第64回日本老年医学会学術集会 The 64th Annual Meeting of Japan Geriatrics Society

ニュースレター Vol.6

第64回 日本老年医学会学術集会

Vol. 06(2022.05.31)

シンポジウム33 6月4日(土) 12:40~ 第5会場
『誤嚥性肺炎の予防・治療・ケア・EOL』
高齢者診療をする上で、誤嚥性肺炎は避けて通ることができない病態といえます。本シンポジウムは、誤嚥性肺炎の診断から治療、予防、さらに意志決定プロセスのあり方まで、幅広い内容を取り扱います。患者さんが肺炎を起こしたから絶食に、という単純な方針ではなく、もし肺炎を起こしたとしても、その人らしく生きていただくための方法を考えたいと思います。

シンポジウム34 6月4日(土) 13:50~ 第2会場
『ACPのあり方を検討する-より良い人生の集大成支援のために』
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)で大事なのは、本人や家族、ケアに関わる様々な職種と、繰り返し対話を行うことです。COVID-19の流行により、期せずしてACPの重要性を感じた医療者も少なくないと推測されます。本シンポジウムでは、第一線の現場で行われているACPの現状をもとに、ACPを実践する方法を勉強したいと思います。

シンポジウム35 6月4日(土) 14:20~ 第1会場
『第2期老年医学推進5か年計画に向けて(2)老年医学会次世代による未来への挑戦』
日本老年医学会では、2018年より老年医学推進5か年計画を推進してきました。このシンポジウムでは、これまでの成果を共有し、これからの第2期に向けてのアプローチが話し合われます。抗老化医療の研究や地域の高齢者を対象とした研究、さらに大学や病院でそれを実践するための取り組みから、老年科の未来を垣間見ることができます。

シンポジウム36 6月4日(土) 14:20~ 第3会場
『高齢者の心不全パンデミックに備える』
心不全を持つ高齢患者さんは増えていますが、新しい治療薬も次々に登場しており、循環器内科でも心不全はホットな領域です。高齢患者さんには、エビデンスに基づくガイドラインが当てはまらない場合もあり、治療方針に迷う場面もあります。そのような高齢者の心不全について、ディベート形式で議論するシンポジウムは、必見です。

委員会特別企画1 6月2日(木) 16:55~ 第8会場
『若手・基礎ミーティング』
若手の先生の研究や老年基礎研究を盛り上げたいという想いで昨年から始まった企画で今回は対面での開催が実現しそうです。研究のブレークスルーは若手・ベテラン問わず、遠慮のない(!?)意見交換から生まれます。軽食を片手に盛り上がる熱い議論をお楽しみください。

委員会特別企画2 6月3日(金) 12:55~ 第8会場
『特別講演』
ダイバーシティ推進委員会企画の特別講演として、今回は「男性更年期」「夫源病」を提唱された石蔵文信先生、長崎大学でダイバーシティ推進に取り組んでおられる伊東昌子先生のお2人に講演いただきます。まだ「男女共同参画」という言葉さえなかった頃から、身をもってダイバーシティ推進に取り組んでこられた先生からの貴重な提言を受けとりたいと思います。

委員会特別企画3 6月3日(金) 15:00~ 第5会場
『みんなのティーサロン2022』
ダイバーシティ推進委員会では、2017年から毎年の学会でティーサロンを開催しています。全国各地で活躍中の老年科専門医が、キャストとしてお相手します。休憩がてらお立ち寄りください。思いがけない出会いやアドバイスがあるかもしれません。



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