
  森本 聡 東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科)
  小川 哲也 東京女子医科大学附属足立医療センター内科)
 
会長企画シンポジウム 6
日本語
 
3月11日(土)  8:00~9:30 第01会場(福岡サンパレス 2F 大ホール)
OncoCardiology:診断と治療Up-to-Date
座 長: 赤澤 宏 東京大学医学部附属病院 循環器内科)
  Jun-ichi Abe University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)
演 者: Jun-ichi Abe University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)
  矢野 真吾 東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科)
  庄司 正昭 国立がん研究センター中央病院 総合内科・循環器内科)
  赤澤 宏 東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)
 
会長企画シンポジウム 7
日本語
 
3月11日(土)  10:30~12:00 第19会場(マリンメッセ福岡A館 3F サブアリーナ)
心不全治療としてのリズムマネジメントを識る
座 長: 向井 靖 福岡赤十字病院 循環器内科)
  野上 昭彦 筑波大学 循環器内科)
演 者: 朔 啓太 国立循環器病研究センター 循環動態制御部)
  向井 靖 福岡赤十字病院 循環器内科)
  合屋 雅彦 東京医科歯科大学循環制御内科学)
  青沼 和隆 水戸済生会病院)
 
会長企画シンポジウム 8
日本語
 
3月11日(土)  10:30~12:00 第21会場(マリンメッセ福岡B館 1F アリーナ特設会場)
ISHR U45ジョイントシンポジウム;Rising star session(U45 ISHR企画)
座 長: 原 哲也 神戸薬科大学 臨床薬学研究室)
  松井 弘樹 群馬大学大学院保健学研究科)
演 者: 稲住 英明 京都大学医学部附属病院 循環器内科)
  吉田 陽子 順天堂大学大学院 医学研究科 先進老化制御学講座)
  佐野 宗一 大阪公立大学大学院医学研究科循環器内科学)
  成田 伸伍 名古屋大学大学院医学系研究科 循環器内科学)
  山田 臣太郎 東京大学 循環器内科)
  三阪 智史 福島県立医科大学 循環器内科学講座)
  星野 温 京都府立医科大学 循環器内科学)
 
会長企画シンポジウム 9
日本語
 
3月11日(土)  15:45~17:150 第21会場(マリンメッセ福岡B館 1F アリーナ特設会場)
宇宙医学×循環器学
座 長: 木田 圭亮 聖マリアンナ医科大学 薬理学)
  丸目 恭平 熊本大学)
演 者: 船橋 伸禎 国際医療福祉大学市川病院 循環器内科)
  内藤 滋人 群馬県立心臓血管センター 循環器内科)
  松本 暁子 宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門)
 
会長企画シンポジウム 10
日本語
 
3月12日(日)  10:30~12:00 第09会場(福岡国際会議場 2F 204)
循環器疾患における尿酸の意義Up to date:独立したリスク因子か、単なるマーカーか?
座 長: 久留 一郎 国立病院機構 米子医療センター 循環器内科)
  土橋 卓也 製鉄記念八幡病院 理事長/循環器内科)
演 者: 金子 希代子 帝京平成大学 薬学部)
  桑原 政成 虎の門病院 循環器センター内科)
  荻野 和秀 鳥取赤十字病院 副院長/循環器内科)
  阿部 弘太郎 九州大学病院 循環器内科)
 
会長企画シンポジウム 11
日本語
 
3月12日(日)  13:15~14:45 第11会場(福岡国際会議場 4F 413+414)
心房細動アブレーションの歴史と今後の展望
座 長: 熊谷 浩一郎 福岡山王病院ハートリズムセンター)
  髙橋 尚彦 大分大学 医学部 循環器内科)
演 者: 熊谷 浩一郎 福岡山王病院ハートリズムセンター)
  里見 和浩 東京医科大学病院 循環器内科)
  山口 尊則 佐賀大学医学部 循環器内科)
  山根 禎一 東京慈恵会医科大学 循環器内科)
 
