ご挨拶/第45回日本核医学技術学会総会学術大会

第45回日本核医学技術学会総会学術大会
会長 太田 三恵子
(岐阜県総合医療センター 中央放射線部)
会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、第45回日本核医学技術学会総会学術大会の大会長を拝命しました。大会開催にあたり、会員ならびに関係者の方々に謹んでご挨拶申し上げます。
第45回日本核医学技術学会総会学術大会は、2025年11月13日(木)・14日(金)・15日(土)の3日間、会場は京都市の「京都市勧業館 みやこめっせ」にて、第65回日本核医学会学術総会(大会長:大野和子先生、京都医療科学大学医療科学部)との合同で開催いたします。学術大会はこれまでに幾度となく京都で開催されてきましたが、京都市左京区岡崎に建つ「みやこめっせ」での開催は今回が初となります。岡崎地域は、東山連峰と琵琶湖疏水を背景に、京都市京セラ美術館、ロームシアター京都、国立近代美術館、京都府立図書館、平安神宮、京都市動物園などの施設が集積する京都の象徴的な文化ゾーンです。この素晴らしい環境と歴史の息づく地にある京都最大規模の会場にて皆様をお迎えいたします。
また今回は、会長、大会長ともに初めて女性が担当し、過去とは一味違った大会になることは間違ありません。COVID-19が5類感染症に移行されてから、人が集まる機会が多くなり、大会開催も会場主体となりますが、より多くの方々に参加していただきたく、現地参加に加えてオンデマンド配信を実施するハイブリッド形式での開催を予定しております。
本大会のテーマは「結像と観象 核医学と人の未来」(Imaging and Observation of the Inner Body Prospects of Nuclear Medicine and Humanity)としました。新薬の開発や利用が推進され、核医学領域は臨床・研究ともに活気が戻りつつあります。私達はこのような好機に開催する学術大会を是非とも成功させ、その後の更なる発展に繋げられるように尽力いたします。第45回大会では、新たにベーシックセミナー、アドバンスセミナーと称し核医学の基礎から応用までの講座を開設いたします。また、心臓核医学においては技師も医師も一緒に学べるセッションを企画しました。
女性活躍推進の今、その先陣を切って日本核医学会にて職域横断的に活動を続けてきた「なでしこの会」が、昨年「DE&I(Diversity, Equity and Inclusion)委員会」へと進化しました。更に、日本核医学技術学会においても女性診療放射線技師を応援する女性活躍推進委員会「はなみずきの会」が活動を始めました。第45回大会では「DE&I委員会」と「はなみずきの会」が合同で企画を開催し、核医学領域における多様性推進に努めて参ります。
盛り沢山の企画を準備いたしますので、京都の紅葉と一緒に大会を楽しんでいただけたら幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。