第64回日本老年医学会学術集会 The 64th Annual Meeting of Japan Geriatrics Society

ニュースレター Vol.5

第64回 日本老年医学会学術集会

Vol. 05(2022.05.26)

シンポジウム25 6月3日(金) 16:05~ 第2会場
『老年症候群に対する非薬物療法の現状と期待』
老年症候群とは加齢に伴う諸臓器/器官の機能低下によって生じる様々な症状/徴候です。その原因は多岐に渡り、治療介入が難しいことが問題にあげられます。さらに高齢者ならではのアドヒアランスの問題もあり、通常の薬剤治療の導入が難しく、多職種による非薬物療法のより重要となります。私達も実際に臨床現場で遭遇する治療の難しい状況をどのように解決し、効果的な治療を行うかを紹介いただきます。

シンポジウム26 6月4日(土) 8:00~ 第1会場
『進化する高齢者リハビリテーション医療の最前線』
リハビリテーションは高齢者において、不可欠な医療で、日々、進歩しており、新たな知見が集積しています。本シンポジウムを通して、脳梗塞後、嚥下障害、心血管疾患、COPDに対するリハビリテーションやロボットを活用したリハビリテーションなど、幅広く最新の知見が得られる構成となっております。

シンポジウム27 6月4日(土) 8:00~ 第2会場
『住居環境整備から進めるフレイル予防と地域医療』
高齢者医療の進歩は日進月歩ですが、高齢者の健康やQOLの向上を推進するには人生の半分以上を過ごす居住環境の整備も大きな課題と言えます。フレイルや要介護状態の予防、また、それらを見据えた高齢者にとって住み良い居住環境とはどのようなものか、AIやICTの活用を含めた最先端の知見をご紹介いただきます。

シンポジウム28 6月4日(土) 8:00~ 第3会場
『高齢者の頭痛性疾患 Update』
高齢者医療において頭痛は頻度の高い症状です。本シンポジウムでは、高齢者で頻度の高い片頭痛など一次性頭痛、注意を要する脳血管障害などによる二次性頭痛の臨床や治療について最近の知見や考え方について、わが国のトップエキスパートにご講演いただきます。明日からの頭痛診療に大いに役立つ内容です!

シンポジウム29 6月4日(土) 8:00~ 第4会場
『認知症予防の社会実装を考える』
現在の医療では、認知症に対する薬物療法、非薬物療法ともに限界があるのが現状で、認知症発症を予防できる効果的な方法の検討及びその社会実装が医療経済的にも不可欠です。本シンポジウムでは認知症予防に対する介入研究成果及びその社会実装の試みについてご紹介いただくことで、認知症治療の開発と双璧をなす予防の重要性をよりご理解いただけるものと思います。

シンポジウム30 6月4日(土) 12:40~ 第1会場
『第2期老年医学推進5か年計画に向けて(1)推進状況と未来への課題』
2018年に老年医学会にて「健康長寿達成を支える老年医学推進5か年計画」が策定され、その5つの柱である①老年医学・高齢者医療、②高齢者の定義、③フレイル予防・対策、④認知症、⑤基礎老化研究について、その進捗と今後の展望について解説いただきます。本学会の担う社会的に重要な役割をご理解いただけると思います。

シンポジウム31 6月4日(土) 12:40~ 第3会場
『認知症治療法の最前線』
認知症に対する疾患修飾薬を含む薬剤開発は難航していますが、その研究は様々な側面からのアプローチにより確実に進歩しています。本シンポジウムでは、遺伝性認知症に着眼した薬物療法、BPSDの治療・予防、マルチドメイン介入、deep learningを用いた認知機能障害リスク推定など未来の認知症医療に繋がる最先端研究をご紹介いただきます。

シンポジウム32 6月4日(土) 12:40~ 第4会場
『高齢者オンライン診療の課題と未来』
新型コロナウイルスの流行がきっかけで皮肉にも我が国ではオンライン診療が大きく前進しましたが、そこには大きな課題もあります。本シンポジウムでは高齢者におけるオンライン診療についての利点、欠点、課題、未来像などについて地域医療、企業、行政の視点から最新の知見を解説いただきます。



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