会長企画シンポジウム 12
日本語
 
3月12日(日)  13:15~14:45 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
次世代の基礎研究者を育成するには何を講じるべきか〜わが国の課題と未来
座 長: ピアソンジェームズ
(James Pearson)
国立循環器病研究センター ダイバーシティ人材育成推進室)
  山村 康子 (国研)科学技術振興機構)
演 者: 山村 康子 (国研)科学技術振興機構)
  野村 征太郎 東京大学医学部附属病院)
  清水 逸平 順天堂大学医学部内科学教室・循環器内科学講座)
  坂田 泰史 大阪大学 循環器内科学)
パネリスト:大石 由美子(日本医科大学)
 パネルディスカッション
 
パネルディスカッション 1
日本語
 
3月10日(金) 8:00~9:30 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
Fontan患者への心臓移植適応を考える
座 長: 市川 肇 国立循環器病研究センター 小児心臓外科)
  赤木 禎治 岡山大学 循環器内科)
演 者: 塚本 泰正 国立循環器病研究センター移植医療部)
  坂本 一郎 九州大学循環器内科)
  石戸 美妃子 東京女子医科大学 循環器小児・成人先天性心疾患科)
  平田 康隆 東京大学医学部附属病院 心臓外科)
 
パネルディスカッション 2
日本語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
今だからこそ考える:循環器領域における健康の社会的決定要因について
座 長: 水野 篤 聖路加国際病院 循環器内科)
  安井 治代 大阪大学 循環器内科)
演 者: 鈴木 隆宏 聖路加国際病院心血管センター)
  近藤 尚己 京都大学大学院医学研究科 社会疫学分野
/東京大学未来ビジョン研究センター)
パネリスト: 渡邊 雄介 帝京大学医学部附属病院)
  坂本 陽子 大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学)
  丸目 恭平 厚生労働省)
  大森 崇史 福岡ハートネット病院)
 
パネルディスカッション 3
日本語
 
3月11日(土) 8:00~9:30 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
冠動脈造影を超える!慢性冠動脈疾患における心臓CTの現状と可能性
座 長: 川﨑 友裕 新古賀病院)
  弘永 潔 福岡市民病院 ハートセンター)
演 者: 奥津 匡暁 新東京病院 心臓内科)
  仲野 泰啓  九州大学病院 循環器内科)
  谷脇 正哲 所沢ハートセンター)
 
パネルディスカッション 4
日本語
 
3月11日(土) 10:30~12:00 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
日常診療の疑問からシステマティックレビューを考える(救急ガイドラインを例に)
座 長: 田原 良雄 国立循環器病研究センター 冠疾患科)
  野々木 宏 大阪青山大学 健康科学部 健康栄養学科)
演 者: 菊地 研 獨協医科大学 心臓・血管内科/循環器内科 救命救急センター)
  羽柴 克孝 済生会横浜市南部病院 循環器内科)
  田中 哲人 名古屋大学医学部附属病院 循環器内科)
  山口 淳一 東京女子医科大学 循環器内科)
  小島 淳 桜十字八代リハビリテーション病院 内科)
  中山 尚貴 神奈川県立循環器呼吸器病センター 循環器内科)
 
パネルディスカッション 5
日本語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第19会場(マリンメッセ福岡A館 3F サブアリーナ)
令和時代のPCIに残された課題に挑む
座 長: 辻田 賢一 熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科学
/熊本大学病院 循環器内科)
  許 永勝 草津ハートセンター 循環器科)
演 者: 土肥 智貴 順天堂大学附属順天堂医院 循環器内科)
  栗山 根廣 宮崎市郡医師会病院 心臓病センター)
  志手 淳也 大阪府済生会中津病院 循環器内科)
  那須 賢哉 三重ハートセンター 循環器科)
 
