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会長挨拶

前島 伸一郎

第49回日本高次脳機能学会学術総会

会長 前島 伸一郎

(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
長寿医療研修センター長)

前島 伸一郎

このたび、第49回日本高次脳機能学会学術総会を2025年11月14日(金)、15日(土)にウインクあいちで開催いたします。歴史ある本学術総会の会長を拝命し、重責を担うとともに大変光栄に感じております。今回のテーマは「脳力共創〜多職種で拓く高次脳機能の未来」です。

高次脳機能障害は、脳卒中や外傷性脳損傷、認知症、発達障害など幅広い病態を含み、対象は小児から高齢者まで多岐にわたります。日本は超高齢社会へと突入しており、2025年には4人に1人が75歳以上となる予想です。このような社会においては、疾病の治療のみならず、生活の視点からさまざまな不自由を有する人を支え活動を拡大するリハビリテーションや福祉サービス、ロボット技術などを駆使した包括的な治療ならびにケアシステムの構築が求められます。

一般社団法人日本高次脳機能学会は、設立当初「日本失語症学会」として失語症を中心とする高次脳機能障害の理解と支援を目的に設立されました。名称変更後は、学問領域の拡大とともに関連事業を推進し、さまざまな分野の専門職が参画する体制を築いてきました。
現在も、脳機能の理解を深め、学問としてさらなる発展を目指す活動を続けています。今回は「脳」を中心とし、多職種が連携して、あらゆる人の能力と未来を開花させる社会を創造する、そんな意味を込めた学術集会を予定しております。参加される皆様には、そのような社会作りを担う専門職の一員として、日々の臨床や研究でのリサーチマインドを活かして発信したり、互いの知識を共有できる場になることを願っております。

このような背景のもと、今回の学術総会では、特別講演のほか、これまで高次脳機能分野の発展にご尽力下さった先生方から次世代に向けたメッセージを届ける「寺子屋のような講座」や日本神経心理学会と共同で認定している臨床神経心理士®︎に関するワークショップなど、アットホームな雰囲気で皆様をお迎えする企画も多数準備しております。また、ポスターセッションにおいては「優秀ポスター賞」を設け、参加者の皆様に多様な発表の場を提供するつもりです。多くの方にご参加いただき、討議を深め、未来へつながる第一歩を、ここ名古屋の地から共に踏み出していただけることを大いに期待しております。

来年秋、皆様とお会いできますことを、心より楽しみにしております。

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