第64回日本老年医学会学術集会 The 64th Annual Meeting of Japan Geriatrics Society

ニュースレター Vol.2

第64回 日本老年医学会学術集会

Vol. 02(2022.05.17)

シンポジウム1 6月2日(木) 8:15~ 第1会場
『リジュベネーションを目指した老化研究』
リジュベネーション(若返り)を目指した老化研究が世界的に進められています。このセッションでは、老化のメカニズムを解明し若返りの介入ポイントを見つける研究成果について紹介いただきます。人類の夢である若返りの治療が実現するのか、想像が広がります。

シンポジウム2 6月2日(木) 8:15~ 第2会場
『骨折転倒予防に向けた多職種協働・住民啓発の重要性』
骨折転倒の予防は高齢者の健康寿命の延伸を実現するためにますます重要です。多職種協働をいかに円滑に行うか、また住民への啓発をいかに普及させるかは骨折転倒予防の鍵です。各分野のエキスパートによる実践的な取り組みのご発表を介して、多職種協働・住民啓発の重要性を肌で感じましょう。

シンポジウム3 6月2日(木) 8:15~ 第3会場
『統合医療と老年医学』
統合医療は近代西洋医学に伝統医学や補完・代替医療などを組み合わせて患者さんの生活の質を向上させることを目的にするもので、エビデンス(EBM)だけでは解決できない高齢者の健康問題を解決する手段として重要性を増しています。本セッションでは漢方医学やサプリメント、鍼灸、更にはAIまで、統合医療が老年医学に及ぼす現在と未来について紹介いただきます。

シンポジウム4 6月2日(木) 8:15~ 第4会場
『認知症基礎研究の最前線』
アルツハイマー病を始めとした認知症に対する根本治療薬(疾患修飾薬)は未だ確立されておらず、世界中で待望されています。そのためには基礎研究の推進が不可欠であり、世界中で激しい競争が行われている研究分野です。診断や治療につながる基礎研究のスペシャリストの発表を通じてその一端に触れていただきます。

シンポジウム5 6月2日(木) 15:15~ 第2会場
『後期高齢者健診の実践的活用法』
後期高齢者のフレイルを予防する目的で、近年健診の際に質問票が活用されるようになりました。その具体的な評価項目に加えて、質問票作成の背景から検診結果をいかに健康寿命の延伸のために生かすかに至るまで、その現場で活躍されている方々からの貴重なお話を伺います。

シンポジウム6 6月2日(木) 15:15~ 第3会場
『LIFE実装がもたらしたものと今後の課題』
近年盛んに用いられるようになった「科学的介護」という概念の基盤となる予定であったLIFEですが、現時点ではそのフィードバックはあまり進んでいません。その理由を明らかにし、LIFEの抱える問題点、さらにそれを踏まえて介護サービス事業所はどのようにすればより良いケアを提供できるか、について考えます。

シンポジウム7 6月2日(木) 15:15~ 第4会場
『Senior friendly Hospitalを目指して』
高齢者においては併存する複数の疾患、社会背景や生活環境、本人・家族の価値観なども含めて評価を行い、介入を行う事が健康寿命の延伸のために重要となります。そのために、特に入院患者に対して病院はどのような機能を持つことが必要か、またその指標としては何が適切か、などを専門家の活動状況をふまえて紐解きます。

シンポジウム8 6月2日(木) 17:25~ 第2会場
『サルコペニア基礎研究の最前線』
サルコペニアは様々な疾患との関連が深く健康寿命に影響する病態として注目されており、基礎研究も盛んに行われています。本セッションではサルコペニア基礎研究の現状と共に、サルコペニアの予防や治療に対する栄養・運動療法メニューの確立、既存薬剤の応用、新規創薬につながる知見等をご紹介いただきます。



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