パネルディスカッション 6
日本語
 
3月11日(土) 15:45~17:15 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
医療Dxの最前線:クリニカルパスとICTを活用した働き方改革
座 長: 中島 直樹 九州大学病院 メディカル・インフォメーションセンター)
  中尾 浩一 済生会熊本病院 心臓血管センター循環器内科)
演 者: 中島 直樹 九州大学病院 メディカル・インフォメーションセンター)
  坂本 和生 九州大学病院 循環器内科)
  横地 常広 日本臨床衛生検査技師会)
  佐藤 寿彦 株式会社プレシジョン)
  荒木 千恵子 九州大学病院 看護部)
 
パネルディスカッション 7
日本語
 
3月11日(土) 15:45~17:15 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
循環器新専門医制度の在り方と指導医の役割
New Cardiovascular Specialist System and the Role of Supervising Physicians
座 長: 坂田 泰史 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学)
  清水 渉 日本医科大学大学院医学研究科 循環器内科学分野)
演 者: 岩永 善高 国立循環器病研究センター)
  森野 禎浩 岩手医科大学内科学講座循環器内科分野)
  中川 義久 滋賀医科大学循環器内科)
  西野 雅巳 大阪労災病院 循環器内科学)
 
パネルディスカッション 8
日本語
 
3月12日(日) 8:00~9:30 第09会場(福岡国際会議場 2F 204)
Neuromodulationによる循環器病治療最前線
座 長: 坂本 隆史 九州大学 循環器内科)
  朔 啓太 国立循環器病研究センター 循環動態制御部)
演 者: 坂本 隆史 九州大学病院 循環器内科)
  苅尾 七臣 自治医科大学 循環器内科)
  朔 啓太 国立循環器病研究センター 循環動態制御部)
  副島 京子 杏林大学医学部附属病院 循環器内科)
ディスカッサント: 上妻 謙 帝京大学)
  髙橋 尚彦 大分大学)
 トピック
 
Topics 1
日本語
 
3月10日(金) 16:45~17:30 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
石灰化末梢動脈病変への挑戦
座 長: 浦澤 一史 社会医療法人社団 カレスサッポロ 時計台記念病院)
  末松 延裕 済生会福岡総合病院循環器内科)
演 者: 藤原 昌彦 岸和田徳洲会病院 循環器内科)
  飛田 一樹 湘南鎌倉総合病院 循環器科)
  曽我 芳光 小倉記念病院 循環器内科)
 
Topics 2
日本語
 
3月12日(日) 10:30~11:15 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
COVID-19およびその予防ワクチンに随伴する心血管疾患の実態と対処法
座 長: 野出 孝一 佐賀大学医学部循環器内科)
  岸 拓弥 国際医療福祉大学大学院医学研究科循環器内科)
演 者: 岸 拓弥 国際医療福祉大学大学院医学研究科循環器内科)
  米津 太志 東京医科歯科大学循環器内科)
  石橋 祐記 聖マリアンナ医科大学循環器内科)
  後藤 礼司 愛知医科大学 循環器内科)
 
Topics 3
日本語
 
3月12日(日) 15:35~16:20 第14会場(福岡国際会議場 5F 501)
不整脈領域におけるトランスレーショナル研究
座 長: 小野 克重 大分大学医学部病態生理学)
  志賀 剛 東京慈恵会医科大学臨床薬理学)
演 者: 藤生 克仁 東京大学循環器内科)
  伊藤 薫 理化学研究所生命医科学研究センター 循環器ゲノミクス・インフォマティクス研究チーム)
  松浦 勝久 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所・循環器内科)
 アップグレードセミナー
 
Upgrade Seminar
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3月12日(日) 11:15~12:00 第20会場(マリンメッセ福岡A館 1F アリーナ特設会場)
2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドラインを読み解く
座 長: 曽我 芳光 小倉記念病院 循環器内科)
  三井 信介 済生会八幡記念病院 血管外科)
演 者: 東 信良 旭川医科大学外科学講座血管外科学分野)
  飯田 修樹 関西ろうさい病院 循環器内科)
 モーニングレクチャー
 
