一般基金:公益社団法人 日本矯正歯科学会学術振興基金

公益社団法人 日本矯正歯科学会学術振興基金(一般基金)設立の趣意書

森山 啓司

公益社団法人 日本矯正歯科学会
理事長 森山 啓司

 公益社団法人 日本矯正歯科学会は、日本を代表する歯科矯正学専門の学術団体として、長きにわたり歯科矯正学・矯正歯科臨床の進歩普及、ならびに、国民の口腔衛生の向上に努めてまいりました。その一環として、2020年には、第9回国際矯正歯科会議世界大会(IOC)、第12回アジア太平洋矯正歯科会議(APOC)、第79回日本矯正歯科学会学術大会の合同会議をバーチャル化して開催します。また、2026年に学会創立100周年を迎えるにあたり、健康科学を支える医療の一分野としてのさらなる飛躍を目指して、学会の歴史を振り返るとともに、現存する課題を把握し、矯正歯科の未来を構想する計画を検討しています。

 このような学会の様々な活動を多面的に支援していくために、この度、「歯科矯正学に関する学理及びその臨床応用についての研究発表、知識の交換、国内外の関連学会との連携協力等に関する事業を行い、歯科矯正学の進歩普及、学術の発展ならびに国民の口腔衛生の向上に寄与すること」を目的とした、公益社団法人 日本矯正歯科学会学術振興基金 (Japanese Orthodontic Society Foundation for Research and Education: JOSFORE)を設置する運びとなりました。

 当基金は、(1) 国内外の学術団体と共同で行う国際会議、シンポジウム、講演会等の開催支援、(2) 矯正歯科医療の国内外の共同事業の支援、(3) 国際共同研究や国際的な活動の支援、(4) 国際学術交流の支援、(5) 国内外における教育活動への支援、(6)その他基金の目的達成に必要な事業、といった公益社団法人の立場から本学会が今後さらに積極的に取り組むべき重要な事業に充当していきたいと考えております。

 皆様におかれましては、本基金の主旨に是非ご賛同いただき、より一層のご理解とご協力を本学会に賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。