日本人類遺伝学会第70回大会

大会長挨拶

このたび、日本人類遺伝学会第70回大会の大会長を拝命いたしました。会員の皆様とともに大会を創り上げる機会をいただきましたことを、心より感謝申し上げます。

本大会は、2025年12月17日(水)から20日(土)までの4日間、パシフィコ横浜で開催いたします。副大会長には、聖マリアンナ医科大学 臨床検査医学・遺伝解析学講座 右田王介先生および群馬大学大学院保健学研究科 小澤厚志先生にご就任いただき、共に準備を進めております。

本学会は、歴代の、そして現会員の皆様のご尽力により、近年急速に会員数を増やし、研究および臨床遺伝・ゲノム医療への貢献と責任が、これまでにも増して求められる状況にあります。さらに将来を見据え、本学会が今後どのような役割を果たし、何を成すべきか? 年に一度の学術集会が、現状を俯瞰し、学会の将来像を議論する貴重な場となるよう、尽力してまいります。

こうした取り組みの一環として、本大会では、昨年度より新設された常設の大会運営委員会にもご協力いただき、単年度で終わらない中・長期的視点を踏まえた大会運営支援の体制を強化してまいります。また、英語演題を増やし、若手人材育成の機会を充実させるべく企画を進めており、これらが皆様にとって意義深く、かつ刺激的な学術交流の場となることを願っております。

年末のお忙しい時期かと存じますが、一年で最も華やかな雰囲気に包まれる会場周辺の催しとともに、大会をお楽しみいただければ幸いです。
多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。

秦 健一郎  
(群馬大学大学院医学系研究科/国立成育医療研究センター)