モーニングレクチャー 1
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3月11日(土) 7:10~7:50 第02会場(福岡サンパレス 2F パレスルームA)
不整脈の非薬物治療 up to date
座 長: 福沢 公二 神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 循環器内科学分野)
  渡邊 敦之 独立行政法人国立病院機構岡山医療センター循環器内科)
演 者: 永島 道雄 小倉記念病院循環器内科)
  高瀬 進 九州大学病院 循環器内科学)
 
モーニングレクチャー 2
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3月11日(土) 7:10~7:50 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
心不全における貧血にどう対処するか
座 長: 柴田 玲 名古屋大学 先進循環器治療学寄附講座)
演 者: 末永 祐哉 順天堂大学大学院循環器内科学講座)
  北井 豪 国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
 
モーニングレクチャー 3
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3月11日(土) 7:10~7:50 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
動脈硬化性疾患のGenetic Risk Scoreを理解する
座 長: 佐藤 加代子 東京女子医科大学 循環器内科)
演 者: 野村 章洋 金沢大学融合研究域融合科学系/循環器内科)
 
モーニングレクチャー 4
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3月11日(土) 7:10~7:50 第09会場(福岡国際会議場 2F 204)
心電図から症例を学ぶ~あなたも心電図マイスター!
座 長: 栗田 康生 国際医療福祉大学大学院 東京赤坂キャンパス)
  芦原 貴司 滋賀医科大学 情報総合センター)
演 者: 新井 陸 日本大学 循環器内科)
  大江 征嗣 久留米大学医学部内科心臓・血管内科)
 
モーニングレクチャー 5
日本語
 
3月12日(日) 7:10~7:500 第02会場(福岡サンパレス 2F パレスルームA)
心筋症に伴う心臓突然死を防ぐ
座 長: 山部 浩茂 新古賀病院 循環器内科)
  井上 修二朗 飯塚病院 循環器内科)
演 者: 久保 亨 高知大学医学部老年病・循環器内科)
  草野 研吾 国立循環器病研究センター心臓血管内科)
 
モーニングレクチャー 6
日本語
 
3月12日(日) 7:10~7:50 第03会場(福岡サンパレス 2F パレスルームB)
抗血栓療法の最前線
座 長: 矢坂 正弘 国立病院機構 九州医療センター 脳血管・神経内科)
  深谷 英平 北里大学医学部循環器内科学)
演 者: 矢坂 正弘 国立病院機構 九州医療センター 脳血管・神経内科)
  深谷 英平 北里大学医学部循環器内科学科)
  吉田 真一郎 福岡脳神経外科病院)
 
モーニングレクチャー 7
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3月12日(日) 7:10~7:50 第08会場(福岡国際会議場 2F 203)
HEPT運営メンバーと考える一歩進んだ心不全緩和ケア
座 長: 柴田 龍宏 久留米大学病院 高度救命救急センターCCU)
  大石 醒悟 兵庫県立はりま姫路総合医療センター 循環器内科)
演 者: 澤村 昭典 一宮市立市民病院 循環器内科)
  濱谷 康弘 京都医療センター 循環器内科)
 海外ジョイントシンポジウム
 
AHA-JCS Joint Symposium
英 語
 
3月10日(金) 13:30~15:00 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
Diversity in Cardiovascular Disease
座 長: Michelle A. Albert University of California)
塚田(哲翁) 弥生 日本医科大学 武蔵小杉病院)
演 者: 神谷 千津子 国立循環器病研究センター)
  中山 敦子 榊原記念病院)
  Michelle A. Albert University of California)
  Elena Aikawa Brigham and Women's Hospital, Harvard Medical School)
 
APSC-JCS Joint Symposium
英 語
 
3月10日(金) 16:00~17:30 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
Intracoronary Imaging: What’s New
座 長: Khung Keong Yeo National Heart Centre Singapore)
  阿古 潤哉 北里大学)
演 者: 小山 幸平 杏林大学医学部付属病院)
  南 尚賢 北里大学)
  Byeong Keuk Kim Severance Cardiovascular Hospital, Yonsei University College of Medicine)
  Chen Ting Tan Sarawak Heart Centre, Malaysia)
 
KSC-JCS Joint Symposium
英 語
 
3月11日(土) 8:00~9:30 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
How to Manage with Atrial Fibrillation Related Valvular Regurgitation
座 長: Dong-Soo KIM Inje University, Korea)
  阿部 幸雄 大阪市立総合医療センター)
演 者: 鍵山 暢之 順天堂大学)
  柴田 利彦 大阪公立大学学)
  Dae Hee Kim Ulsan University)
  Sung Ji Park Sungkyunkwan University)
 
ACC-JCS Joint Symposium
英 語
 
3月11日(土) 10:30~12:00 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
What has Changed with Impella in the Management of Coronary Artery Disease?
座 長: Richard Kovacs American College of Cardiology, Indiana University Health Atrium Health)
  伊苅 裕二 東海大学)
演 者: 阿古 潤哉(北里大学)
  中田 淳(日本医科大学付属病院)
  Hadley Wilson Sanger Heart & Vascular Institute, USA/American College of Cardiology, USA)
  Akshay Khandewal(Henry Ford Hospital, USA/American College of Cardiology, USA)
 
CSC-JCS Joint Symposium
英 語
 
3月11日(土) 13:15~14:45 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
Recent Advance of Genetics in Atrial Fibrillation
座 長: Kui Hong The Second Affiliated Hosptial of Nanchang University)
  大坪 豊和 佐賀大学医学部附属病院)
演 者: 伊藤 薫 理化学研究所)
  中野 由紀子 広島大学)
  Ping Zhang Beijing Tsinghua Changgung Hospital (BTCH) affiliated to Tsinghua University)
  Dong Chang Xiamen Cardiovascular Hospital Xiamen University, China)
 
Meet the ESC in Japan
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3月11日(土) 15:45~17:15 
座 長: Petar Seferovic Belgrade University)
  家田 真樹 筑波大学附属病院 循環器内科)
演 者: Elena Hernandez Sanchez(Hospital Universitario Ramón y Cajal, Spain)
  Theresa McDonagh(King's College, Hospital, UK)
  栗田 隆志(近畿大学病院心臓血管センター)
  上妻 謙 (帝京大学医学部内科・循環器内科)
 
ESC-JCS Official Joint Symposium
英 語
 
3月12日(日) 8:00~9:30 第10会場(福岡国際会議場 4F 409+410)
Best Case Scenarios of Tricuspid Valve Treatment
座 長: 泉 知里(国立循環器病研究センター)
  Petar Seferovic Co-Editor for Eastern Europe, European Heart Journal
/ Vice-President, European Society of Cardiology (2020-2022)
/ President, Heart Failure Association of the ESC (2018-2020)
/ Academician, Serbian Academy of Sciences and Arts
/ Professor,University of Belgrade Faculty of Medicine, Serbia)
演 者: 大門 雅夫(東京大学医学部附属病院)
  三浦 崇 (長崎大学)
  John J.V. McMurray(University of Glasgow)
  Elena Hernandez Sanchez(Hospital Universitario Ramón y Cajal, Spain)
 日本循環器連合up-to-dateセミナー
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「日本心血管インターベンション治療学会」1
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3月10日(金) 13:30~14:30 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
COVID-19パンデミック禍における冠動脈血行再建治療
座 長: 伊苅 裕二 東海大学医学部付属病院 内科学系循環器内科学)
  上妻 謙 帝京大学医学部附属病院 循環器内科)
演 者: 高橋 玲比古 医療法人社団さくら会 高橋病院 循環器科)
  岩田 幸代 兵庫県立加古川医療センター 循環器内科)
  石井 秀樹 国立大学法人 群馬大学)
  山田 愼一郎 北播磨総合医療センター 循環器内科)
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「外科連合(日本心臓血管外科学会、日本胸部外科学会、日本血管外科学会)」2
日本語
 
3月10日(金) 14:30~15:30 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
末梢動脈疾患治療のup-to-date
座 長: 三井 信介 済生会八幡総合病院)
  保科 克行 東京大学医学部附属病院 血管外科)
演 者: 尾原 秀明 慶應義塾大学 外科)
  児玉 章朗 愛知医科大学)
  出口 順夫 埼玉医科大学総合医療センター 血管外科)
  重松 邦広 国際医療福祉大学三田病院 血管外科)
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「日本小児循環器学会」3
日本語
 
3月11日(土) 8:00~9:00 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
心電図の年齢によるちがいを知る~正常と不整脈疾患~
座 長: 岩本 眞理 済生会横浜市東部病院)
  宮﨑 文 静岡県立総合病院 移行医療部成人先天性心疾患科)
演 者: 岩本 眞理 小児心電図研究会/済生会横浜市東部病院こどもセンター 総合小児科)
  林 立申 筑波大学医学医療系 小児科 / 茨城県立こども病院 小児循環器科)
  小澤 淳一 新潟大学医学部 小児科学教室)
  宮﨑 文 静岡県立総合病院 移行医療部成人先天性心疾患科)
  今村 知彦 京都大学大学院医学研究科 循環器内科)
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「日本不整脈心電学会」4
日本語
 
3月11日(土) 9:00~10:00 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
不整脈疾患:最近の話題
座 長: 清水 渉 日本医科大学 循環器内科)
  夛田 浩 福井大学 循環器内科学)
演 者: 大野 聖子 国立循環器病研究センター 分子生物学部)
  井上 耕一 大阪医療センター 循環器内科)
  里見 和浩 東京医科大学 循環器内科)
  野田 崇 東北大学 循環器内科)
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「日本心エコー図学会」5
日本語
 
3月11日(土) 15:45~16:45 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
二次性僧帽弁逆流の心エコ―図診断
座 長: 大倉 宏之 岐阜大学 循環器内科)
  村田 光繁 東海大学八王子病院)
演 者: 渡邉 望 宮崎大学 循環器内科)
  阿部 幸雄 大阪市立総合医療センター)
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「日本心不全学会」6
日本語
 
3月11日(土) 16:45~17:45 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
HFpEFに迫る:診断から治療まで
座 長: 伊藤 浩 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 機能制御学(循環器内科))
  桑原 宏一郎 信州大学医学部 循環器内科学教室)
演 者: 石津 智子 筑波大学医学医療系 循環器内科)
  波多野 将 東京大学 高度心不全治療センター)
  中村 一文 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科機能制御学(循環器内科))
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「日本心臓リハビリテーション学会」7
日本語
 
3月12日(日) 8:00~9:00 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
心臓リハビリテーションのエビデンス創出とその社会実装へ向けて
座 長: 牧田 茂 埼玉医科大学国際医療センター)
  三浦 伸一郎 福岡大学 循環器内科)
演 者: 横山 美帆 順天堂大学)
  大屋 祐輔 琉球大学)
  中山 敦子 榊原記念病院)
  井澤 英夫 藤田医科大学)
 
日本循環器連合up-to-dateセミナー
「日本心臓病学会」8
日本語
 
3月12日(日) 9:00~10:00 第07会場(福岡国際会議場 2F 202)
クリニックで選択されるべき循環器治療薬 ~Beyond guideline~
座 長: 弓野 大 ゆみのハートクリニック)
  大石 充 鹿児島大学 心臓血管・高血圧内科学)